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9/18【全日本】復活GET WILD返り咲きならず 芦野&本田が世界タッグV2、翌日後楽園で斉藤兄弟迎撃へ

『楽天チケット Presents 全日本プロレス50周年大会』東京・日本武道館(2022年9月18日)
世界タッグ選手権試合 ○本田竜輝&芦野祥太郎vs征矢学&大森隆男×

 大森&征矢がGET WILDを再結成したものの世界タッグ王座返り咲きならず。芦野&本田がV2を果たした。

 世界タッグ王者・芦野&本田への挑戦を表明した大森が用意した「ふさわしいパートナー」は征矢だった。現在、ノアで金剛の一員として活躍する征矢だが、大森とのGET WILD復活に合意。2013年3月に第64代王者から陥落以来、9年半ぶり4度目の戴冠に乗り出した。

 6度の世界タッグ戴冠歴を誇る川田利明&田上明両氏が特別立会人を務める中、両チームは熱戦を展開。久々の再結成となったGET WILDは大森がダイビングエルボードロップの自爆で痛めた右腕を集中攻撃されたが、征矢がワイルドにチョップ連打で押し返した。

 その後、大森が芦野のエルボースマッシュ、本田のスパインバスターの波状攻撃を浴びたが、ファイナルベントは決めさせず。トラースっキックで反撃すると、征矢も芦野をダブルチョップで撃退。ならばと本田がスピアーで征矢を蹴散らし、脇固めで大森を絞め上げると、芦野もアンクルロックで征矢を分断した。

 すると征矢が芦野を振り切り、大森がアックスギロチンドライバー、征矢がデスバレーボムを同時に決めて流れを引き寄せた。アックスボンバーとワイルドボンバーをサンドイッチで叩き込むと、大森がアックスギロチンで追い討ち。アックスボンバーで勝負に出た。

 芦野にカットされると、征矢が「大森、上に上がれ!」と指令。大森が呼応すると、征矢はカナディアンバックブリーカーで本田を担いだが、芦野が急行して雪崩式フロントスープレックスと本田のファイナルベントの合体技を敢行。征矢がダブルチョップを乱れ打っても合体ジャーマンで返り討ち。孤立した大森に本田がスピアー、ラリアットとたたみかけると、ファイナルベントを豪快に決めて3カウントを奪った。

 GET WILDが勝利目前と迫ったものの、惜しくも世界タッグ返り咲きならず。「頼もしいけど、イマイチわかんねぇところがあるな。今日もうちょっと意思の疎通ができたら世界タッグ巻けたよ」と唇を噛んだ大森は「俺はあきらめないよ。自分との戦いだ。俺はワイルドを極めることにたじろがねぇ、立ち止まらねぇ」と宣言。一方、征矢は「久しぶりにワイルドの境地感じたけど、大森あんたにワイルドの信念はあるのか?」と疑問符をつけたものの、「大森、お前にワイルドの信念があるならよ、もう一回連絡してこい。24時間365日受け付けるぞ」と再結成に前向き姿勢を示した。

 一方、芦野&本田が2度目の防衛を果たし、タッグの至宝を死守。芦野は「期待したほどワイルドじゃなかったね。お前らの敗因はそれだよ。やっぱね、殻ブチ破らないと征矢学、結局ノア入っても一緒だと思うよ」と勝ち誇った。試合後、次なる挑戦者としてこの日凱旋帰国を果たしたジュン&レイの斉藤兄弟が挑戦を表明。芦野&本田も9・19後楽園大会での迎撃を宣言し、タイトルマッチ2連戦が決定的となった。


【試合後の芦野&本田】
▼芦野「よし! 見ての通りだ。川田さんが巻いてくれたけど、ゆるゆるでした。撮ろうかなと思ったんですけど、記念に巻いてリング上にいました。よし、防衛2回だな。ワイルド、やっぱね期待したほどワイルドじゃなかったね。お前らの敗因はそれだよ。やっぱね、殻ブチ破らないと征矢学、結局ノア入っても一緒だと思うよ。そんなとこみてないんで。見てるのは先です。51周年。そこは先に進んでいかないとね。で、アメリカから帰ってきた斉藤ブラザーズが挑戦表明。いいじゃない。素晴らしいよ。あいつらキャリアは大したことないけど、俺より年上だからね。プロレスは若い方が強いからね。お前、22だよ。明日防衛するんだから、気合入れて。ダメージないね?」

▼本田「最高だね」

▼芦野「斉藤ブラザーズ、後楽園ホールで世界タッグかけてやってやる。覚悟しとけ。覚悟するのはお前らだ」

▼本田「そういうことだ」


【試合後の大森&征矢】
▼征矢「久しぶりにワイルドの境地感じたけど、大森あんたにワイルドの信念はあるのか? ただよ、俺も今日ワイルドのちょっと境地、気持ち感じたよ。正直…」

▼大森「さっきから黙って聞いてりゃよ。ワイルドがどうのこうのとかって、全日本でもともとワイルド背負ってやってきたのはこの俺、俺一人だよ」

▼征矢「大森さんよ、一言だけ言わせてくれ」

▼大森「いや、いらねぇな」

▼征矢「大森、お前にワイルドの信念があるならよ、もう一回連絡してこい」

▼大森「OK、言ったな」

▼征矢「連絡してこい。24時間365日受け付けるぞ(と去る)」

▼大森「また応えてくれよアニキ! クソ、世界タッグ獲れなかったな。でも俺はあきらめないよ。自分との戦いだ。俺はワイルドを極めることにたじろがねぇ、立ち止まらねぇ」

――久々のGET WILD結成となったが?

▼大森「頼もしいけど、イマイチわかんねぇところがあるな。今日もうちょっと意思の疎通ができたら世界タッグ巻けたよ。クソ、悔しいな。あきらめねぇ」

――日本武道館については?

▼大森「日本武道館があって、田上さん、川田さんが世界タッグの立会人。そして解説席に小橋建太がいるじゃん。全日本プロレスの日本武道館だよ。スペシャル・ワイルド日本武道館だ」

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