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9/20【NOAH】“タカ&サトシ"あぶ刑事ルックも暴露でチグハグ 鈴木は暴走通訳 GHCタッグ調印式は両軍珍問答で大混乱に

 9・25名古屋大会のGHCタッグ選手権試合「(王者)鈴木秀樹&ティモシー・サッチャーvs杉浦貴&小島聡(挑戦者)」に向けた調印式が20日、都内で開かれた。両軍競い合うような珍問答を繰り広げ、会見を混乱に陥れた。

 小島が同じ“1970年生まれ"として杉浦にタッグ結成を持ちかけて決まったGHCタッグ王座戦。乗り気には見えない杉浦をヨソに、小島はチーム名を“タカ&サトシ"と命名し、昭和から平成にかけて人気を博した名ドラマ『あぶない刑事』気取りの言動で独走している。

 前哨戦でもサッチャーにシングル連敗を喫するなど、挑戦者らしからぬ逆風が吹くなかで迎えたこの日の調印式。杉浦と小島は“あぶ刑事"ルックな揃いのサングラス姿で登場し、ようやく足並みを揃えたのかと思いきや、現実はまるで違った。

 まずは小島が「9月3日の大阪で杉浦選手…タカ選手とタッグを組んで体に電流が走りました。ビビビっていう感じの電気が流れて」と相変わらずの昭和センスで松田聖子ばりに明かしたものの、杉浦は「まったくビビっとも何ともきてないんだけど、なぜかサトシのペースに巻き込まれて、いつの間にかタイトルマッチ挑戦。でも決まったからにはね、これは必ずベルト獲りたい」と逆の感想を口に…。

 サングラスで揃えたことも「いや、ホントに偶然というか、全然示し合わせてもなかったんで自分もびっくりしてる」と小島が以心伝心を強調した一方で、杉浦は「昨日の試合後にサトシから『明日の会見ではサングラスかけてこいよ』と言われました」とあっさり暴露。

 さらには会見開始前にキメた“あぶ刑事"ポーズについても「特に何も決めてなかったですが、偶然にただお互いの気持ちを表しただけ」という小島に対して、「先ほど控室でサトシに『俺がこうするから、タカシはこうしてくれ』と言われました」と杉浦はサラリ。会見場を動揺と押し殺す笑いが支配するなか、不安視されるチームワークについて小島は「関係ないねっ」と柴田恭兵ばりに強調するほかなかった…。

 一方の王者組…というより鈴木も“負けず劣らず"。コメントをほぼサッチャーに丸投げして自身は通訳に徹すると、妙な翻訳を連発した。

 まずサッチャーは「杉浦と小島はベリーストロングだ。でも俺たちはチャンピオンチームだ。それを証明する。俺たちは勝つための罠を仕掛ける。たとえ対策を練ってきても、俺たちがコントロールする」「杉浦軍もリーダーの杉浦さんのこともリスペクトしている」といたって紳士的に発言。

 だが、鈴木は「見ての通り、今は空手のトレーニング中だ。俺がトレーニングを怠り、弱くなったら、それでもインタビューに来るか? ファンも騒いでくれるか? 100万円を持ってくるか? 消えな」「テメーのようなチンピラ記者がなれなれしい口を聞くんじゃねえ。よく見とけ。人間を痛めつけるってのはこうやるんだ」などと意訳の範囲を逸脱した暴走コメントを連発し、傍らで真顔のサッチャーがその味わいを深めた。

 結果的に両軍競い合うように“珍問答"を繰り広げた調印式。実力者4人がそろったタッグ王座戦ではあるものの、その試合内容はもはや、誰も予想できない…。

【会見の模様】
▼小島「小島です。9月3日の大阪で杉浦選手…タカ選手とタッグを組んで体に電流が走りました。ビビビっていう感じの電気が流れて、そういう流れから今回タッグのタイトルマッチに挑戦するまでに至ることができて、本当にありがたいなと思ってます。GHCのタッグチャンピオンに必ずなりたいと思います」

▼杉浦「杉浦軍の杉浦貴です。こないだの大阪で初めて小島選手、いやサトシと組んで、全くビビっとも何ともきてないんだけど、なぜかサトシのペースに巻き込まれて、いつの間にかタイトルマッチ挑戦。でも決まったからにはね、これは必ずベルト獲りたいと思ってます」

▼サッチャー「(日本語で)モンダイナイ」

▼鈴木「(通訳を頼まれ)ノープロブレム」

▼鈴木「ハッキリとした挑戦表明がないまま、最低でも何かしらそういう雰囲気を出すのかなと思ったら、そういうのも全くないままタイトル戦が決まって。その微妙な気持ちをそのまま名古屋にぶつけたいと思います」

――チャンピオンチームの印象は?

▼小島「正直に言うと体も大きくて、全てにおいてパーフェクトなプロレスラーの二人だと思ってるので、凄く苦手なタイプです。これは正直な感想ですけども、だからこそタッグのベルトを獲る意味もあると思ってますので、頑張りたいと思います」

――杉浦軍対決ともなるが?

▼杉浦「そうですね。プロレス頭があるというのか、凄いクレバーで、あとテクニックが凄いあるのでね。非常に試合やっててペースがつかみづらい。相手のペースに持っていかれるのがよくあるので、そこを気をつけて。強いチャンピオンだと思ってます」

――改めて杉浦&小島組の印象を

▼鈴木「サッチャーがしゃべります」

▼サッチャー「(英語で)杉浦と小島はベリーストロングだ。でも俺たちはチャンピオンチームだ。それを証明する。俺たちは勝つための罠を仕掛ける。たとえ対策を練ってきても、俺たちがコントロールする」

▼鈴木「(※何かを読みながら)え〜『俺はティモシー・サッチャー。杉浦貴、小島聡、いやタカ&サトシ、お前らをぶちのめすために日本に来たんだ』と言ってます」

――チームワークは上がっていると感じている?

▼鈴木「サッチャーが答えます」

▼サッチャー「(英語で)もちろん。俺たちは同じ考え方、哲学を持ってるからね」

▼鈴木「(※何かを読みながら)え〜『見ての通り、今は空手のトレーニング中だ。俺がトレーニングを怠り、弱くなったら、それでもインタビューに来るか? ファンも騒いでくれるか? 100万円を持ってくるか? 消えな』と言ってます」

――サングラスをつけてきた趣旨は?

▼小島「いや、ホントに偶然というか、全然示し合わせてもなかったんで自分もびっくりしてるところなんですけど。自分が朝起きて今日、会見だって気持ちを自分で表しただけなんですけど。はい」

▼杉浦「昨日の試合後にサトシから『明日の会見ではサングラスかけてこいよ』と言われました」

――…話が違うが?

▼小島「いやあ…あの…(笑) あ…関係ないねっ」

――チームワークに不安しかないが?

▼杉浦「ちゃんと言うよ。関係ないねっ!」

――会見前に決めたポーズはどんな意味がある?

▼小島「いや、特に何も決めてなかったですが、偶然にただお互いの気持ちを表しただけです」

▼杉浦「先ほど控室でサトシに『俺がこうするから、タカシはこうしてくれ』と言われました」

――会見での杉浦&小島組の風ぼう、発言をどう思う?

▼鈴木「サッチャーが答えます」

▼サッチャー「(英語で)ベリーストロングだ。杉浦軍もリーダーの杉浦さんのこともリスペクトしている」

▼鈴木「(※何かを読みながら)『テメーのようなチンピラ記者がなれなれしい口を聞くんじゃねえ。よく見とけ。人間を痛めつけるってのはこうやるんだ』です」

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