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9/22【DDT】竹下が9・25後楽園KO-D戦へ宣言 「強い樋口からベルトを獲ってAEWに持っていきたい」

 9・25後楽園大会でKO-D無差別級王者・樋口和貞に挑戦する竹下幸之介が22日、東京・渋谷区のAbemaTowersでの会見で「強い樋口からベルトを獲って、AEWにKO-D無差別級のベルトを持っていきたい」と王座獲りを誓った。

 8・20後楽園大会で遠藤哲哉を破った樋口がKO-D王座初防衛。試合後、次なる挑戦者に指名したのがアメリカAEW遠征から一時帰国中の竹下だった。9・25後楽園大会でKO-D王座挑戦が決まった竹下は「米国から一時帰国して約1ヵ月が経とうとしています。この一戦が区切りで、また10月から米国に戻ることになる」といい、樋口が王者に君臨する現状を「自分は何度もKO-D無差別級のタイトルは巻いてますが、自分から遠藤哲哉にいって、遠藤哲哉から樋口和貞。新時代が幕開けしてるような気がする」と評した。

 一方で「チャンピオンが移り変わっているんですけど、試合を見るかぎりは新しい風は吹いてないんじゃないか」との思いもある。だからこそ、「僕と樋口の戦いでDDT、もっと言うなら日本のマット界の新時代が始まる、そんな一戦にしたい」とこのKO-D戦にかける思いは強く、「今の樋口はホントに強いと思う。だからこそ、その樋口からベルトを獲って、AEWにKO-D無差別級のベルトを持っていきたい」とDDTの頂点ベルトを手土産にアメリカへ舞い戻る構えだ。

 そこにはDDTを世界的に広くアピールする狙いがある。AEWのリングで戦ったことで「DDTの米国での認知度ってそこまでまだないんです。だからKO-D無差別級チャンピオンという肩書が、あまりピンと来ないと思うんです。米国のファンも選手も」と実感。そこで自身が王者として戦うことが必須と考え、「まずは僕がそれを持っていくことで、こういうベルトがあるんだと見せるところから始めないといけなくて。僕が向こうで実績を積むことで、“竹下のベルトに挑戦したい"という選手がやっと出てくると思う」と認知させていくつもり。「とにかくDDTを世界に届けるというのが僕の役割だと思ってるので。そのためにもベルトは米国に持っていきたい」とKO-D戦にかける決意をにじませた。

 迎え撃つ樋口は2度目の防衛戦。「個人的にはそういうゴチャゴチャしたことは気にせず、米国に行ってデカくなってきた竹下幸之介と、このタイミングで勝負をして、その勝負をこのベルトを懸けてやるというのが意味があるのかなと思ってます。自分はそういう勝負だと思ってます」とのスタンスで臨む。仮に敗れればKO-Dのベルトが海を渡ってしまうことになるが、「このベルトが海外に行こうとも、DDTにとどまろうとも、それはそれで、それが新しい形だと思ってます。自分は単純にこの勝負、勝敗でこのベルトがどっちに行こうが構わないと思ってます」との考えを示していた。

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