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9/7【全日本】鈴木「50周年にちなんで50発ぶん殴る」、北斗が傍若無人の挑発で一触即発に

 9・18日本武道館大会へ向けた会見が7日、東京・新宿のBLACK BOXで行われ、スペシャルシングルマッチで対戦する大森北斗、鈴木みのるが出席。鈴木が「50周年にちなんで、こいつの顔を50発殴ってやろうか」と予告すれば、北斗は傍若無人な挑発を繰り返し、一触即発となった。

 現在は新日本を主戦場とする鈴木だが、かつて三冠ヘビー級王座を2度戴冠し、チャンピオン・カーニバルを連覇するなど全日本の歴史に名を刻んできた。この秋、9・15保土ヶ谷、9・18武道館の2大会に参戦。武道館では北斗との一騎打ちが組まれた。

 北斗との接点は皆無で、鈴木は「どこにでもいる、有象無象のうちの一つ…ぐらいかな」とバッサリ。「若いとか、昔とか、どうでもいいよ。あるのはこいつと俺が戦って、俺がこいつのことぶん殴って、俺が勝って帰る。それ以外、何も興味はない」といつもと変わらぬスタンスを強調し、「全日本プロレス50周年にちなんで、こいつの顔を50発殴ってやろうかと思ってまーす」と予告した。

 対する北斗は7・14後楽園大会で児玉裕輔と保持していたアジアタッグ王座から陥落し、8・11名古屋大会で世界ジュニア王座獲りに失敗。武道館の大舞台で“屈辱の夏"を一気に払しょくできるおいしい獲物が目の前に現れた。「俺が大嫌いだった会社がですよ、俺に期待してこのやべーオッサンとシングルマッチ組んでくれた…っていう。これは完全に俺の実力じゃなくて、会社が俺にすげー期待して組んでくれたカード」と解釈し、「こんなこと言うのはガラじゃないんすけど、ちょっと今回武道館で会社の期待に応えちゃいたいと思います」と言い放った。

 鈴木を目の前にすれば委縮してもおかしくないが、向こうっ気の強い北斗はお構いなし。むしろ会見中に鈴木の左肩に手を置くと、ハットを奪い取って自ら被り、「俺がどんなに生意気なことしたって、こうやって斜(はす)に構えちゃって、全然立ち上がろうともしない。めちゃくちゃガッカリですよ」と嘲笑。「武道館で俺のこと50発殴る!って言ってますけど、こんなかっこいい俺の顔を50発も殴らせるワケにはいかないじゃないですか。こんなイカれた顔のオッサン、俺が50…いや、俺が5000発殴ってやりますよ」と強気に挑発した。

 北斗の傍若無人ぶりは会見後も止まらない。写真撮影の際、鈴木の胸倉をつかんで近距離でにらみ合った。幸い乱闘には発展しなかったものの一側即発の危険な空気が充満。9・18武道館で間違いなくそれが開放される。


【会見の模様】
▼北斗「2022年が始まってアジアも獲って世界ジュニアも何回か挑戦して、めちゃくちゃ上半期は順調だと思っていて。正直それは“自分の実力だ"と思っていて。自分の実力でいつでもベルトに挑戦することはできるし、アジアのベルトを輝かせることもできると思ってた。でも下半期に入って、ベルトを引っ剥がされて、後がない状況で世界ジュニアに挑戦して、それもダメで。俺って正直、今年1年、2022年…必死になんねーとやべーのかな…と。もう間に合わないのかなと。そんな時に俺が大嫌いだった会社がですよ、俺に期待してこのやべーオッサンとシングルマッチ組んでくれた…っていう。これは完全に俺の実力じゃなくて、会社が俺にすげー期待して組んでくれたカードなんすよ。こんなこと言うのはガラじゃないんすけど、ちょっと今回武道館で会社の期待に応えちゃいたいと思います」

▼鈴木「全日本プロレス50周年記念大会ということで、全日本プロレスに対して何の義理も権利も俺は持ってないけど、50周年にちなんでこいつの顔を50発殴ってやろうかと思ってまーす。以上!」

――北斗を認識している?

▼鈴木「認識は今のところはないですね。ハイ」

――隣にいて感じた印象は?

▼鈴木「感じた印象? どこにでもいる、有象無象のうちの一つ…ぐらいかな」

――若いながらも強気なところは若い頃の鈴木さんとかぶる部分もある

▼鈴木「あのさ、若いとかカンケーなくない? まだそういうこと言うの? 若いとか年取ってるとか。何を言いたいのお前らは。カンケーないだろ。リングの上にあるのは“やるかやられるか"だけだろ。それ以外、何もねーじゃねーか。若いとか、昔とか、どうでもいいよ。あるのはこいつと俺が戦って、俺がこいつのことぶん殴って、俺が勝って帰る。それ以外、何も興味はない」

――鈴木の印象は?

▼北斗「今、話を聞いてて、俺のことをただの若いイチ選手…にすら思ってないっていうのが、ちょっと良かったかなって思うところで。でも、正直俺が小さい頃から見てた鈴木みのるって、年下に生意気言われたら暴れだして、リングとか関係なくボコボコにするようなヤツだったんで、正直、ガッカリかなーって思ってます。俺がどんなに生意気なことしたって、こうやって斜(はす)に構えちゃって、全然立ち上がろうともしない。めちゃくちゃガッカリですよー。武道館で俺のこと50発殴る!って言ってますけど、こんなかっこいい俺の顔を50発も殴らせるワケにはいかないじゃないですか。こんなイカれた顔のオッサン、俺が50…いや、俺が5000発殴ってやりますよ」

――北斗の挑発を聞いて?

▼鈴木「…そろそろ3時だからお腹すいたよ。ぐらい?(笑)」

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