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8/7【全日本】大日本・野村が亮生を熱戦突破 2回戦で「大きなヤマ場」ジェイクと激突

『第9回王道トーナメント』東京・後楽園ホール(2022年8月7日)
1回戦 ○野村卓矢vs青柳亮生×

 大日本・野村が熱戦の末に亮生を破って王道トーナメント1回戦を突破。続く2回戦のジェイク戦を「大きなヤマ場」と定め、「勝てばその勢いで一気に優勝します」と宣言した。

 王道トーナメント初出場となった野村。過去に苦杯をなめている宮原を決勝で破っての優勝を飾り、三冠王者・諏訪魔への挑戦を見据えている。1回戦となったこの日、進境著しい亮生と対決。階級の違いを超越した熱戦を繰り広げた。

 スピードを駆使する亮生を拷問コブラで捕らえた野村はグラウンドに持ち込んで着実に消耗させた。亮生もハンドスプリングレッグラリアット、コーナーからのケブラーダで反撃。エルボー合戦で真っ向から渡り合い、トラースキックを連発したが、キリモミ式ジャンピングハイキックは野村がキャッチ。そのまま裏アキレス腱固めで捕らえ、ジャーマンでぶん投げた。

 ここから亮生が粘り腰を発揮。キリモミ式ジャンピングハイキック、ロコモーション式フィッシャーマンスープレックスで巻き返しに出た。トラースキック、ムーンサルトとたたみかけたが、ファイアーバードは野村が自爆させてランニングローキックで蹴り飛ばした。亮生も変型マヒストラルで丸め込んで食らいついたが、野村は強烈なカウンターラリアットで返り討ち。フルスイングのビンタで棒立ちにさせると、ドラゴンスープレックスホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 野村が熱戦の末に亮生を破って1回戦を突破した。「評価を聞いてる限りは天才」、「全日本ジュニアのトップ」と亮生を評した野村は「勝因はプロレスへの愛ですかね。僕のほうがまだ上だったと。でも、全然気を抜けない」と自ら薄氷勝利を強調した。

 これで8・16保土ヶ谷大会での2回戦に進出。相手はこの日、綾部を破ったジェイクに決まった。2020年の大日本・一騎当千公式戦以来の再戦で野村は前回敗戦。だからこそ「大きなヤマ場」と設定し、「勝てばその勢いで一気に優勝します」とジェイクへのリベンジで波に乗る構えをみせていた。

【野村の話】「まあ、なんとか勝てたって感じですね。彼はたぶん評価を聞いてる限りは天才だと思うんで。今日勝てた勝因はプロレスへの愛ですかね。僕のほうがまだ上だったと。でも、全然気を抜けない、全日本の大きさでジュニアなのかな? そのトップだと思います。次、ジェイク。何年か前に一騎当千でシングルやって、普通に負けちゃってるんで。ジェイク・リーというのが大きなヤマ場になると思っているんで、勝てばその勢いで一気に優勝します」

【亮生の話】「クソ! 全日本のヘビー級に負けたわけじゃない。大日本からのお客様にしっかり3カウント取られました。この事実を認めて、また頑張ります。ああ、クソ」

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