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8/26【DDT】竹下が樋口眼前で前哨戦制す KO-D戦へ断言「新しいDDTを見せられる」

 『ノンアルコールビアガーデンプロレス』が26日、東京・上野恩賜公園野外ステージで行われ、「ビアガーデンプロレス」名物の“お客様抽選6人タッグマッチ"で竹下幸之介がKO-D無差別級王者・樋口和貞との前哨戦を制し、「過去何度も戦ってるけど、どれにも負けないぐらい僕も樋口も進化してる。新しいDDTを見せられる」と言い切った。

 真夏のDDT名物企画「ビアガーデンプロレス」が今年は野外会場で開催。時節柄ノンアルコールで行われた。メインイベントはすっかり慣例となったファンによる抽選で対戦カードが決まる形式。今年は樋口、吉村直巳、竹下、上野勇希、遠藤哲哉、クリス・ブルックスのDDTトップクラス6選手が出場。オープニングで抽選が行われ、カードが「樋口&上野&クリス組vs竹下&吉村&遠藤組」に決まった。9・25後楽園大会でKO-D無差別級王座戦を争う王者・樋口と挑戦者・竹下は8・24新宿大会に続く2度目の前哨戦。KO-Dタッグ王座を保持する樋口と吉村のハリマオは敵対することになった。

 その樋口と吉村が先発で飛び出し、ショルダータックル合戦を展開。樋口と竹下が向き合うと、壮絶なラリアットの相打ちが3度繰り返され、樋口が打ち勝った。竹下は吉村と小競り合いに発展しながらも合体攻撃を披露。樋口にブレーンクローで絞め上げられても、エルボーでやり返した。

 その後、クリスが竹下をみちのくドライバーIIで攻め立て、プレイングマンティスボムを狙ったが、阻止した竹下はザーヒーで逆襲。ジャンピングニーが空を切り、クリスが延髄斬り、ジャーマンの波状攻撃に出たが、最後は竹下がジャンピングニーを叩き込んで3カウントを奪った。

 竹下が王者・樋口の眼前で快勝し、KO-D前哨戦を制した。「米国から帰ってきて、久しぶりに対戦したり、組む人もいたんで新鮮で楽しかった」と振り返りつつ、「僕たちは過去何度も戦ってるけど、どれにも負けないぐらい僕も樋口も進化してる。新しいDDTを見せられると思います」と確信。「4ヵ月ぶりに帰ってきて、(DDTの)勢いは戻ってきてる」と実感するからこそ、「その勢いにブーストをかけるつもりで次のタイトルマッチをやるつもり。樋口も受け止めてくれるだろうし、僕も王者・樋口のすべてを受け止めたい」と力を込めた。

 一方、樋口は「当たってみて強いな、凄ぇなと感じることが多い。次の前哨戦は(9・13)浅草。ガッチリやり合って、(9・25)後楽園に臨みたい」と気を引き締めた。9・4名古屋大会でHARASHIMA&大鷲透とのKO-Dタッグ初防衛戦を控える中、パートナー・吉村と対戦し、「あいつの強さは一番分かってるつもり。相変わらず強烈だなと。名古屋でのタッグの防衛戦は心強いと思いました」と頼もしげだった。

 また、この日はスクランブルバンクハウス・凶器持ち込みエニウェアフォール8人タッグマッチ、クロコダイルパンダドランク3WAYマッチ、史上最恐!怪談新沼袋3WAYタッグデスマッチなど、「ビアガーデンプロレス」らしい趣向の試合も行われた。スクランブルバンクハウス・凶器持ち込みエニウェアフォール8人タッグマッチでは、納谷幸男が場外に設置されていたビニールプールに平田一喜をチョークスラムで投げ捨てて勝利した。

プロ格 情報局