9/15【全日本】鈴木が北斗眼前で15年ぶりTAJIRIとの再戦に完勝 武道館へ「ぶち殺してやる」
『The Road To 日本武道館』神奈川・横浜市保土ヶ谷公会堂(2022年9月15日)
○鈴木みのるvsTAJIRI×
鈴木が15年ぶりの再戦となったTAJIRIに完勝。9・18武道館へ向けて会見に続く北斗の挑発を「どうやら本気で喧嘩したいらしいな」と判断し、「ぶち殺してやる」と通告した。
元三冠王者・鈴木は9・18武道館大会で北斗との一騎打ちを控える。この日はTAJIRIとのシングル対決が実現。鈴木が第35代王者だった2007年4月の三冠戦以来、実に15年ぶりの再戦が実現した。
序盤は互いの実力を図り合うようなグラウンドでのせめぎ合いが続いた。その中で鈴木はチキンウイングアームロック、ぶら下がり式腕ひしぎ逆十字と腕攻めでTAJIRIを圧倒。ハンドスプリングエルボーで反撃されても、脇固めで捕らえた。
ここで北斗が現れ、花道上でイスに座り込んだ。鈴木は北斗に向かって鋭い視線を向けると、強烈なエルボー連打をTAJIRIに浴びせ、スリーパーで絞め上げた。北斗がエプロンまでやってくると、鈴木は技を解いて迫ったが、深追いはせず。再びスリーパーでTAJIRIを捕らえると、「見とけクソガキ」と北斗に通告したうえでゴッチ式パイルドライバーを爆発させて3カウントを奪った。
鈴木がTAJIRIとの15年ぶりの再戦に完勝。試合後、不敵な笑みを浮かべながら「待ちきれねぇのか? 来いよ」と北斗を挑発。呼応した北斗がリングに飛び込み、一触即発となった。
3日後の武道館大会へ向けて北斗が会見に続いて恐れ知らずの挑発をみせたが、鈴木は「クソ生意気なクソガキ。どうやら俺と本気で喧嘩がしたいらしいな」と判断。「今すぐやろうぜ。力あり余ってんだ、こっちはよ。いつとか、どことか、準備があるから、そんなものはねぇんだよ。いつだって俺は敵陣に一人で来てるんだ。だから今日、今この場だって俺は構わない」と臨戦態勢を取った。そして「お前がキャリア何年であろうと、何歳であろうと、俺には全く関係ない。リングの上であるのは勝つか負けるか、強いか弱いか、それだけだ」と強調したうえで、「ぶち殺してやる」と通告した。
鈴木が「本気で喧嘩」を受けて立つ構えを見せたことで、武道館はただで済みそうにない。
【試合後の鈴木】
▼鈴木「10数年ぶりか、TAJIRI。クソみてぇなの何も変わってねぇな。クソみてぇに裏ばっかりかきやがって。裏ばっかかいてるから下っ腹出てきてんじゃねぇかよ。ベテランだから? 違う。キャリアを重ねたから? 違う。お前はさぼってるから、お前は弱いから俺に負けたんだ。それだけだ。もう二度と俺の前に立つことはない。さぁ、大森北斗。クソ生意気なクソガキ。どうやら俺と本気で喧嘩がしたいらしいな? いいぞ、いつやる?いつがいい?」
――3日後の武道館になる?
▼鈴木「3日後? 何言ってんだよ。今すぐやろうぜ。力あり余ってんだ、こっちはよ。いつとか、どことか、準備があるから、そんなものはねぇんだよ。いつだって俺は敵陣に一人で来てるんだ。だから今日、今この場だって俺は構わない。大森、お前がキャリア何年であろうと、何歳であろうと、俺には全く関係ない。リングの上であるのは勝つか負けるか、強いか弱いか、それだけだ。ぶち殺してやる」