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10/9【GLEAT】石田が井土を熱闘撃破 同世代に宣戦布告、フル参戦を宣言「全大会でGLEATさせてもらう」

『GLEAT Ver.EX(Extra)』東京・後楽園ホール(2022年10月9日)
○石田凱士vs井土徹也×

 参戦初戦となった石田が井土を熱闘撃破。同世代に宣戦布告した石田は「全大会で俺もGLEATさせてもらう」と全戦出場を宣言した。

 石田は今年7月にDRAGONGATEを退団。その去就が注目されていたが、8・24後楽園大会に突如として現れ、GLEATへの参戦表明をぶち上げた。井土との一騎打ちが決まると、9・25名古屋大会に乱入して井土を襲撃。遺恨を深めた状況で参戦初戦を迎えた。

 のっけから2人は喧嘩腰だった。井土がフロントハイキックで奇襲。エルボーやストンピングを乱れ打つが、石田も「クソガキが!」と叫んでエルボー合戦に。井土はフロントハイキックからジャーマンにつなげて押し切った。場外戦になると、石田がラフファイトで反撃。鉄柱やエプロンに投げつけ、怒号を上げながらヒザ蹴りなどを乱れ打つ。だが、井土も顔面から石田を鉄柱に叩きつけると、エプロンからのランニングローキックで蹴り飛ばし、「GLEATしてこうぜ!」と絶叫した。

 しばらく井土ペースが続くが、石田はサッカーボールキックを食らった直後にムクリと立ち上がり、同じくサッカーボールキックで応戦し、激しい打ち合いに。場外では止めるレフェリーを突き飛ばしてエルボー合戦で火花。石田は場外ブレーンバスター、サッカーボールキックで主導権を奪い取る。井土のエルボーを受けても「効かないよ」とつぶやき、ローキックの打ち合いでも競り勝つと、挑発しながら顔面を踏みつけた。

 井土は意地になってブレーンバスターを決めて巻き返しに転じると、エプロンDDTもさく裂するが、石田は場外から足を掴んで断崖式ドラゴンスクリューを敢行。エプロンからランニングローキックを放つと、その衝撃音に後楽園ホールは大きくどよめいた。石田は「俺が勝つぞ!」と叫ぶ。

 石田がミドルキックを連発すると、井土はビンタで呼応。壮絶なビンタ合戦に発展する。蹴り足を掴まれた石田だったが、ビンタからバズソーキックを見舞って好機。タイガースープレックスの体勢に。抵抗した井土はフロントハイキック合戦に持ち込むと、スピンキック、ハイキックを連続発射してピンチをチャンスに変えた。粘る石田にトラースキック、バズソーキック、フィッシャーマンバスターとラッシュ。スピンブレイク(ローリングバックエルボー)へ。

 これを丸め込んで切り返した石田は、カウンターのジャンピングハイキックをドンピシャリ。急角度のジャーマン合戦から井土が再びスピンブレイクを狙ったものの、石田はここもジャンピングハイキックで足止め。垂直落下式ブレーンバスターからハーフタイガースープレックスホールドに持ち込んで3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った石田は「この試合勝ったの誰や、オイ? 石田凱士が勝ったぞ、コラ! 井土、今日でわかったな。どっちが勘違い野郎か」と言い放つと、「言っとくぞ。GLEATは目じゃないんじゃ。俺からしたら他の同世代のヤツらも一緒や。勘違いの生ぬるいヤツしかおらん、GLEATには」と同世代のレスラーたちも斬り捨てる。そして、「お前らの勘違いを叩き直すために、これからもGLEAT全大会、俺も全てGLEATさせてもらうぞ」とGLEAT全大会への参戦を宣言した。

【石田の話】「おい、見たか。勘違い野郎がどっちか、これでわかったやろ。井土は思ったよりやるやんけ。お前とは今日だけじゃないな。リング上でも言った通り、これからのGLEAT全大会俺がGLEATさせてもらうから。お前らの生ぬるい勘違いしたその考え叩き直してやる」

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