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9/18【全日本】亮生が悲願の世界ジュニア初戴冠 「最強のチャンピオン」タイガーから至宝奪還

『楽天チケット Presents 全日本プロレス50周年大会』東京・日本武道館(2022年9月18日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○青柳亮生vsタイガーマスク×

 亮生がタイガーを破って悲願の世界ジュニア王座初戴冠。全日ジュニア最後の砦から頂点へと駆け上がった。

 6・19大田区大会で佐藤光留を破って初戴冠以来、タイガーはイザナギ、田村男児、大森北斗をことごとく撃破し、無双状態を続けてきた。その王者の前に“最後の砦"として立ちはだかったのが亮生。全日本50周年記念・武道館の大舞台で3度目の世界ジュニア挑戦を果たした。

 スピードを駆使して攻め立てた亮生はコーナーからのラ・ケブラーダを放つなど見せ場を作ったが、タイガーが雪崩式ダブルアームスープレックスを敢行して失速。タイガードライバー、腕ひしぎ逆十字と追い込まれた。

 しのいだ亮生はロコモーション式フィッシャーマンバスターで活路。ムーンサルトを放ったが、タイガーも1カウントで返して意地を見せる。ならばと亮生はトラースキックを連発し、キリモミ式ジャンピングハイキックもさく裂。ファイアーバードスプラッシュを発射して3カウントを奪った。

 亮生が大苦戦の末にタイガーを攻略。3度目の挑戦にして世界ジュニア初戴冠を果たした。試合後、タイガーから称えられた亮生は「散々調子こいたこと言ってきましたけど、やっぱり強かったです」と敬意を表し、「最強のチャンピオンから取ったからには、何回でも防衛して、青柳亮生が全日本プロレスジュニアだってことを証明していきます」と王者の責任とともに誓ってみせた。


【試合後の亮生】
▼亮生「やったぞ。世界ジュニアのベルト何とか取り戻すことができました。新日本プロレスのタイガーマスク。散々調子こいたこと言ってきましたけど、やっぱり強かったです。最強のチャンピオンから取ったからには、何回でも防衛して、青柳亮生が全日本プロレスジュニアだってことを証明していきます。これからも全日本プロレスよろしくお願いします」

――飛び技にこだわった?

▼亮生「ずっとあおってきたんで、ここで飛ばずに勝っても意味がないと思ったので、そこだけは俺のファイトスタイルとしてずっとこだわってきたところだったんで、今日もこだわって飛びました」

――見た目もずいぶん変わったが?

▼亮生「全部ですよ。髪の毛も。獲ったんでOKということで、青柳亮生のラッキーカラーにしようかなと思ってます」


【試合後のタイガー】
▼タイガー「あぁ、クソ。最後は青柳選手の意地を感じましたよ。あれだけツームストン、上から投げて、タイガードライバーのたたみかけでも絶対に肩をつけなかった。これは明らかに全日本プロレスを守るっていう表れでしょうね。僕は彼のスタイルというものを侮ったわけじゃないけど、否定したのは確かです。しかし、やってみて彼のここぞという時に飛ぶというのは見えたしね。青柳選手がこの先、どのように防衛していくのか、僕も関わった以上、楽しみですね。さっきも控室で田村男児選手とちょっとしゃべったんだけど、ジュニアは誰がいるのって聞いた時、正直そんなにいなくて、キャラも強くないという部分で、この50周年から青柳選手が引っ張ってジュニアを盛り上げなきゃいけないんじゃないのっていう話をしたら、『その通りです』って言ってた本人が今日アジアタッグ獲っちゃったからね。彼もジュニアじゃないのかようわからないんけど。6月から3ヵ月間、この全日本プロレスに関わらせてもらって、非常に僕自身、勉強になったと思います。まさかこのキャリアになってベルトを獲れるとも思ってなかったし、逆に取ってみたら若い選手がどんどん来る。返り討ちにしてきたけど、さすがに50周年・日本武道館、素晴らしい舞台が整ったうえで青柳選手に獲られたのが凄く悔しいですね。ある意味、本当は僕が獲ってひっかきまわしたい部分があったけど、彼には拍手を送りたいと思います。本当に全日本のジュニアを引っ張っていってほしいなと思いますね」

――明日9・19後楽園大会でブラック・タイガー戦を控えるが?

▼タイガー「これがまたなぜ突然、ブラック・タイガーなのかがちっともわからなくて。新日本で10何年前にやってたんだけど、ブラック・タイガーが出てきて全日本プロレスで試合しなきゃいけない。その意味がよく分からないんだけど、一人でも二人でもお客さんが喜んでくれるならもちろんそれに応えたいし、彼がどういうつもりで出てくるのかわからないけど、勝ってマスクをひっぺがせば、またしばらく落ち着くんじゃないかなと思いますね。今日は武道館という大会でえらい長いなと。新日本プロレスの東京ドーム並みだなと。そして明日、後楽園で11時半から。どんなあれなんだと。ちょっとゆっくりと頭冷やして、アイシングして帰って明日の試合に備えます。寝ないと」

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