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8/7【全日本】ジェイクが3年ぶりVへ好発進 綾部との長身対決制す

『第9回王道トーナメント』東京・後楽園ホール(2022年8月7日)
1回戦 ○ジェイク・リーvs綾部蓮×

 ジェイクが綾部との長身対決を制して王道トーナメント1回戦を突破。3年ぶりの優勝に向けて好発進を遂げた。

 2019年以来、2度目の優勝を狙うジェイクが、1回戦でJUST TAP OUTの綾部と対戦した。ジェイクは192cm、綾部は200cm。日本プロレス界屈指の高身長対決となった。

 綾部は左手を高々と掲げて、ジェイクに組まさせずに挑発。怒ったジェイクはコーナーに上がった綾部をフロントハイキックで場外に蹴落とすと、脇腹攻めで序盤戦をリードする。

 苦しんだ綾部だったが、フェイスクラッシャーを皮切りに、ランニングネックブリーカードロップ、ブレーンバスターとダイナミックな大技で反撃。しつこくフルネルソンで絞め上げてジェイクを苦しめた。ジェイクも立て直しを図るが、コーナーに上がった瞬間、綾部はお返しとばかりにドロップキックで場外に蹴落とす。エプロンから捨て身の場外ドロップキックを敢行すると、ミサイルキックも発射した。

 チャンスを迎えた綾部は「ジェイクさんに決めたら確実にスリーを獲れる自信がある」と豪語していたツームストンパイルドライバーの体勢に。しかし、ジェイクは切り返すと、バックドロップで逆転。投げ捨てジャーマン、ジャイアントキリングと一転して猛攻に。綾部も必死に肩を上げたものの、最後は後頭部へのジャイアントキリングからD4Cで突き刺してジェイクが3カウントをもぎ取った。

 ジェイクが綾部を下し、3年ぶりVに向けて好発進。「ガムシャラに勝ちにいくっていう姿勢は凄い伝わりましたよ。これからなんじゃないか? ああいう選手は」と綾部を評価したジェイクは、「もう1回やってもいいし、今度は組んでもいい。俺が培ってきたものを自分のものにしたいんだったら、アクションを起こしてみろ。俺じゃなくてもいいさ。もっともっとアクションを起こせ」とアドバイスを送っていた。トーナメント2回戦は8・16保土ヶ谷大会。青柳亮生を破った大日本の野村卓矢と対戦する。

 一方、綾部は「ジェイク・リーに自分の全てをぶつけましたよ。それでも負けました。全日本プロレスのトップ選手のレベルというのをこれでもかと痛感させられた試合になりました」と敗戦の弁。完敗を認めつつも、「でも、こんなところで諦める自分じゃないんでね。今日の負けは今日の負けで受け止めて、前を向くのみ。得るものもメチャメチャ大きい。初めてこういう王道トーナメントとか、そういう大きいものに出させてもらって、デカい経験にはなりました」と前向きに捉え、来年の王道トーナメント出場を早くも見据えていた。

【ジェイクの話】「言ったろ? 彼はまだ武器にしてないもの、長所があるよ、長所。けど、ガムシャラに勝ちにいくっていう姿勢は凄い伝わりましたよ。これからなんじゃないか? ああいう選手は。俺はそう思うよ。綾部蓮、もう1回やってもいいし、今度は組んでもいい。俺が培ってきたものを自分のものにしたいんだったら、アクションを起こしてみろ。俺じゃなくてもいいさ。もっともっとアクションを起こせ。とりあえず今日は俺の勝ちだ」

【綾部の話】「ジェイク・リーに自分の全てをぶつけましたよ。それでも負けました。全日本プロレスのトップ選手のレベルというのをこれでもかと痛感させられた試合になりました。でも、こんなところで諦める自分じゃないんでね。今日の負けは今日の負けで受け止めて、前を向くのみ。得るものもメチャメチャ大きい。初めてこういう王道トーナメントとか、そういう大きいものに出させてもらって、デカい経験にはなりました。ただ、来年以降とか、また出るつもりで自分はいるんで。その時はもっと結果を必ず残します」

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