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8/17【NOAH】拳王がN-1仙台メインで「大好き」絶叫 潮崎撃破でA単独首位

『N-1 VICTORY 2022』仙台サンプラザホール(2022年8月17日)
Aブロック公式戦 ○拳王vs潮崎豪×

 N-1仙台大会のメインに据えられたAブロック公式戦で、GHCヘビー級王者・拳王が激闘の末に潮崎を撃破。縁深い東北の地で「大好きだ!」と絶叫しつつ、3勝目でブロック単独首位に立った。

 グローバル・リーグ戦優勝決定戦、60分フルタイムドローとなったGHCヘビー×GHCナショナルW王座戦などで激闘をつむいできた「拳王vs潮崎」が、ともに2勝1敗で迎えたN-1・4戦目で実現。逆水平の鉄柱誤爆を皮切りに拳王が腕攻めに出れば、潮崎もヒザへの逆水平を連発するなどして足攻めで巻き返し、互いの生命線を狙い合うシーソーゲームとなった。

 中盤に入ると逆水平とこん身の右ミドルキックを打ち合う壮絶な意地の張り合いに。ジャーマン合戦、左ラリアット-輪廻の打ち合い…と激闘の度を深め、拳王はアンクルホールドからホイップしての顔面蹴りもヒットさせたものの、続くPFSは避けられて不時着し、逆に自らのヒザにダメージを負った。

 そこへ潮崎が猛ラッシュ。ヒザへの低空ラリアットをぶち込むや、徹底した変型テキサスクローバーホールドで追い込む。逃れられてもゴーフラッシャーやリミットブレイクを次々に決め、豪腕ラリアットで勝負あったかと思われた。

 だが、拳王は3カウントぎりぎりでキックアウト。逆に2発目の豪腕ラリアットを避けて胴締めスリーパーで絡みつくや、潮崎から力が抜けたところでPFSを投下し、完璧な3カウントまでつなげてみせた。

 重厚な一戦を制して堂々の勝ち名乗りを受けた拳王は、マイクを握ると「N-1 VICTORY、今日ここ仙台で半分が過ぎた。俺は今日、あの強い潮崎豪を倒して、3勝1敗だ。N-1史上初、GHCヘビー級チャンピオンが優勝するのも見えてきたよな!? 俺はN-1必ず優勝する。そして仙台のクソヤローども、温かい拍手どうもありがとな!」と改めて宣言しながら感謝。みちのくプロレス出身だけに、縁深い東北の地で「俺は仙台のクソヤローどもが大好きだ!!」と絶叫すると、「大好きなお前らクソヤローどもに約束する。俺がN-1優勝してまたここ仙台に帰ってくるから、それまで楽しみにしといてくれ。そして最後にいいか。大好きな仙台のクソヤローども、これからはGHCヘビー級チャンピオン、N-1 VICTORY優勝者の拳王、俺に………ついてこいっ!」と締めくくってみせた。

 値千金の1勝でN-1・3勝目を上げ、Aブロック単独首位に。杜の都で“GHCヘビー&N-1同時制覇"へ一層加速した拳王は、続く8・19後楽園大会で鈴木秀樹と激突する。


【拳王の話】「潮崎豪…そりゃ強いよ。でも、そんな強い相手を6人倒さないと優勝なんて見えてこないだろ? 1敗はしたよ。でもな、俺はGHCヘビー級チャンピオンとして初めて優勝する。チャンピオンがリーグ戦勝てないなんていうプロレス界のジンクス…ナメんじゃねえぞ! 俺が変えてやるよ! 俺がプロレス界のジンクス変えてやる。俺がN-1 VICTORY変えてやる。俺がノアを変えてやる。今日、強い潮崎豪に勝てた理由…俺は仙台のクソヤローどもが大好きだぁああああ!!」

【潮崎の話】「ハァハァ…もう…もう負けねえよ!」

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