プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/10【日本プロレス殿堂会】大ベテラン・藤原が存在感発揮 猪木さんへの思いは「しゃべりたくない」

『LEGACY II』東京・後楽園ホール(2022年10月10日)
○河野真幸&藤原喜明&TAKAみちのくvs長井満也&入江茂弘&渡辺壮馬×

 故・アントニオ猪木さんの愛弟子にあたる大ベテラン・藤原が現役選手たちの中で存在感を発揮。試合後、猪木さんについて問われると「しゃべりたくない」とだけ口にした。

 藤原&TAKA&河野と長井&入江&渡辺が対戦する6人タッグマッチが第4試合で実現。現役バリバリの選手たちに囲まれて、今月1日に亡くなったアントニオ猪木さんの愛弟子にあたる73歳の大ベテラン・藤原が存在感を発揮した。

 先発を買って出た藤原は入江と対峙。ロープに押し込んできた入江の頬を張ると、ビンタ合戦で真っ向からやり合った。勝ち気に頭突きをねじ込むと、入江のヘッドバットを食らっても微動だにせず。長井が「ジジイ早く引っ込め」と野次ると、藤原は自らコーナー金具に頭突きを放って健在ぶりを見せつけた。入江が真似たものの、「痛え」と悲鳴を上げる。

 その後も藤原は長井に一本足頭突きを見舞うなど見せ場を連発。何かとちょっかいを出してくる入江とまたも激しくやり合う。長井に入江を羽交い締めにさせると、ビンタを一撃。アキレス腱固めに捕獲すると、河野とTAKAも腕ひしぎ逆十字固めで加勢した。さらに、入江の急所を踏みつけて制裁する。控えに回ると、入江の奇襲を受けて怒りに着火。場外から相手コーナーに襲いかかり、渡辺をビンタで張り倒して憂さを晴らした。

 最後も腹部への頭突き、一本足頭突きで河野を援護射撃。すかさず河野が渡辺にネックハンギングボムを決めるとジャイアントニードロップで勝負に。藤原は脇固めで入江をキッチリと分断し、河野の勝利をアシストした。

 存在感を発揮した藤原だったが、猪木さんについて聞かれると「しゃべりたくない」との一言を残して控室へ。敬愛する師匠への思いと受け継ぐ闘魂を胸に、藤原はこれからもひとりのプロレスラーとして後輩たちと真っ正面から戦っていく。

【試合後の藤原&河野&TAKA】
――猪木さんが亡くなったが?

▼藤原「しゃべりたくない…」

※藤原は控室へ

▼TAKA「しゃべりたくないってよ。さすが昭和のレジェンド。あの人が後ろにいるだけで何も怖くねぇよな。鬼に金棒、鬼に藤原喜明。しかもこのでかいWAR6メンチャンピオンがいて」

▼河野「ご無沙汰してます」

▼TAKA「ホント久しぶりね。こんなでかいのにあんな動きできるんだから最強だよね」

▼河野「でも今日やっぱ組長がいたから」

▼TAKA「あの昭和の元気を俺たち平成レスラーが見習わないと。凄いな。元気だ。まだまだジジイに負けてらんないよ。ジジイっていっちゃいけないな」

▼河野「言っちゃいました」

プロ格 情報局