8/14【全日本】宮原が怪物・サイラスに逆転勝利で準決勝進出 永田に通告「8月20日が夏の思い出のラスト」

『第9回王道トーナメント』東京・新木場1stRING(2022年8月14日)


　宮原が怪物・サイラスに逆転勝利を収め、王道トーナメント準決勝に進出。4年ぶり2度目の優勝へ向けて前進し、準決勝の相手・永田に「8月20日があなたの夏の思い出のラスト」と通告した。

　2018年覇者・宮原は1回戦でTARUに快勝。VM勧誘問題に終止符を打ち、この日、2回戦を迎えた。相手は新外国人・サイラス。1回戦で石川をムーンサルトプレスで破るインパクトを残したばかりだ。164キロの怪物に最高男は苦闘を余儀なくされた。

　序盤、エプロンからのブラックアウトを仕掛けたが、キャッチしたサイラスにパワーボム状態で鉄柱に叩きつけられ、エプロンへのパワーボムも敢行されてしまう。大ダメージを負った宮原はかろうじてリングに戻ったものの、ロープ越しのサマーソルトドロップを被弾。ダイビングヘッドバットを自爆させて反撃に移っても、ジャーマンは投げられず。キャノンボール、旋回式スクラップバスター、チョークスラムの猛攻で追い込まれた。

　そしてサイラスはリバーススプラッシュ式セントーンも落としてたたみかけたが、リバーススプラッシュは宮原が寸でのところで回避。ブラックアウトをぶち込むと、電光石火のジャックナイフで丸め込んで3カウントを奪った。

　宮原が大苦戦の末にサイラスに逆転勝利を収め、2回戦を突破した。優勝まであと2試合と迫った最高男は「次はどっちだ? 永田裕志か!? 芦野祥太郎か!? どっちが来る?」と吠え、「俺のこの王道トーナメントに対する優勝の決意は誰もはぎとることはできねぇだろう」と断言した。

　準決勝の相手はメインで芦野を破った新日本・永田に決まった。さっそく宮原はメイン後、田村とともにナガダンスを踊る永田の前に現れ、「NTVスポーツテーマ」を背に“最高ダンス"を踊って対抗。「あなたの夏の思い出に最高の男をプレゼントしましょう。8月20日があなたの夏の思い出のラストです」と通告してみせた。

【宮原の話】「しゃあ。つかんだぞ。つかんだぞ! 次はどっちだ? 永田裕志か!? 芦野祥太郎か!? どっちが来る? 俺のこの王道トーナメントに対する優勝の決意は誰もはぎとることはできねぇだろう。永田、芦野。さぁ、どっちだ?」