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10/9【GLEAT】伊藤&飯塚劣勢も…残り10秒で追いつき光留&シュレックと熱戦ドロー

『GLEAT Ver.EX(Extra)』東京・後楽園ホール(2022年10月9日)
△飯塚優&伊藤貴則vs佐藤光留&関根“シュレック”秀樹△

 ロストポイントで先行を許して劣勢に陥った伊藤&飯塚のGLEATコンビだったが、残り10秒で飯塚がシュレックからエスケープを奪い、時間切れ熱戦ドローとなった。

 GLEAT所属の伊藤&飯塚がLIDET UWFルールでハードヒットの光留、RIZINでも活躍するシュレックの強豪タッグを迎え撃った。伊藤は9・25名古屋大会でリンダマンに敗れてG-REX王座獲りを逃したばかりで再起戦となった。

 光留と飯塚が先発。スタンド、グラウンドともに緊張感漂う先制争いを繰り広げた。代わった伊藤は重たい掌底とローキックを武器に前に出る。光留はリングに寝転がり、猪木-アリポジションでグラウンド戦に誘うが、伊藤は付き合わない。光留は「ビビってんだろ?」と挑発した。

 伊藤はシュレックが相手になっても積極的に打撃を浴びせるが、シュレックは強引に掴みかかるとジャーマンの構えに。伊藤の抵抗を受けてもアンクルホールドや胴絞めスリーパーに絡め取った。負けじと伊藤もジャーマンを狙うが不発。ヒザ蹴りやニールキックを放っても頑丈なシュレックに大きなダメージは与えられない。

 シュレックは飯塚と対峙しても、ヒザ十字固めや飛行機投げで攻勢に。15分経過までポイントは動かなかったが、シュレックはアキレス腱固めで飯塚からロープエスケープを奪った。

 再び光留と伊藤の顔合わせになると、激しい打撃戦に。隙を突いて飛びついた光留はアンクルホールドでまたもロープエスケープを奪った。ポイント差を詰めたい伊藤は豪快なジャーマンで光留からダウンを奪うと、ハイキックからヒザ蹴りにつなげるも、光留はシュレックにタッチしてピンチを逃れた。

 時間切れが迫る中、シュレックと飯塚が相対する。伊藤のゲキを受けた飯塚がグラウンドを狙う。シュレックは冷静に対応するが、それでも飯塚は動き続けて残り30秒で卍固めへ。たまらずシュレックもロープに逃れた。しかし、残りは10秒。そのまま時間切れとなり、ポイント3-3の引き分けとなった。

 なんとか引き分けに持ち込んだ伊藤&飯塚は試合後にシュレックとにらみ合いを繰り広げた。伊藤は「ドローはちょっと納得いかないけど、あの2人は正真正銘このルールでは認めざるを得ない」と対戦相手の実力を認めつつも、「寝技じゃまだまだまだまだ。でも、打撃やったら俺にも分があるんちゃうか」と自信もあらわに。「関根でもいいよ。佐藤でも、両方メチャメチャやり応えのある相手や。俺は、伊藤貴則はここからどんどんどんどん上に進むしかない」と再戦を視野に入れながら再浮上を誓った。飯塚も「前回のハードヒットとの対抗戦以来、どれぐらいの月日が流れたかわかんないけど、今日改めて再確認しました。俺たちはLIDET UWFはハードヒットに負けてない」と力強くアピールした。

【試合後の伊藤&飯塚】
▼伊藤「ドロー。ドロー。なかったことになっていたハードヒットとドロー。俺はもう負けられねえ。一番下からスタートしたんだよ。今日からどんどんどんどん上に上がる。その予定だったけど、ドローはちょっと納得いかないけど、あの2人は正真正銘このルールでは認めざるを得ない。今日の試合見てもらったらわかる。寝技じゃまだまだまだまだ。でも、打撃やったら俺にも分があるんちゃうか。関根でもいいよ。佐藤でも、両方メチャメチャやり応えのある相手や。俺は、伊藤貴則はここからどんどんどんどん上に進むしかない。ここから絶対負けへんぞ」

▼飯塚「前回のハードヒットとの対抗戦以来、どれぐらいの月日が流れたかわかんないけど、今日改めて再確認しました。俺たちはLIDET UWFはハードヒットに負けてない。以上です。ありがとうございました」

【シュレックの話】「何も言いたくない。まあ、力の差はあるよ。頑張ったんじゃない? 2人。まあでも、当ててるんだからさ、当てたら倒せよって話。俺らもそうなんだけど。一瞬の攻防で一本取る、KOで決めるっていうのはやっぱ必要だと思うし。まあでもね、GLEAT、今度はGLEAT MMAを発表したし、他のプロレス団体がしないことに挑戦しているっていうのはすげぇと思うし。その中で今日やった彼らがどういう立ち位置で挑戦するのかしないのか。上に行くんだったら挑戦してほしいし。挑戦やめたら、そこで落ちていくだけだから。死ぬ気で取りに来いよってことです」

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