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8/19【NOAH】望月が歓喜の田中撃破 大熱闘“鉄人対決"制して5戦目で意地の初日

『N-1 VICTORY 2022』後楽園ホール(2022年8月19日)
Aブロック公式戦 ○望月成晃vs田中将斗×

 開幕からまさかの4連敗中だった望月が、田中との“鉄人対決"で大熱闘。5戦目にして値千金のN-1初勝利をつかんだ。

 プロレス界の熱闘請負人の呼び声も高い二人の鉄人。2007年のZERO1天下一ジュニア決勝戦でも激突したこともある両雄だが、ノアではおもに共闘し、今年元旦の日本武道館大会では組んでGHCタッグ王座に挑戦していた。

 田中2勝1敗、望月4連敗で迎えたN-1公式戦で久々の一騎打ち。序盤から攻守が目まぐるしく入れ替わる、ノンストップな熱い読み合いが続く。

 先に決定機を作ったのは田中。望月の三角蹴りをエルボーで迎撃すると、雪崩式のブレーンバスターからロコモーションで変化する垂直落下式ブレーンバスターを繰り出した。

 負けじと望月も最強ハイキック、上段後ろ回し蹴り、バズソーキックの強烈コンボで猛逆襲。さらにはレガースをまくりあげてのバズソーキックを狙った。

 避けた田中もヒザ裏エルボーからの腕ひっぱり式ショートレンジ・スライディングDを発射。スーパーフライを投下してからスライディングDでトドメを狙う。

 だが、望月はこれを寝たままの顔面蹴りで迎撃。続けざまに回転エビ固めで泥臭く丸め込み、3カウントをつかんでみせた。

 さすがの大熱闘を制して5戦目にしてN-1初白星を上げた望月は、田中に最敬礼してから歓喜のガッツポーズ。「4連敗でとことん落ち込んでたわけではないけど、やっぱり今日の1勝はとてつもなく大きいというか。今までの4敗分が今日全部返ってきたようなね。今日、初めて得点2が入りましたけど、田中将斗に勝ったんだ。いいか、今日の俺の勝ち点は5だからな」とまさに“値千金の勝利"を強調した。

【望月の話】「(コメントスペースに座り込んで)やった。やったよ。まあね、別に4連敗でとことん落ち込んでたわけではないけど、やっぱり今日の1勝はとてつもなく大きいというか。今までの4敗分が今日全部返ってきたようなね。今日、初めて得点2が入りましたけど、田中将斗に勝ったんだ。いいか、今日の俺の勝ち点は5だからな。見とけよ。あと、岡田欣也。お先」

【田中の話】「勝ちパターンを崩されたっていうのが一番悔しいし、本当に今日取るか取らへんかで、今後有利に進むか厳しくなるか。その大事な一戦で取れなかったのは凄い悔しい。でも、さすがモッチー。いやもうアッパレしか言いようがない。悔しいけど。まだ2敗。今はイーブンかもしれへんけど、今1敗のヤツがもう1回負ければまだわからんし。俺が明日もその次もその次も勝ちゃいいことだから。この俺の右腕信じてますから」

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