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8/20【全日本】永田が王道T4強敗退も「腰すえて戦う理由できた」 敬礼式?首固めで宮原に敗れる

『第9回王道トーナメント』後楽園ホール(2022年8月20日)
準決勝 ○宮原健斗vs永田裕志×

 全日本の王道トーナメント参戦を果たした新日本・永田が10年ぶりの対決となった宮原に敬礼式(?)首固め敗れ、4強で敗退。それでも「さらに腰を据えて戦う理由ができた」と継続参戦への意欲を燃え上がらせた。

 永田は1回戦でヨシタツ、2回戦で芦野を破って準決勝に進出。準決勝で全日本のエース・宮原との対決が実現した。

 2012年のノア・グローバルリーグ戦以来、約10年ぶりの一騎打ち。燃える永田が攻めに攻めた。ショルダーアームブリーカーを皮切りに左腕攻めに持ち込むと、強烈なサッカーボールキックにナガタロックIIと序盤から圧倒した。

 バックドロップホールドを顔面へのヒザ蹴りで阻止されても、宮原得意のブラックアウトはガード。逆に延髄斬りから再びバックドロップホールドで仕留めにかかった。

 だが、体を反転して押しつぶした宮原は、突っ込んできた永田にカウンターのフランケンシュタイナーで絡みつく。体勢不十分で崩れたものの、ならばとヒザ!…とみせかけて「ゼアッ」と敬礼し、永田の目が点となったところで首固めで3カウントを奪い去った。

 これで王道トーナメント決勝戦は「宮原健斗vsジェイク・リー」に決定。奇策?で準決勝敗退に終わった永田は、「あのスピード、凄いね。要所要所のキレと発想の転換はすげーわ。いろんな点で全日本の柱だと思いましたね」と素直に“エース"に成長した宮原をたたえた。

 9・18日本武道館大会での三冠ベルト挑戦も消滅したものの「でも、これで全日本プロレスでより腰を据えて戦う理由ができましたよ。俺的には宮原に優勝してもらいたいね。まずは宮原を倒したい。それで三冠ベルトを狙っていきたい」と永田。悔しい敗退は、さらなる全日本参戦へ意欲をそそられる呼び水となった。


【試合後の永田】

▼永田「速いね、宮原健斗。短期勝負に出たんだけど、大技にこだわらずに来たところはさすがですよ。強い。効くし、スピードも速い」

――王道トーナメントを振り返って?

▼永田「一戦一戦、試合するごとによみがえってきましたよ。やっぱりレスラーは試合しないとダメ。やっぱ強いわ、宮原。でも試合するしか無いんだよ。悔しい気持ちが俺の中にあるうちは闘いますよ。あのスピード、凄いね。要所要所のキレと発想の転換はすげーわ。でも、これで全日本プロレスでより腰を据えて戦う理由ができましたよ。試合をどんどん積み重ねていけば、まだまだ戦える。それを感じた王道トーナメントだった。一戦一戦、調子良くなっていただけにね。今日は宮原に上を行かれた」

――新日本では少ない昼の後楽園だったことも影響した?

▼永田「それは言い訳になるから。それをどうこう言うつもりはない。何回も昼の試合だってやってるから。相手も一緒だし。だから強いっすよ宮原。ここの柱になってるだけに。全日本プロレス、まだまだオファーがあるみたいだし、だったら腰をしっかり押し付けて戦ってやります。俺的には宮原に優勝してもらいたいね。まずは宮原を倒したい。それで三冠ベルトを狙っていきたい。今日は宮原のパワー、スピード、頭脳にやられたかな。いろんな点で全日本の柱だと思いましたね。この悔しさを忘れずにいます」

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