プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/20【全日本】ジェイク熱闘撃破…宮原が4年ぶり王道T制覇でミヤダンス?締め 50周年武道館で諏訪魔と三冠戦

『第9回王道トーナメント』東京・後楽園ホール(2022年8月20日)
決勝戦 ○宮原健斗vsジェイク・リー×

 宮原がジェイクを熱闘の末に撃破し、王道トーナメント4年ぶり2度目の優勝。全日本プロレス50周年記念興行となる9・18日本武道館大会で三冠王者・諏訪魔への挑戦を決定的にすると、ミヤダンスで締めくくった。

 2018年覇者・宮原は1回戦でTARUを破り、ブードゥー・マーダーズ勧誘問題に終止符。続く2回戦では新外国人・サイラスの怪物ぶりに手を焼きながらもベスト4に勝ち進んだ。そしてこの日、準決勝で10年ぶりの一騎打ちとなった新日本・永田を熱戦の末に破って決勝進出を決めた。

 相手は6・19大田区大会での三冠戦で敗北を喫したジェイクだ。腹部への一点集中攻撃を受けて厳しい立ち上がりとなったが、エプロンでDDT、パイルドライバーを連続して繰り出して逆転。ジャーマン合戦などで激しく競り合うと、串刺し式のブラックアウトを連発してジェイクを大の字に追い込んだ。

 KO寸前と思われたジェイクだったが、ムクリと立ち上がって宮原に奇襲。得意のバックドロップで引っこ抜くと、宮原にラリアットを連発されても止まらず、ハイキック、後頭部へのジャイアントキリングから必殺のD4Cでマットに突き刺した。

 宮原は意地のキックアウト。ムーンサルトプレスを狙ってコーナーに上がったジェイクに背後から組みつく。これはフランケンシュタイナーで切り返されたものの、直後に宮原はスタンディングブラックアウトを2連続で発射。ふらつくジェイクをシャットダウンスープレックスホールドでぶん投げて、熱戦に終止符を打った。

 宮原が激闘の末にジェイクを破って王道トーナメント制覇。4年ぶり2度目の優勝を飾った。王道トーナメントの栄冠を手に最高男が狙うは当然、至宝・三冠ベルト。王者・諏訪魔は9・18武道館大会で優勝者の挑戦を受ける構えを見せていたが、宮原は改めてリングに呼び込んだ。

 再び宮原をブードゥー・マーダーズに勧誘した諏訪魔だったが、改めて断られると「日本武道館、三冠戦、お前の挑戦を受けてやる。だが、お前は俺に負ける。宮原健斗、地獄へ堕ちろ!」と激怒。宮原は「過去も現在も未来も俺がすべて背負う覚悟だ」と決意表明すると、「絶対に俺は日本武道館で三冠のベルトを巻いて。この全日本プロレス、諏訪魔の時代はもう10年前に終わった。あいつは古い人間だ。今は俺だ!」と叫び、両者による三冠戦が決定的となった。

 その後、宮原は「日本武道館に向けて、そして王道トーナメントを日本全国で応援してくれた方々に、夏のプレゼントだ」と宣言すると、8・14新木場大会に続き、「NTVスポーツのテーマ」に合わせて陽気なダンスを披露。ミヤダンス?で場内を大いに盛り上げると、最高締めで王道トーナメントを締めくくった。

 「次は…諏訪魔! 日本武道館だ。お前にわかるか、全日本プロレスの50周年の日本武道館が。どうやらお前が今、チャンピオンらしいからな。まさかまさかだ。俺はその舞台で、チャンピオンとして誰かを受け入れるつもりだった。まさか俺が挑戦者だとはな。ただな、そこはスーパースターだ。どんなことが起ころうが、俺は全て自分のものにするんだ」と諏訪魔戦に照準を合わせた最高男。武道館大会に向けて「さあ、プロレスファンよ。そして昔プロレスを見ていた人たち、そしてプロレスを見たことない人たちに言うよ。宮原健斗から目を離すな。I'm back Triple Crown、We are back Nippon Budoukanだ」と高らかに宣言した。

【宮原の話】「さてと、宣言通り、当たり前のように俺は王道トーナメント優勝したからな。ただ、どうやらジェイク・リーはやはり運命の人だったようだね。紆余曲折あり、まさかまさか王道トーナメントの決勝戦で再び会うとはな。やはり世の中が求めているんだろうな。そして、次だ。これを取るのは俺の中で当たり前だ。次は…諏訪魔! 日本武道館だ。お前にわかるか、全日本プロレスの50周年の日本武道館が。どうやらお前が今、チャンピオンらしいからな。まさかまさかだ。俺はその舞台で、チャンピオンとして誰かを受け入れるつもりだった。まさか俺が挑戦者だとはな。ただな、そこはスーパースターだ。どんなことが起ころうが、俺は全て自分のものにするんだ。どんなシチュエーションになろうがな、日本武道館で宮原健斗が挑戦するんだ。I'm Back Triple Crownだ。こんな面白いことはねえだろ? リング上で言った通りだ。全日本プロレスの過去も今も未来も俺が背負うからな。俺がやるんだよ。さあ、プロレスファンよ。そして昔プロレスを見ていた人たち、そしてプロレスを見たことない人たちに言うよ。宮原健斗から目を離すな。I'm Back Triple Crown、We are back Nippon Budoukanだ」

プロ格 情報局