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9/4【DDT】樋口&吉村がHARASHIMA&樋口突破でKO-DタッグV1、10・12後楽園で佐々木&ポー迎撃決定

 『DRAMATIC EXPLOSION 2022』が4日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで行われ、樋口和貞&吉村直巳のハリマオがHARASHIMA&大鷲透を熱闘の末に退け、KO-Dタッグ王座初防衛に成功。10・12後楽園大会で佐々木大輔&KANONとのV2戦が決まった。

 タッグ結成から1ヵ月足らずでKO-Dタッグを戴冠し、勢いに乗るハリマオの前に立ちふさがったのがHARASHIMA&大鷲のDISASTER BOXベテランコンビ。二人の意地が王者組を苦しめた。奇襲攻撃を仕掛けた大鷲がベルトで樋口を殴打して開戦。そのまま場外戦に持ち込んだ大鷲はテーブルめがけて樋口をトップロープから投げ捨てた。

 その後もDBコンビは大鷲が吉村にWARスペシャル、HARASHIMAが樋口に雪崩式ブレーンバスターを決めるなど攻勢をみせた。HARASHIMAのミドルキックと樋口のチョップの壮絶な打ち合いに発展すると、ハリマオが合体式リフトアップスラムをHARASHIMAに決めたが、HARASHIMA&大鷲もサンドイッチ式ジャンピングハイキックを吉村にさく裂させて譲らず。大鷲がブレーンバスター、HARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレス、大鷲がランニングノド輪落としと怒とうの波状攻撃で吉村を追い込んだ。

 防戦一方に追い込まれたハリマオだったが、吉村が大鷲に雪崩式ブレーンバスターを決めて一矢報いた。大鷲を相手にチョップ合戦、ラリアット合戦で激しく渡り合うと、払腰をズバリ。2カウントで返して粘る大鷲にラリアットを連打して3カウントを奪った。

 ハリマオが苦戦の末にKO-Dタッグ王座初防衛に成功した。試合後、佐々木とKANONが現れ、「貧相で華のないチャンピオンたち、お前たちを解放してやる。顔じゃねぇってことだ。俺とKANONが挑戦してやるよ」(佐々木)と表明。樋口も「ゴチャゴチャうるせぇ、OK!」と受諾し、今林久弥GMが10・12後楽園での王座戦を決めた。

 バックステージで樋口は「自分もあの2人には思い入れがあって、あの2人にもDBにも歴史がある。対樋口、対吉村も、あの2人は歴史があったと思います。その歴史に逆に飲み込まれそうになりましたけど、ハリマオで飲み込めた。今日飲み込めたのはホント大きかった」と収穫ありを強調。DB時代の兄貴分を相手に防衛した吉村は「DBをハリマオで超えました。自分にとっては育ての親みたいな2人に勝ちました。あの強くて怖くてかっこよかった大鷲透。僕の目の前にいた大鷲透は、本当にすごくドラマチックドリームがあった気がします。そこを勝てたことがすごくうれしい」と喜びを表現。佐々木&KANONとのV2戦が決まり、「こうやってタッグのベルトを守ったので、僕たちは負けるわけにはいかない。あの2人なんか問題じゃない。もちろん僕たちが勝つ」と豪語してみせた。

 一方、奮闘虚しく敗れた大鷲は「最後の最後で力の差というか。気持ちよかったです。吉村、思った以上にパワーアップしていて。あいつはDBを出たから今の地位があって、今の強さがあって、こうやって恩返ししてくれて。最高です」と充実感をのぞかせた。「強かった。大鷲さんも怖い大鷲透で、僕も昔の最初組んだ頃のDBの気持ちでやってみて、懐かしくて楽しくて」と振り返ったHARASHIMAは「勝てなかったのだけは残念だったけど、まだ僕たち頑張っていきましょう」と前を見ていた。

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