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8/19【新日本】G1連覇から一夜 オカダが権利証争奪戦の廃止と2023年1・4ドームでのIWGP挑戦をアピール ジョナとのリマッチも熱望

 『G1 CLIMAX 32』で2年連続4度目の優勝を飾ったオカダ・カズチカが一夜明けた19日、オンライン会見に登場。挑戦権利証争奪マッチの廃止とG1で唯一敗れたジョナとの再戦を訴えたレインメーカーは、2023年1・4東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座挑戦を希望し、同大会の超満員を改めて誓った。

 前夜の8・18日本武道館大会における優勝戦でオカダがウィル・オスプレイを破って2年連続4度目のG1優勝を果たした。連覇達成は蝶野正洋、天山広吉、飯伏幸太に続く史上4人目。「昨日の対戦相手オスプレイもそうですし、G1 CLIMAXに参加した選手、支えてくれた社員の方たちもそうですし、応援してくれたファンの皆さん。本当に皆さんに感謝しかない」と改めて強調したオカダは「最後の3連戦がきつかったですね。体力もそうなんですけど、精神的にも凄くつらくてですね、3日連続でシングルってのは結構くるもんだなと思いました」と過酷な夏を振り返った。

 「下半期もしっかりとG1 CLIMAX 32覇者として盛り上げていきたいと思います」と誓うオカダはそのための青写真も出来上がっている。ここ数年はG1覇者が1・4ドーム大会での挑戦権利証を保持。ドーム前までに権利証争奪マッチが行われるのが通例となってきた。

 「このG1の価値もしっかりともう一度、新日本プロレスに考えてもらいたい」「G1 CLIMAXの価値というのを僕は上げたいなと思いまして。その価値を上げるという意味では権利証の価値も上げなきゃダメ」。そう改めて強調したオカダは権利証の即時行使を宣言。「G1 CLIMAX、これだけの熱い戦いをしたんだから、これだけ盛り上げたんだから、G1 CLIMAXのチャンピオンが東京ドームのメインイベントがふさわしいでしょうと思ってもらえたんであれば、そのように東京ドームでチャレンジさせていただきたい」と2023年ドームでの挑戦決定を求めた。

 オカダの考えはG1の価値を尊重するために権利証争奪マッチを廃止すべきというものだ。仮に権利証への挑戦を要求する選手が現れたとしても、「その権利があるのがおかしな話で、すぐ挑戦が決定ですから。その時のチャンピオンと決定ですから。僕に言うんじゃなくてベルトの方に言ってくれよというような感じ」と拒むつもり。一方でG1で唯一、黒星を喫したジョナへの雪辱を見据えており、「その権利をかけて戦うのはもちろんないですし、スペシャルシングルマッチなのかわからないですけど、借りを返す機会をいただきたい」と再戦を熱望した。

 「G1 CLIMAX覇者としてIWGPチャンピオンとは違う盛り上げ方ができると思いますし、挑戦が東京ドームになるのであれば、下半期はいろいろな戦いができると思いますので、そこはしっかりとG1 CLIMAXチャンピオンとして盛り上げていきたい」と誓ったオカダが目指すは自身のIWGP世界王座挑戦の舞台に描く1・4ドーム大会の超満員。「IWGP世界ヘビー級チャンピオンが僕の活躍を見て、切磋琢磨して東京ドームに向かって盛り上がっていって、東京ドーム2023年は超満員にしたい」とその過程で機運を高めて現実のものとするつもりだ。

 G1連覇達成と時を同じくして、三森すずこ夫人との間に第一子となる男の子が誕生した。G1終了と同時に新日本から育休を認められたというオカダは「ありがたいことですし、育児もしつつ、このG1 CLIMAX終わったリフレッシュもさせてもらいつつ、ゆっくりさせてもらって、たくさんパワーをためて、また次のシリーズ、G1覇者として盛り上げていきます」と誓ってみせた。

【会見の模様】
▼オカダ「今日、朝起きて最初に思ったのが、本当に感謝しかないなと思いまして。昨日の対戦相手オスプレイもそうですし、G1 CLIMAXに参加した選手、支えてくれた社員の方たちもそうですし、応援してくれたファンの皆さん。本当に皆さんに感謝しかないなと。それを凄く感じて。皆さんのおかげで優勝することができましたし、こうやってプロレスができてるんだなと思えました。G1 CLIMAX 32、熱い夏になったと思いますし、下半期もしっかりとG1 CLIMAX 32覇者として盛り上げていきたいと思います」

――どのあたりが過酷だった?

▼オカダ「シングルの数では去年の方が多いと思いますけど、最後の3連戦がきつかったですね。体力もそうなんですけど、精神的にも凄くつらくてですね、3日連続でシングルってのは結構くるもんだなと思いましたし。3日のうち準決勝、決勝、もちろんラストの試合もきつかったですし、公式戦全部きつかったんですけど、本当に例年とは違う過酷なG1 CLIMAXでした。なので、やっぱりこのG1の価値もしっかりともう一度、新日本プロレスに考えてもらいたいなと思いましたね」

――フィニッシュ前の技は新技だった?

▼オカダ「いや、何回も出してますね。ツームストンの形で落としてるだけなんで、名前も考えなくていいかなという部分がありますね」

――権利証についての考えは?

▼オカダ「先ほども言いましたけど、G1 CLIMAXの価値というのを僕は上げたいなと思いまして。その価値を上げるという意味では権利証の価値も上げなきゃダメだと思いますので、その権利証もすぐに行使させてもらって。新日本プロレスよく考えてもらって、すぐに決めなくてもいいと思うんですけど、G1 CLIMAX、これだけの熱い戦いをしたんだから、これだけ盛り上げたんだから、G1 CLIMAXのチャンピオンが東京ドームのメインイベントがふさわしいでしょうと思ってもらえたんであれば、そのように東京ドームでチャレンジさせていただきたいなと思っております」

――権利証をかけて戦えという選手も出てくるかもしれないが?

▼オカダ「その権利があるのがおかしな話で、すぐ挑戦が決定ですから。その時のチャンピオンと決定ですから。僕に言うんじゃなくてベルトの方に言ってくれよというような感じで思っております。でもジョナには負けてるので、その権利をかけて戦うのはもちろんないですし、スペシャルシングルマッチなのかわからないですけど、借りを返す機会をいただきたいなと思ってます」

――2023年1・4東京ドームへ向けて新日本をどのように盛り上げていきたい?

▼オカダ「G1 CLIMAX覇者としてIWGPチャンピオンとは違う盛り上げ方ができると思いますし、そこはまだわからないですけど、挑戦が東京ドームになるのであれば、下半期はいろいろな戦いができると思いますので、そこはしっかりとG1 CLIMAXチャンピオンとして盛り上げていきたいですし。IWGP世界ヘビー級チャンピオンが僕の活躍を見て、切磋琢磨して東京ドームに向かって盛り上がっていって、東京ドーム2023年は超満員にしたいと思ってますので。これは本当にリング上でも言ってますし、何回も言ってることなんですけど、改めてこれを聞いていろんな選手の方が『そうだな、いこうよ、東京ドーム超満員』。チームが違ってもそう思ってもらえたらいいなと思いますし、もちろん社員の皆さんもそうですね。みんなで一丸となってプロレスを盛り上げて、また新日本プロレスの素晴らしさっていうのを届けていきたいなと思います」

――言い残したことは?

▼オカダ「特にありません。と言いたいところなんですけど、先日、男の子が生まれまして。会社にも育休をいただけましたので、そこは新日本プロレスに感謝。ありがたいことですし、育児もしつつ、このG1 CLIMAX終わったリフレッシュもさせてもらいつつ、ゆっくりさせてもらって、たくさんパワーをためて、また次のシリーズ、G1覇者として盛り上げていきますので、よろしくお願いします」

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