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8/7【新日本】両者脱落でも大熱闘 オーエンズが石井真っ向撃破で名誉の2勝目

『G1 CLIMAX 32』エディオンアリーナ大阪(2022年8月7日)
Bブロック公式戦 ○チェーズ・オーエンズvs石井智宏×

 両者脱落の状況で迎えたG1・Bブロック公式戦で、オーエンズが石井と大熱闘を展開。名誉の2勝目をつかんだ。

 ともに1勝3敗で迎えたBブロック公式戦。ジェイ・ホワイトが無傷の4連勝で独走しており、すでに両者脱落が決まっているなかでの一戦となったが、のっけから真っ向勝負の様相となった。

 オーエンズが巧みな立ち回りで流れをつかめば、石井も強烈なバックドロップでぶん投げて譲らない。ならばとオーエンズも、場外鉄柵めがけてサンセットフリップ式パワーボムを繰り出し、強烈な一撃に思わず場内からは悲鳴が上がった。

 屈さぬタフガイ石井も、続くCトリガーはブロック。し烈な読み合いを投げ捨てジャーマンで制して反撃に出ると、雪崩式ブレーンバスターで豪快に投げつけた。

 屈さぬオーエンズも打撃戦に持ち込んで真っ向勝負にこだわる。カウンターのCトリガーから、得意のリストクラッチ式ラリアット、読み合いでも強烈エルボーを叩き込み、石井ばりのワンツーエルボー乱打で前進しまくった。

 石井も仁王立ちでバックに回ってドラゴンスープレックスを放ったものの、オーエンズもすぐさま立ち上がってトラースキックで逆襲。ならばと石井もパッケージドライバーを踏ん張るや、ノーハンドの頭突きをオーエンズの顔面にめり込ませる。

 それでもオーエンズはカウンターのCトリガーを放ったものの、石井もカウンターのラリアットをクリーンヒット。オーエンズもカウント1でキックアウトして場内も熱を帯びたが、石井が再びカウンターのラリアットをぶち込んで押し切りにかかった。

 だが、オーエンズはなおもスライディングラリアットと延髄斬りをめぐる意地の張り合いに持ち込むや、リズムを崩す逆さ押さえ込みでニアフォールまで持ち込み、立て続けにCトリガーをズバリ。石井もパッケージドライバーはやはり踏ん張ってジャンピングハイキックを放ったものの、崩れないオーエンズは再びCトリガーを叩き込むと、ついにパッケージドライバーで突き刺し、熱闘を制する3カウントを奪ってみせた。

 終わってみれば、消化試合とは真逆の大熱闘に。石井真っ向撃破の勲章獲得で、名誉の2勝目をつかんだオーエンズは「これは全部ネット上のアンチの声だ。『なんてこった、チェーズ・オーエンズがトモヒロ・イシイを倒しちゃったよ! なんでニュージャパンはあんな試合を組んだんだ!?』。俺が世界一のレスラーの1人だってことに、ニュージャパンが気づいたんだよ。ニュージャパン・プロレスリングに上がっている選手は全員が世界のトップレベルだ。だから、俺が試合の8割負けたって、誰が気にするって言うんだ!? だって、お前らバカどものほとんどが1年間に稼ぐよりも多くのカネを、俺は1ヶ月で稼いでんだ!」と“低評価"の声への反骨心を爆発させた。


【オーエンズの話】「聞いてるか!? 聞け! 聞いてるか!? これは全部ネット上のアンチの声だ。(※茶化したように)『なんてこった、チェーズ・オーエンズがトモヒロ・イシイを倒しちゃったよ! なんでニュージャパンはあんな試合を組んだんだ!?』。俺が世界一のレスラーの1人だってことに、ニュージャパンが気づいたんだよ。ニュージャパン・プロレスリングに上がっている選手は全員が世界のトップレベルだ。だから、俺が試合の8割負けたって、誰が気にするって言うんだ!? だって、お前らバカどものほとんどが1年間に稼ぐよりも多くのカネを、俺は1ヶ月で稼いでんだ! そして、俺を止められるものなど何もない! 今日の試合でイシイが俺を止められなかったようにな。クリス・チャールトン(英語実況解説者)、俺にはプライドがないって言うのか!? 俺は今日の試合でプライドを見せつけたぜ!」

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