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10/12【DDT】ハリマオがKO-DタッグV2 樋口は「いつでもどこでも挑戦権」行使の青木返り討ちでKO-D無差別死守

 『Get Alive 2022』が12日、東京・後楽園ホールで行われ、樋口和貞&吉村直巳が佐々木大輔&KANON組を退け、KO-Dタッグ王座V2に成功。樋口はKO-D無差別級王座への「いつでもどこでも挑戦権」を行使した青木真也を返り討ちにし、同王座3度目の防衛を果たした。

 KO-Dタッグ王座戦は佐々木組がいきなり場外戦に持ち込み、セコンドの藤田ミノル、MJポーを介入させて王者組を蹂躙。樋口は一連の前哨戦でダメージを受けていた右腕に集中砲火を浴びて劣勢となった。

 その後、一進一退の攻防が続き、KANONのスリーピーホロウでぶん投げられた樋口だったが、ぶちかましで逆襲。KANONのグラウンドコブラを2カウントで返すと、ラリアットの相打ちから樋口が再びぶちかましをさく裂。最後はブレーンクロー・スラムを豪快に決めてKANONから3カウントを奪った。

 ハリマオがKO-Dタッグ2度目の防衛に成功した。試合後、10・8千葉大会で「来週水曜(12日)に会いましょう!」と意味深な発言を残していた青木が現れ、いつでもどこでも挑戦権を行使。樋口は休む間もなくKO-D無差別級王座戦に突入した。

 青木はミドルキック連打やキーロックで樋口が傷めている右腕に集中攻撃。樋口が左腕でチョップを見舞っても、ミドルキック連打、グーパンチ、エルボーを叩き込んで返り討ち。樋口も痛む右腕でチョップを放つものの、トペや卍固めで青木に攻め込まれた。

 ピンチを迎えた樋口だったが、青木が飛びつき逆十字を狙ったところを強引に投げ捨てて阻止した。すかさず強烈なヘッドバットを見舞うと、青木は大の字。危険とみなしたレフェリーが試合を止めた。

 樋口が緊急KO-D無差別戦を制してV3を達成。タッグ&シングル連続防衛を果たした。合計30分を超える激闘を戦い終えた樋口は試合後も倒れたまま。そこへ10・23後楽園大会での挑戦者・坂口征夫が現れた。「起きろよ、チャンピオン。これで面倒くさいこと終わっただろ。23日の後楽園、楽しみにしてるよ」と通告すると、樋口は「気合入った。10月23日、後楽園。勝負だ! すべてを飲み込んだうえで俺が勝つ」と応戦した。

 バックステージで樋口は「精魂尽き果てた。DAMNATION T.Aにはどんなことしてでも勝つという気持ちを教わった。青木さんには緊張感を与えてもらって、腕も上がらないですけど、昔を思い出させてくれた。ガムシャラにやってた頃を」と過酷なタイトルマッチ2連戦を振り返った。坂口とのKO-D無差別V4戦は11日後。樋口は「カツを入れてくれた坂口さんにありがとうって。これですべて飲み込んだうえで坂口征夫の前に立てる」と気合を入れ直していた。


【佐々木の話】「俺たちの手元にベルトが一つもない。吉村、D王で当たるな。シングルでぶち殺してやる。樋口、てめぇの持ってるシングルのベルトも視界に入った。D王、必ず優勝して樋口をぶち殺してやる」

【青木の話】「完敗。強かった。樋口、遠藤(哲哉)、竹下(幸之介)、上野(勇希)はみんな強くて、もっと自信もって、このプロレス界、格闘技界の真ん中を歩いてほしい。いい戦いをさせてもらいました」

【坂口の話】「樋口、弱くなったんじゃない? 前にKO-D6人タッグとタッグ、EruptionとDISASTER BOXでダブルタイトル戦で30分以上やった。あんとき俺ら立ってた。何ひっくり返ってんだ、チャンピオン。こんなんで俺を楽しませることはできない。気合入れてやったんだ。覚悟もって。楽しみにしてるよ」

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