9/25【NOAH】YO-HEY肉薄も届かず…HAYATAがGHCジュニアV6 ニンジャ・マックが“バク転電車道”で挑戦表明
『GRAND SHIP 2022 in NAGOYA PRO-WRESTLING LOVE FOREVER.2 〜OUT BREAK〜』愛知県体育館(2022年9月25日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○HAYATAvsYO-HEY×
GHCジュニア王者・HAYATAが“覚悟の挑戦"となったYO-HEYの猛烈な切り崩しをしのぎきり、6度目の防衛に成功。次期挑戦者にはニンジャ・マックが名乗りを上げ、花道をすべてバク転で退場するという前代未聞の宣戦布告を繰り広げた。
ノアジュニアの“絶対王者"HAYATAが名古屋で防衛戦。挑戦者のYO-HEYとは、かつてタッグチーム“金髪夫婦"を組んでジュニアタッグシーンをけん引。袂を分かってからはHAYATAが躍進し、昨年8月のジュニア王座戦でも完勝防衛を果たしていた。
悲願のHAYATA攻略とGHCジュニア初戴冠を目指すYO-HEYは「もう元パートナーとは思わない。ラストチャンスのつもりで行く」と決意。9・21新宿大会の最終前哨戦でも直接ピンフォールを奪った追い風を背にHAYATAに襲いかかった。
気を吐いたYO-HEYが捨て身のトペコンヒーロで先制したものの、冷静なHAYATAは得意の一点集中攻撃で左腕を攻めて主導権。あの手この手で長時間攻め立てた。YO-HEYも前哨戦で猛威を振るったドロップキックなどを駆使して奮闘するが、エプロンからの場外顔面Gは不発。キャッチしたHAYATAはそのまま場外マットにシットダウンパワーボムで叩きつけて大ダメージを与える。
勝負を捨てないYO-HEYはトラースキック3連発を皮切りに、リバース・ツイスト・オブ・フェイトや低空顔面Gなどで巻き返したものの、左腕を狙われると急ブレーキ。ブリッジ式の変型アームロックでギブアップ寸前に追い詰められる。その後も大技ラッシュを浴びたものの、反撃のチャンスを待ったYO-HEYは顔面Gをキャッチされてもクラッチに固めてコードブレイカーにつなげると、顔面Gを決めて、ついに決定的チャンスを掴んだ。
HAYATAの403インパクトを食らってしまうが、直後に顔面ドロップキックを一閃。スーパー顔面Gも完璧に決まる。王者の意地でなんとか肩を上げたHAYATAだが意識もうろう。YO-HEYは顔面ドロップキックで仕留めようとするが、HAYATAは前のめりに倒れたために打てない。
YO-HEYは強引に王者を立たせるが、その瞬間、HAYATAがラリアットを一閃。引かないYO-HEYもカウンターのドロップキックで大逆転を狙ったが、両腕でガードしたHAYATAは一瞬のスキを突いてヘデックを繰り出し、一気に3カウントを奪った。
その“差"こそ縮まれど、またしてもYO-HEYを返り討ちにして、HAYATAが6度目の防衛に成功。改めてその強さを見せつけたが、そんな王者の前に現れたのが、ノアマットを席巻しているニンジャだ。「ついにニンジャ・マックがベルトを持つ時が来たぞ。俺が挑戦する。賭けてみるか?」と挑戦表明すると、退場には花道でバク転6連発を披露し、前代未聞の挑戦アピールで宣戦布告した。
リング上では明言しなかったHAYATAだったが、バックステージでは「やっとこのベルトに興味持ったか」とニンジャの挑戦を歓迎し、「次は…ニンジャや」と正式に指名。両者のタイトルマッチが決定的になった。
【HAYATAの話】「やっとこのベルトに興味持ったか。次は…ニンジャや」
【YO-HEYの話】「(コメントスペースで座り込んでうなだれると)負けた、また…。クソ。あんだけ、あんだけ…もうラストチャンスという気持ちで挑んで、これです。惨敗です。チャンピオンであるHAYATAが俺よりももっと強い意志を持って、俺を対戦相手に迎えてくれて、防衛した。ただそれだけです。メチャクチャカッコ悪いこと言うの承知で、1つだけ言いたいです。もう自分はどん底です。でも、やっぱりプロレスが好きです。プロレスラーYO-HEYとして、まだまだやっていきたい。なので、一からじゃなく、ゼロからもう一度ベルトに関われるほどの実力をつけたいと思います。なので本当に、本当にメチャクチャカッコ悪いお願いしてますけど、こんな僕を応援してください」
【ニンジャの話】「リング上でも言った通りで、ノアでもWRESTLE UNIVERSEでも見ている人たちに前から言っていること通りだが、自分に懸ける時だと思う。懸け金が上がっている。自分は全部突っ込む状態。なぜノアに来たのかと言ったら、GHCジュニアのベルトにはずっと照準を合わせていたし、ここでHAYATA選手の持っているベルトを絶対に自分のものにしてみせる」
