8/13【NOAH】拳王が開幕2連勝で“同時制覇”へ進撃 望月を熱闘撃破
『N-1 VICTORY 2022』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2022年8月13日)
Aブロック公式戦 ○拳王vs望月成晃×
GHCヘビー級王者・拳王が熱闘の末に望月に快勝。開幕2連勝で“GHC&N-1同時制覇"へ進撃の度を深めた。
拳王(1勝)と望月(1敗)が2戦目で対決。昨年のN-1公式戦、11月のGHCナショナル王座戦と拳王が2連勝中だったが、優勢に立ったのは望月だった。
序盤からボディ攻めでフィニッシュへの布石を打つと、白熱のミドルキック合戦も展開。拳王が蹴り勝ってPFSを狙ったものの、望月もボディへの正拳突きで空中撃墜するや、一角蹴り、ランニングミドルキックでボディに追い打ちをかけた。
続くツイスターを踏ん張られ、逆に高速のドラゴンスープレックスで投げ捨てられても、水面蹴りと掌打をめぐる高速の読み合いで競り勝って譲らず。さらに両者は走り込んでの掌打を交錯させたが、崩れない望月がドラゴンスープレックスで固めて3カウントを迫った。
だが、拳王も肩を上げる。逆に望月の追撃を避けてコーナーに自爆させるや、ドラゴンスープレックスの構え。そのままバックの奪い合いに発展したが、スピーディに拳王が投げきって固め、一気に3カウントまでつなげてみせた。
GHC王者らしく、またもや熱闘の末に望月を撃破。明確に見据える「史上初の“GHCヘビー&N-1同時制覇"→防衛戦に武藤敬司指名」の野望に向けて進撃の度を深めた拳王は、あす(14日)広島大会での田中将斗で無傷の3連勝を目指す。
一方で望月は痛恨の開幕連敗。とはいえ「このメンバーなら全勝はいないって言ったけど、このメンバーなら1敗もいないよ。たぶん2敗で並ぶよ。ここからの逆襲楽しみにしとけよ。いいか!? 優勝ラインは5勝2敗……いや! 4勝2敗1分けだ!」と生々しくも現実的な予想を披露しながら前を向いた。
【拳王の話】「ヨッシャー。これで開幕から2連勝だ。なんだ、おい? プロレス界の悪しき伝統みたいになってるチャンピオンはリーグ戦優勝しない。そんなもんな、クソ食らえだ。おい、俺がこのプロレス界全てを変えてやるんだ。GHCヘビー級チャンピオンがこのプロレス界全てを変えてやるからな。そして、N-1優勝したら、このベルトの挑戦者は武藤敬司だ!」
【望月の話】「開幕2連敗か、おい。 でもな、2連敗したからって優勝できないって決まり、どこにあんだ、コノヤロー。まだまだだよ、初日負けた時、このメンバーなら全勝はいないって言ったけど、このメンバーなら1敗もいないよ。たぶん2敗で並ぶよ。そこを虎視眈々と狙って。明日は潮崎か。きついなって言いたいところだけど、きついヤツしかいないからよ。まあ、いいよ。ここからの逆襲楽しみにしとけよ。いいか!? 優勝ラインは5勝2敗……いや! 4勝2敗1分けだ!」