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9/19【NOAH】清宮が変型シャイニングで拳王怒りのKO GHC最終前哨戦で“武藤殺法争奪戦”が一層激化

『SUNNY VOYAGE 2022』横浜ラジアントホール(2022年9月19日)
○ジャック・モリス&清宮海斗vs拳王&征矢学×

 9・25名古屋大会のGHCヘビー級王座戦に向けた最後の前哨戦で、王者・拳王と挑戦者・清宮の武藤殺法争奪戦(?)が一層激化した。

 名古屋決戦に向けた最後(3度目)の前哨戦。これまで直接星を奪い合って1勝1敗だったが、清宮が武藤敬司から継承したはずのシャイニング・ウィザードを、ここにきて拳王も「俺の技」と宣言し、“武藤殺法争奪戦"の様相も呈していた。

 この日ものっけからシャイニング・ウィザードの避け合いを展開。一方で拳王は場外をうろつくなどして清宮をいら立たせると、逆に場外戦で頭部を蹴り飛ばし、意識もうろうな清宮の真横で“プロレス・ラブポーズ"をキメるなどして徹底的にN-1覇者の挑戦者を挑発した。

 中盤に入って直接対峙しても、拳王は曼荼羅ひねりからの足4の字固めや、ラブポーズからのシャイニング弾を狙う。清宮もことごとく阻止したが、終盤に入って征矢の弾道(ラリアット)を浴びて動きを止められると、ついに拳王の“ラブポーズ→シャイニング"を浴びてしまった。

 拳王はそのまま場外でラブポーズ&足4の字で清宮を捕獲したまま試合終了。リング上でベルトをはさんでにらみ合っても、清宮の口にラブポーズをちょこんとやって挑発した。

 清宮もついにプッツン。猛烈なエルボースマッシュでカチ上げると、ジャーマンでぶん投げ、頭部をつかむ変型シャイニングをぶっ放して拳王をKOだ。大の字の王者の頭上で静かにラブポーズを決めた清宮は「俺はあの技、本当に大事にしたい。打ち方とか、その精度とか、そういうものもあるけど、技を使うのは俺は気持ちだと思ってるから。技を譲ろうって言ってもらったときの気持ち、それから使い続けてきたこの気持ちとかを全部、名古屋で拳王に決めてGHCのベルトを獲る」と“武藤殺法継承者"としての覚悟を深めた。

 一方の拳王も「名古屋では“俺の技"シャイニングウィザードでてめえを倒してやるからな」と改めて予告。拳王流の挑発の気配も多分にあるものの、とにかく激化した“武藤殺法争奪戦"によって清宮に火がついたことは確かだ。

【試合後の清宮&モリス】
▼モリス「ここにいるのはジャック・モリスと、未来のチャンピオン・清宮海斗だ。今日は拳王、征矢に勝った。名古屋でも海斗が勝つことだろう」

▼清宮「今日も拳王にシャイニングウィザード食らってしまった。食らってしまったけど、俺はあの技、本当に大事にしたいから、悔しいけど打ち方とか、その精度とか、そういうものもあるけど、技を使うのは俺は気持ちだと思ってるから。その技を譲ろうって言ってもらったときの気持ち、それから使い続けてきたこの気持ちとかを全部、名古屋で拳王に決めてGHCのベルトを獲る」

【拳王の話】「クッソ。何だよ、おい。もう試合終わってんだろ? ゴング鳴ってんだろ? 何だよ。俺の技、シャイニングウィザード食らわされちまったな、おい。名古屋ではな、おい! 今日試合終わってから食らわされちまった技、俺の技、シャイニングウィザードでてめえを倒してやるからな」

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