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9/7【全日本】大型新人・安齊がデビュー戦へ緊張も「強くて明るくて激しい戦いを」、永田は注文「見たいのは気迫」

 9・18日本武道館大会へ向けた会見が7日、東京・新宿のBLACK BOXで行われ、安齊勇馬、永田裕志が出席。全日本50周年・武道館の大舞台でデビュー戦を迎える大型新人・安齊は緊張の色をのぞかせながらも「強くて明るくて激しい戦いができるような選手」を目標に設定。胸を貸す永田は「技術とかより先に見たいのは、彼の気迫」と注文を付けた。

 安齊はジャンボ鶴田(故人)、諏訪魔と同じ中央大学レスリング部出身。東日本学生レスリング選手権春季大会優勝、全日本大学グレコローマン選手権5位などの成績を残し、今年4月に全日本の門を叩いた。

 レスリングのバックボーン、188cm、105kgの恵まれた体格、そして甘いマスクの大型新人に用意されたデビュー戦の舞台は日本武道館。相手は新日本のミスターIWGP・永田と破格の扱いで初陣を迎える。緊張の色を隠せない安齊は「日本武道館という大きな舞台、そして永田さんという相手でデビューできることを大変光栄に思います」と恐縮気味に話した。

 一方で「プレッシャーに感じている部分はありますが、練習してきたことを発揮できるというのは少し楽しみな部分もあります」と高ぶりも垣間見せた。「全日本プロレス所属ということで、強くて明るくて激しい戦いができるような選手になりたい」が目指すレスラー像で、その一端を初陣で見せられるか期待される。

 対する永田は過去、藤田和之、岡倫之(グレート-O-カーン)のデビュー戦の相手を務めてきたが、今回は他団体の新人デビュー戦の相手という異例のシチュエーションとなる。「永田流のやり方」で胸を貸すつもりで、「永田流イコール新日本流の戦い方をすると思いますので。それがもし彼のなかに埋め込まれた場合、ひょっとしたら将来的には全日本プロレスの選手でありながら、極論言うと“新日本プロレスっぽい選手"になってしまうかもしれません」と新日本の遺伝子を全日本に残すことも辞さない構えをみせた。

 永田が安齊に求めるのは「技術とかより先に見たいのは、彼の気迫ですね。相手をぶっ倒してやる!っていう。技術は二の次で、まずデビュー戦はそういうことが大事」というもの。「僕自身も教わってきましたし、新日本でも若い選手には教えてきましたから。全日本と舞台は変わりますけど、全日本プロレスの安齋選手にもそういうものを植え付けたい」と話した永田は他団体の大型新人に自分なりの教育を施すつもりだ。


【会見の模様】

▼安齊「日本武道館という大きな舞台、そして永田さんという相手でデビューできることを大変光栄に思います。自分が今まで練習してきたことを十分に発揮できるようデビュー戦に挑みたいと思います」

▼永田「新日本プロレス・永田裕志です。9月18日、全日本プロレス日本武道館大会ですが、今年の6月から全日本プロレスに参戦するようになっておりますが、この記念すべき日本武道館大会では、なぜか大型新人のデビューの相手を任されることになりました。断る理由はありませんので、永田流のやり方で安齋選手のデビュー戦の相手を務めさせていただきたいと思います。よろしくお願いします」

――安齋の印象は?

▼永田「全日本プロレスのシリーズに帯同している頃は坊主頭が伸びた感じで、なかなか垢抜けない感じでしたが、今日は髪をしっかり切って、一張羅のスーツをキメてなかなかスター性あふれる好青年に見えました。外見だけは。あとは内面をしっかり頑張っていただければと思います」

――どんな選手になって欲しい?

▼永田「どうでしょう。彼はこれから全日本プロレス所属の選手としてやっていきますが、僕が相手になるということは、永田流イコール新日本流の戦い方をすると思いますので。それがもし彼のなかに埋め込まれた場合、ひょっとしたら将来的には全日本プロレスの選手でありながら、ちょっと違う流れ…極論言うと“新日本プロレスっぽい選手"になってしまうかもしれません。そこは私の感知するところではないですけど、そういったことも考えながらこの対戦を受けさせていただきました」

――デビューが近づいてきた今の気持ちは?

▼安齋「大きな舞台ということもあり、永田さんが相手ということもあり、プレッシャーに感じている部分はありますが、練習してきたことを発揮できるというのは少し楽しみな部分もあります」

――目指すレスラー像は?

▼安齋「全日本プロレス所属ということで、強くて明るくて激しい戦いができるような選手になりたいなと思います」

――永田さんはこれまで藤田和之や岡倫之だったり…

▼永田「グレート-O-カーン?(笑)」

――これまでもデビュー戦の相手を務めてきたが、自身が考えるデビュー戦の哲学とは?

▼永田「過去に確かに藤田和之、グレート-O-カーンこと岡倫之のデビュー戦の相手をやりましたけど、技術とかより先に見たいのは、彼の気迫ですね。相手をぶっ倒してやる!っていう。技術は二の次で、まずデビュー戦はそういうことが大事だというのを僕自身も教わってきましたし、新日本でも若い選手には教えてきましたから。全日本と舞台は変わりますけど、全日本プロレスの安齋選手にもそういうものを植え付けたいと思っています」

――緊張をほぐす方法は考えている?

▼安齋「今もやはり緊張していて…試合の前も緊張すると思いますが、自分がやってきたことを信じて、リングの上で発揮するだけなので、自分を信じて試合に臨みたいと思います」

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