プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/20【NOAH】小島が初シングルで船木真っ向撃破 「幸せな」4勝目で首位タイキープ

『N-1 VICTORY 2022』後楽園ホール(2022年8月20日)
Bブロック公式戦 ○小島聡vs船木誠勝×

 船木と小島のシングル初対決がノアN-1を舞台に実現。小島が豪腕で真っ向撃破して「幸せ」な4勝目をつかんだ。

 船木53歳・キャリア37年、小島51歳・キャリア31年にしてシングル初対決。まずは船木が緊張感あるグラウンドや打撃の間合いにいざなったものの、小島も場外に出て流れをリセット。逆にマシンガンチョップなどで自らの土俵に引きずり込むと、コジコジカッターからの垂直落下式ブレーンバスター、そして一気にウエスタンラリアットを狙った。

 読んでいた船木も腕への右ハイキックで迎撃。一気にハイブリッドブラスターで突き刺したが、小島も3カウントぎりぎりで肩を上げる。逆にランニングローキックをカウンターのウエスタンラリアットで迎撃してみせたものの、船木もカバーに来たところを一瞬の腕十字で吸い込んでギブアップを迫った。

 悲鳴を上げながらもロープに逃れた小島は、続く打撃戦を左ラリアットで裏をかき、奥の手CCDもさく裂。続けざまに助走十分のウエスタンラリアットをクリーンヒットさせて3カウントを奪ってみせた。

 互いにキャリアを重ねて初めて交わった船木を真っ向撃破。感慨深げにバックステージに戻った小島は「船木誠勝さんという選手は、俺の中で凄く特別な人だよ。ずっとプロレスラーになる前に、第2次UWFで憧れ続けていた人だ。俺がプロレス界に入る前から、ずっとスーパースターだった人だよ。そんな選手とプロレスラー生活30年を超えてから一騎打ちで対戦するって、こんなロマンねえだろ? 俺はいろんなプロレス人生送らせてもらっているけど、三沢光晴戦と同じぐらい、今日はいろんな思いを持ってこの試合に臨んだ。勝ったから嬉しいとかじゃないんだよ。あの船木誠勝と今この舞台で一騎打ちができたこと。それを本当に幸せに思う」と語った。

 N-1としても4勝目で首位タイをキープする大きな1勝。「これから必ず優勝するよ」と改めて誓った小島は、続く8・27名古屋大会で中嶋勝彦と激突する。

【小島の話】「船木誠勝さんという選手は、俺の中で凄く特別な人だよ。ずっとプロレスラーになる前に、第2次UWFで憧れ続けていた人だ。そして、プロレス界に入り、まったく接点がなく、2009年に全日本プロレスで出会った。少しだけ試合した。本当にわずかしかなかった。俺がプロレス界に入る前から、ずっとスーパースターだった人だよ。そんな選手とプロレスラー生活30年を超えてから一騎打ちで対戦するって、こんなロマンねえだろ? 俺はいろんなプロレス人生送らせてもらっているけど、三沢光晴戦と同じぐらい、三沢さんと同じぐらい今日はいろんな思いを持ってこの試合に臨んだよ。勝ったから嬉しいとかじゃないんだよ。あの船木誠勝と今この舞台で一騎打ちができたこと。それを本当に幸せに思う。これから必ず優勝するよ」

プロ格 情報局