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8/16【全日本】野村が大森に「恩返し」の勝利 準決勝へ「ジェイクお前を倒したい」

『第9回王道トーナメント』神奈川・横浜市保土ヶ谷公会堂(2022年8月16日)
2回戦 ○野村直矢vs大森隆男×

 野村が全日本時代の先輩・大森を粉砕して王道トーナメント準決勝に進出。相手がジェイクに決まり、本人の眼前で「お前を倒したい」と言い切った。

 6月から古巣・全日本に参戦している野村が王道トーナメントに3年ぶりに出場。1回戦で元盟友の青柳を熱戦の末に破り、この日の2回戦にコマを進めた。相手は1回戦で世界タッグ王者・本田を破った大森。かつてアジアタッグ王座を巡って激闘を繰り広げた両者が準決勝の切符をかけて激突した。

 年齢、キャリアの差はあるものの両者はそれを超越した意地の攻防を繰り広げた。開始早々、野村がスピアーで先制し、アックスボンバー封じの右腕攻めを展開。しのいだ大森はバックドロップ、ダイビングエルボードロップ、フルネルソンバスターの猛反撃に出たが、野村もV1アームロックで絞め上げて再び右腕攻めに出た。

 これを耐えた大森がベテランの意地を見せつける。ジャーマンで投げられた次の瞬間、アックスボンバーを叩き込み、追尾式ジャンピングエルボーを食らっても、追尾式アックスボンバーで応戦。アックスギロチンドライバーで攻め込んだ。が、続くアックスボンバーを野村が脇固めで捕まえ、カタキトル(変型アームロック)に移行して大森をギブアップさせた。

 野村がかつての先輩・大森を破って準決勝進出を決めた。「凄く尊敬してる大好きな先輩で、今日、王道トーナメントというこの大きな舞台でシングルマッチ戦えたこと本当にうれしいです。そして勝った。大森さんに恩返しできましたよ」と喜びを表現し、「大森さん、またやりましょう」と呼びかけた。

 8・20後楽園大会の準決勝の相手はメインで大日本・野村を破ったジェイクに決定。かつて世界タッグ王者に君臨し、陣で共闘した元パートナーと対決することになった。さっそく野村はメイン後、ジェイクの前に現れ、「準決勝お前が上がってきてくれてうれしいよ。俺は全日本に呼ばれたから来たけど、今はお前を倒したい。お前を倒して必ず俺が全日本プロレスの頂点に立ってやるよ。覚悟しとけ」と通告した。

 「いろんな思い出あるけど、今はそんなことどうでもいい。今ジェイク・リーという男をぶっ倒したい。それだけ」と言い切った野村が王道トーナメント初Vへあと一つと迫った。

【野村の話】「2回戦、大森さん。僕は大森さんのこと凄く尊敬してる大好きな先輩で、今日、王道トーナメントというこの大きな舞台でシングルマッチ戦えたこと本当にうれしいです。そして勝った。大森さんに恩返しできましたよ。大森さん、またやりましょう。次、まだわかんねぇけど、誰が相手でもいいよ。俺が必ず全日本の頂点立ってみせるよ」

【大森の話】「クソ! 俺の王道トーナメントはここで断ち切られたかもしれん。だけど、大森隆男のワイル道は永遠に突き進むぞ。今日の負けぐらいでへこたれてたまるかってんだよ!」

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