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10/9【天龍プロジェクト】WAR再会マッチ実現 石井と望月&フジイが真っ向火花、ウルティモ貫録勝利

『革命龍魂』東京・後楽園ホール(2022年10月9日)
○ウルティモ・ドラゴン&石井智宏vs望月成晃&ドン・フジイ×

 天龍プロジェクトのリングでWAR同窓会が実現。新日本・石井と望月&フジイがバチバチに火花を散らし、最後はウルティモが貫録勝利を決めた。

 セミファイナルに組まれたのは、かつて天龍氏が主宰したWARにゆかりのあるウルティモ&石井とフジイ&望月のタッグマッチ。ウルティモはWARジュニアのエースとして活躍し、石井は96年11月にWARでデビュー。望月は武輝道場の一員としてWARに参戦し、フジイはデビュー前にWARで営業を担当していた。レフェリーはレッドシューズ海野が務め、WAR再会マッチといえる一戦となった。

 石井と望月が先発で飛び出すと、石井の延髄斬り、望月のランニングローキックを読み合う。石井とフジイはタックル合戦、逆水平合戦で真っ向勝負を展開。望月の加勢を得たフジイがショルダータックルでなぎ倒すと、望月はカカト落としやフロントハイキック連打で攻め立てたが、石井はブレーンバスターで叩きつけて反撃した。

 ここでウルティモが登場。ローキックとミドルキックを交互に連発し、フジイが飛び込んでも蹴散らし、望月をコブラツイストで捕らえる。石井は天龍氏ばりのWARスペシャルでフジイを分断した。望月が耐えてもウルティモがローリングソバット、石井がジャーマンの波状攻撃を浴びせたが、望月は石井の延髄斬りを回避し、ヒザ蹴り、ランニングローキックで逆襲した。

 フジイは天龍氏ばりの逆水平を連発し、ケサ斬りチョップをぶち込む。ショートレンジラリアットを連打すると、石井は仁王立ち。ラリアット合戦で相打ちに持ち込んだ。ならばとフジイがケサ斬りチョップ、望月が最強ハイキックを立て続けにぶち込み、フジイがチョークスラムで叩きつけた。

 返した石井はノーモーション頭突き、延髄斬りでフジイに逆襲。こん身のラリアットを叩き込んで逆転した。すかさずタッチを受けたウルティモがラ・マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪取。WAR同窓会マッチを制した。

 試合後はノーサイド。各々が握手を交わすと、海野レフェリーが天龍氏夫人の故・嶋田まき代さんの遺影を抱いて4人で勝ち名乗りを受けた。フジイ、石井がまき代夫人の遺影に深々と一礼すると、最後は望月と3人で手を挙げ、WAR再会マッチは幕を閉じた。

プロ格 情報局