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8/22【DDT】新UNIVERSAL王者・上野が新外国人ノワールとのV1戦へ海外進出視野に高ぶり

 8・20大田区大会で高梨将弘を破って1年ぶりのDDT UNIVERSAL王座返り咲きを果たした上野勇希が22日、東京・渋谷のAbemaTowersで会見。9・25後楽園大会で初来日となるカーラ・ノワールとの初防衛戦が決まり、高ぶる上野は「海外選手が来たら、その国にも行けるようなチャンピオンロードにしていきたい」と王者像を描いた。

 上野は夏のビッグマッチで高梨を破ってUNIVERSAL王座を奪還。1年ぶり2度目の戴冠を果たした。「高梨さんからこのベルトを獲ってチャンピオンになれたのは、プロレスラーキャリアのなかですごく大きなことだと思うし、これからチャンピオンとして戦っていく大きな根っこの一つになった」と意義を噛み締めた上野は「高梨さんと向き合っていくなかで、DDTの歴史、こんなにも面白いDDTを広めていきたいという話をしていたんですけど。その歴史は高梨さんを含め、いろんな先輩レスラーが戦ってきてつくり上げてきた。その先に僕がいて、UNIVERSALのチャンピオンとしてそれを広げたい。僕の持ってる能力すべてを使って、いろんな世界に広げていけると思いました」と決意表明した。

 初防衛戦は9・25後楽園大会に決まった。相手は英国出身のノワール。“世界一の入場で魅せる"との触れ込みのバレエダンサーレスラーで“ロイヤルブラックスワン"の異名を持つ。これが初来日で、いきなり未知の相手を迎え撃つことになった上野は「UNIVERSAL王者になれたからこそ組んでもらえたカード、戦える選手だと思う。初代王者はクリス(ブルックス)ですけど、クリスはもう日本の家族として戦ってくれていて。そこから世界の海外の選手と戦うのがやれていなかったことなので、さっそく世界の選手を用意してくれてありがたい」と歓迎。「高梨さんと試合して、タイにも行きたい。ほかの海外選手が来たら、その国にも行けるようなチャンピオンロードにしていきたい」と海外進出を視野に王者像を描き、「英国方面にももしかしたらつながっていくのかなというところで、防衛できたらもっと広がっていくのかなとワクワクしてます」と高ぶっている。

 海外との往来が緩和されたことで、ノワールのように未来日で情報量の少ない海外選手との防衛戦が増えていくことも予想される。「不安がないわけではないんですけど、試合中に対応していかなきゃいけない。それは情報があろうがなかろうが変わらないこと」と言い切った上野は「今までその経験は少ないほうだと思うし、海外の選手と初めて肌を合わせる経験がそんなにないんで、不安かどうかも分からない。むしろ何が起こるんだろうという楽しみのほうが強いです」とこれから始まる防衛ロードへ向けて胸を躍らせていた。

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