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8/24【GLEAT】リンダマンがG-REX王座V5 3ヵ月ぶり再戦でDOUKIに雪辱

『G PROWRESTLING Ver.31』東京・後楽園ホール(2022年8月24日)
G-REX選手権試合 ○エル・リンダマンvsDOUKI×

 リンダマンが3ヵ月ぶりの再戦でDOUKIに雪辱を遂げ、G-REX王座V5を果たした。

 リンダマンは今春、新日本のBEST OF THE SUPER Jr.に出場。5・17酒田大会における公式戦でDOUKIに敗れた。7・17大阪大会でのタッグ対決を経て、リンダマンは次期挑戦者にDOUKIを指名。この日のV5戦で3ヵ月ぶりの再戦にして雪辱戦を迎えた。

 開始早々、リンダマンがドロップキック、ノータッチトペコンヒーロで先制。一本背負い、低空DDTと攻勢に出たが、DOUKIは矢のようなトペスイシーダを放ってやり返す。すかさずスイングネックブリーカードロップネックロック、低い姿勢でのコブラツイスト、DDTと首攻めを展開した。

 リンダマンもエクスプロイダーでぶん投げ、串刺しドロップキック、ブレーンバスターと攻勢に出たが、DOUKIはコーナー最上段から場外へのダイビングセントーンを敢行して主導権を渡さない。リングに戻すとデイブレイクで突き刺し、スープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。リンダマンはエプロンに逃れて不発に終わらせたが、DOUKIはイタリアンストレッチNo.32で捕らえた。

 耐えたリンダマンは延髄斬りを食らってもジャーマンで投げて逆襲。ターンバックルへのエクスプロイダーで追撃したが、エルボー合戦をDOUKIがラリアットで競り勝って流れを渡さず。土遁の術から一気にスープレックス・デ・ラ・ルナを狙ったが、阻止したリンダマンはジャーマンで反撃。ミサイルキック、雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字固めの猛攻に出た。

 負けじとDOUKIはタイガースープレックスを食い止め、クラッチ式土遁の術をさく裂。スープレックス・デ・ラ・ルナを食い止められても再びイタリアンストレッチNo.32で捕らえた。が、リンダマンは怪力で持ち上げるやパワーボムで脱出。目まぐるしい読み合いからジャーマンを決めると、タイガースープレックスを爆発させて熱戦に終止符を打った。

 リンダマンがDOUKIに雪辱を遂げ、G-REX王座5度目の防衛に成功した。試合後、DRAGONGATE時代の先輩・吉野正人さんからベルトと防衛メダルを授与されてからマイクを持ったリンダマンは「とりあえずリンダマンがG-REXのベルト防衛したぞ!」と絶叫。これまでのプレゼンテーターは小橋建太氏、長州力氏で、今回はかつての先輩。リンダマンは「名前負け感がありますけど」と表現する一方で、「その長州力さん、小橋建太さんよりも特別な思いが吉野正人さんにはありますから一番うれしいんですよ」と言い切った。

 「この1ヵ月間でいろいろ悩みに悩み抜いた結果。DOUKIに偉そうにいける、そんな立場じゃないよ。GLEATはまだまだ誰にも偉そうにできる立場じゃないよ。GLEATは、リンダマンは、G-REXは挑戦して挑戦して挑戦して、既存のプロレスラーに変えていくんじゃないですかね。前回の後楽園と今回の後楽園。お客さん同じぐらい入ってます。だけどまだ空いてる席があります。GLEATとして、G-REXチャンピオンとして非常に恥ずかしいことです」。そう王者の責任をむき出しにしたリンダマンは「この空席を見ると俺たちの頑張りなんてまだまだなんだなって。G-REXのチャンピオンの力もまだまだ。GLEATの力もまだまだ。まだまだってことは伸びしろがあるってことですよね!」と言い切った。そして「次回10・9後楽園ホールまでGLEATはまだまだ走り続けます」と誓ったリンダマンは「みんなで一緒に! GLEATしようぜ!」の叫びで後楽園大会を締めた。

【試合後のリンダマン】
▼リンダマン「おっしゃ! 改めましてG-REX5度目の防衛、対DOUKI、エル・リンダマン防衛しましたよ。いろんなタイトルマッチがあって、DOUKIとのタイトルマッチも王者たる試合を見せようと思ったけど、やっぱりリンダマン、体は小さいし、力もないし、GLEATはG-REXまだまだ始めたばっかりの挑戦するスタイルだから、DOUKIに思いっきりぶつかっていって、DOUKIも思いっきりぶつかってきてくれて。DOUKIのスタンスは俺は一生認めることはない。だけど、あいつはあいつのスタイルで今日を機に強くなっていくだろうし、俺も今日を機に強くなっていく。次戦う所は新日本のリングか、それともGLEATのリングか、はたまたあいつが言ってたメキシコ、海外のリングか、それはわからないけど、次当たる時はもっととんでもない試合になるよ。もう一つあったな。二つか。G-INFINITYのベルトは#STRONGHEARTSが逃した。とりあえずこれは置いといて、俺が気持ちよく帰ろうとしてる時に石田凱士、出てきやがったな。確かにGLEATのリングは誰でも上がりたくなるような魅力的なリング、それを目指してるから、上がってきてくれて本当にうれしい。だけど上がりたいけど、ハードルは高い。そういうリングを俺たちは作っていくし、G-REXのチャンピオン、リンダマンは甘くないからよ。軽い気持ちで上がってもらっちゃ困るぞ。10月9日、後楽園ホール、石田凱士どんなもんかエル・リンダマンが見せてもらうぞ」

――DOUKI戦を振り返って

▼リンダマン「まだ正直ガムシャラですね。別に戦略的なことを言ってもしょうがないんですけど、ジャベが凄い豊富な選手なんで。僕もメキシコちょっと行った時に勉強した動画とか引っ張り出して、普段使わないから思い出すのに必死だったんですけど」

――10月は石田選手と直接当たりたい?

▼リンダマン「いや、早いでしょう。甘くはないですよ。魅力的なリングであってほしいし、魅力なベルトであってほしいけど、甘くはないです。変な話、おいしいと思った方に乗ればいいみたいな考え方は僕はあんまり好きじゃないです。実績とかそれなりのものを見せてもらわないと、いきなりタイトルマッチまで入れちゃったらみんな怒りますよ。触ってみたい本意はありますよ。大きい試合とかタイトルマッチを一番に考えて、メインを締めることを考えると、簡単に物事が進むわけじゃないと思いますよ」

――10・9後楽園は対外敵がコンセプトだが?

▼リンダマン「対抗戦で推すんでしょ。どう思います? 対抗戦に出る選抜メンバーみたいのは数が少ないと思うんで、僕と対戦相手で強い選手を使ってしまうと、対抗するヤツいなくなっちゃうんで、もしかしたら来月は難しいかもしれないです」

――吉野さんからベルトを渡されたが?

▼リンダマン「僕の中で一番思い入れあるのは吉野さん。前の団体の先輩ですし、そういう人の前で成長した姿を見せられたかわかんないけど、メインを締めてベルトを防衛したってところは。あとでアドバイスいただこうと思います」

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