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8/17【新日本】KUSHIDAが王者・石森と1ヵ月ぶり火花 「どんな手を使ってでも挑戦を認めざるを得ない状況に」

『G1 CLIMAX 32』東京・日本武道館(2022年8月17日)
○矢野通&棚橋弘至&デビッド・フィンレー&KUSHIDAvsジェイ・ホワイト&カール・アンダーソン&石森太二&ドク・ギャローズ×

 KUSHIDAがIWGPジュニア王者・石森と1ヵ月ぶりに火花。「挑戦を認めざるを得ない状況に何としてでも、どんな手を使ってでも持っていきます」と宣言した。

 KUSHIDAが7・5後楽園大会以来、1ヵ月ぶりに参戦。棚橋&矢野&フィンレーと組んで、IWGP世界王者・ジェイ&アンダーソン&ギャローズと組んだIWGPジュニア王者・石森と激突した。

 まずはフィンレーとアンダーソンがエルボースマッシュ合戦で火花。棚橋はダイビングボディアタックで飛びついたが、アンダーソンのスパインバスターに止められてしまう。ギャローズがボディブロー連打を浴びせ、ジェイはスリーパーで絞め上げて消耗させた。

 棚橋がツイスト&シャウトで突破口を開くと、KUSHIDAと石森が対峙した。ランニングエルボーを連発したKUSHIDAがヒップトスからの低空ドロップキックで攻め立て、バズソーキックが空を切ってもアームロックで絞め上げる。逃れた石森のブラディークロスを食い止めたが、ハンドスプリングレッグラリアットを被弾した。

 終盤、矢野が逃げ腰ながらもギャローズに立ち向かう。アンダーソンがギャローズに加勢し、バックドロップとネックブリーカードロップの合体技を敢行。マジックキラーは棚橋が飛び込んで食い止め、矢野とともにアンダーソンとギャローズを正面衝突させると、矢野がローブローからのスクールボーイでギャローズを丸め込んで3カウントを奪った。

 試合後、KUSHIDAは改めてIWGPジュニアに色気をみせた。7月に3年半ぶりの新日本復帰を果たすと同時にベルト挑戦を表明し、王者・石森は査定を宣言。この日、1ヵ月ぶりに対戦し、その査定が再開された形で、KUSHIDAにとっては「願ったり叶ったり」。「石森太二チャンピオン様の査定、挑戦を認めざるを得ない状況に何としてでも、どんな手を使ってでも持っていきます!」と誓ってみせた。

【棚橋の話】「ジェイが口調を荒げてコメントしているのが聞こえてきたけども、このG1を終えて俺はそこまで口調を荒げて『悔しかった!』っていう気持ちにならないのは、やっぱり結果もそうだし、内容もまだ納得いってないってことだと思う。だからこそ、もう来年のG1の話をするけども、しっかりコンディションを整えて、もう一回G1に選ばれる。まずそこをクリアできるように、しっかりやっていきます。気持ちも落ちてないけど、(腹のあたりをさすって)体脂肪も落ちてないと」

【矢野の話】「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ギャローズさん、ごめんなさい! 悪気はないんです、悪気はないの! 悪気はないの! あなたの頭が悪いだけなの!」

【フィンレーの話】「(イスに座り、シレイリを持って)正直、今日はあまり機嫌がよくない。もちろん1試合1試合が大切なのは分かっている。でも今日、俺はメインで内藤と戦いたかった。そして明日はタマ・トンガとオカダの勝者と決勝で戦いたかった。だからこそ今、俺は落胆している。唯一の希望、それはウィル・オスプレイだ。ウィル、頼むからお前は2試合勝って、G1のチャンピオンになってくれ。そしたらお前の持つタイトルへの最初の挑戦者は俺だ。ベルトだけじゃない、俺は権利証のブリーフケースがほしいんだ。記者会見で言ったことはウソじゃない。俺は東京ドームで試合がしたいんだ。今こそ輝く時、今年こそが俺の年だと言ったが、それはウソじゃない。ウィル、頑張れよ。頼りにしてるぞ」

【KUSHIDAの話】「1ヵ月転戦して、新日本プロレスに戻ってきました。日本武道館、4年ぶり。幸いまだ石森チャンピオンの査定が続いているということで願ったり叶ったり。まさかアレックス・シェリーのボーダーシティストレッチと、石森太二のBone Lockが同型だとは。とにもかくにも石森太二チャンピオン様の査定、挑戦を認めざるを得ない状況に何としてでも、どんな手を使ってでも持っていきます!」


【ジェイの話】「(声を荒らげて)これ以上何を俺から取り上げれば気が済むんだ? 昨日の試合も覚えてるだろ! いったい何が行われているんだ? 俺が輝くべき時が奪われ、タマ・トンガが最高の時を迎えているらしいが、俺こそがこの世に存在する中で最高のプロレスラーなんだ! タマは今、最高の気分なのかもしれないが、何とでも言えばいい! グレート・モーメントなのか? 好きに言えばいい! そして俺に何をしろと言うんだ? あ、あれをやればいいのか? (いきなり静かな口調になって)ウェルカム・トゥ・“ジェイ"ズ・ショウ! 何言えばいいの? スポンサーを紹介すればいいの? アホか! これは俺のマネージャーと進行役がいないと成り立たないものだからな! 明日、仕切り直しだ!」

【石森の話】「久しぶりにやったな。1ヵ月半ぶりぐらいか。先月からKUSHIDAを査定してっけど、単純に面白いな。でも、それとタイトルマッチをやるのは別だからな! もうちょっと大きなきっかけを作ってくれよ。これ(タイトルマッチ)をやるためのな、KUSHIDA君よぉ。もうちょい、もうちょい査定するから。ハハハハハ!」

【ギャローズの話】「(下腹部を押さえながら)クソ! 矢野のクソ野郎! 俺のタマ、どうしてくれるんだよ! 俺の顔もこんなに腫れ上がってるだろ! よく見ろ! 分かるか! 次会ったらお前を粉々に引き裂いてやるからな!」

※アンダーソンは横で「イタイ!」などと日本語でつぶやく

プロ格 情報局