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10/27【NOAH】引退表明・NOSAWA論外が「Mリーガー」転向を視野に 12・20後楽園で東京愚連隊ラスト興行開催

 来年2月21日・東京ドーム大会での引退を表明したNOSAWA論外が27日、都内ホテルで開催。東京愚連隊のファイナル興行開催と一部カードを発表しつつ、引退後は“Mリーガー転身"を視野に入れていることを明かした。

 ドクターストップで引退を決意した論外。会見では、ノア参戦後に充実の日々を過ごしたことを珍しく“しんみり"振り返りつつ「ホントにノアに来てよかった、ノアで最後を迎えられて良かった」と語りつつも、引退セレモニーや10カウントも行わない意向を示した。

 代名詞でもある『東京愚連隊』のファイナル興行も、ノア主催で開催されることが決まった。舞台は12月20日の後楽園ホールで、“東京愚連隊vs金剛"の12人タッグマッチを行うことも自ら発表した。論外、MAZADA、FUJITA、TAKEMURA、KIKUZAWA、ディック東郷が勢ぞろいして、拳王ら金剛勢とノータッチルールで激突する。

 「東京愚連隊は俺が2000年に作ったユニット、プロモーションでやっぱ思い入れがあるというか、最後ぐらい仲間たちとやりたいなと思って」と話した論外は、「ユニットの本当の素晴らしさってのを金剛に見せつけてやろうかなと思って。金剛ってさ、同じ色なだけで、一体感ないよね。だからユニットっていうのはこういうもんなんだよっていうのを最後に見せられたらいいかな」と続けた。

 さらには“引退後"の仰天?プランも告白。「資格とかライセンスとか、まだこれから勉強なんですけど、最低年収400万もらえるっていうんで、“Mリーガー"目指そうかな」と明かした。

 『Mリーグ』は麻雀のプロスポーツ化を目指して2018年に発足した麻雀プロリーグ。論外は「(ノア親会社の)サイバーエージェントの藤田社長がチェアマンをやってるんで、2月以降、色んな形でアプローチしてなんとかMリーガーとしてデビューできるように考えてる」とまさかの麻雀プロ転向へやけに具体的な道筋を思い描いた。

【NOAH/東京愚連隊】12/20(火)東京・後楽園ホール『東京愚連隊興行×ザ・リーヴpresents TOKYO DREAM FINAL〜LAST FESTIVAL〜』17:30開場、18:30開始

▼12人タッグマッチ・東京愚連隊vs金剛〜VATOS LOCOS〜
Hi69
大原はじめ
タダスケ
征矢学
中嶋勝彦
拳王
vs
ディック東郷
KIKUZAWA
TAKEMURA
FUJITA
MAZADA
NOSAWA論外
※ノータッチルール採用


【会見の模様】
▼論外「2月21日、東京ドームでプロレスを引退するNOSAWA論外です。まあ、福岡でね、引退発表しちゃったから、たぶん今日、面白いこと一つも言えないんだけど、この場を用意してくれたCyberFight、プロレスリング・ノア、会社にありがとうっていう気持ちで今日来てます。正直に言うと、もうNOSAWA論外を演じなくていいと思うと、なんかちょっとホッとしてたりもするんだけど、その反面、寂しいというか…いや違うな。切ない感じでもあるんだけど、なんか『引退ってネタなんでしょ?』とか、『ホントに辞めるの?』とか物凄い雑音が俺の耳にも届いてるんだけど、リアルに終わり。うーん…まあね、ちょっと難しいけど、勝手に引退を発表したわけじゃないんだけど、巡り巡って東京ドームで引退。ドームで引退できるレスラーなんて数少ないわけだから、俺は運がいいんだろうね、たぶん。プロレスの神様に感謝しないといけないよね。ホントの気持ちを言ったら、まだやりたい、やり続けたい、悔しいっていうのが今の気持ちなんだけど。ノアのリング上が俺にとってはすごい満足してるというか、楽しくてしょうがない感じで。横にはさ、Eitaってのがいてさ。あれ一回り以上、離れてるんだけど、弟みたいな感じで。あいつから学んだこともこの年になっていっぱいあるし、Eitaがいなかったらペロスもやってなかったと思うし。Eitaにはすごい感謝してますよ。そう、そんなEitaが今日31歳の誕生日。Eita、誕生日おめでとう。あれ? 何かそういう雰囲気じゃないの? ま、いっか。横だけじゃなく正面には小川先輩とかHAYATA君とか、恋人というか片思いというか、熱くなれて駆け引きできる相手なんかもいて。ほかにも戦国時代で例えるなら、盾にも槍にもならない小峠のようなしょっぱいレスラーもいてさ。それと試合するのも楽しいななんて思っていました。ホントにノアに来てよかった、ノアで最後を迎えられてよかったなと思いながら。引退ロードとか会社の方にも言われたりするんだけど、そんなに深く考えてなくて。セレモニーもいらないし、テンカウントもいらないとか言ったら、またやめねえんじゃねえかなんて思われちゃうかもしんないけど、ひっそりとドームで引退して終わりにしたいななんて思っていて。引退発表したらゆかりのある団体さん、選手の方からオファーも来たりしてるんだけど、ホントに体があんまりよくなくて、ホントにコンディションいいときなんかプロレスやってて一度もないような選手だから俺は。だから会社の方からは『NOSAWAさんが出たいなら出てもいいですよ』と言われてるんだけど、気が向いたらちょっと顔出そうかなっていう程度で。あとは、そう。その中でも一つ12月20日に東京愚連隊自主興行ファイナルっていう。これは会社、サイバーファイト、ノアの方にお願いしてちょっとやらせてもらう形になって。主催はノアさんがやってくれるっていうことで。ノアさんっていうのもおかしいな、所属してて。で、協賛はCMでおなじみのザ・リーヴさんがついてくれて。東京愚連隊は俺が2000年に作ったユニットプロモーションでやっぱ思い入れがあるというか、最後ぐらい仲間たちとやりたいなと思って。なので今日せっかくだから、ちょっとしんみりしちゃってるんでメインのカードだけでも発表しちゃおうかな。12月20日、後楽園ホール。東京愚連隊最終興行『東京DREAM FINAL』メインイベント、東京愚連隊vs金剛。NOSAWA論外、MAZADA、FUJITA、TAKEMURA、KIKUZAWA、ディック東郷vs拳王、中嶋、征矢、タダスケ、大原、Hi69。12人タッグマッチで最後、ユニットの本当の素晴らしさってのを金剛に見せつけてやろうかなと思って。金剛ってさ、同じ色なだけで、一体感ないよね。だからユニットっていうのはこういうもんなんだよっていうのを最後に見せられたらいいかなと思って。最後それだけは僕のわがまま聞いてもらってやらせてもらうんで、最後の東京愚連隊興行なんで、それも皆さん良ければ。声出しOKの感じなんで是非是非来てもらえれば。あとはあんまり長く話してもあれなんで、2月21日まで、それまではNOSAWA論外を演じようかなと思ってるんで、まだまだ俺の嫌いなノアファン、俺の嫌いなマスコミにもガンガン仕掛けていくんで、とりあえず2月までよろしくお願いします」

――引退を意識し始めたのはいつ頃?

▼論外「引退っていうか、最初、廃業って考えてたから。2019年にノア本格参戦した時には自分の中ではもう、ここで終わるのかなとか、それともここで消えてくのかなって感じで戦ってはいましたね。だから引退っていうのも…ホント些細なことで人生って変わると思うから。ホント些細なことで引退も決めたのよ」

――その中であえて武藤さんと同じ日を選んだのは?

▼論外「いや、選んだわけじゃなくて、最初、武藤さんに相談はしたんですよ。『俺も武藤さんと一緒に引退したいな』って言ったら結構、本気な顔で『ズラせよ』って言われて。まだもうちょい頑張れよとかじゃなくて、同じ日は嫌だよ、ズラせよって言われて(笑) ここ2ヵ月ぐらい前に武藤さんと食事した時に『お前、いつ引退すんの?』って言われて、『武藤さんが早く引退してくれないと俺引退できねえっすよ』って言ったら『じゃあ一緒に引退するかよ?』と。そういう言葉もいただいて。ホント些細なことで。武藤さんの言葉だけじゃなくて、もともと医者の方から辞めた方がいいっていうのは言われてたんで、それで決断しましたよね」

――セレモニーも10カウントもいらないとのことだが、NOSAWA選手のファイトを見ていた人からすると寂しいのでは?

▼論外「そんなお前、たいして俺の試合みてねえんだから、そういうこと言うなって。いいんだって。俺は俺のやり方で辞めるんだから。引退試合だからってさ、セレモニーやらなきゃいけない、テンカウントやらなきゃいけないとかさ、何かそういうのもちょっと…俺やっぱ変わってんのかな?(苦笑)」

――引退後に考えていることは?

▼論外「資格とかライセンスとか、まだこれから勉強なんですけど、最低年収400万もらえるっていうんで、“Mリーガー"目指そうかな、と」

――プロ麻雀リーグのMリーグ?

▼論外「そうそう。サイバーエージェントの藤田社長がチェアマンをやってるんで、2月以降、色んな形でアプローチしてなんとかMリーガーとしてデビューできるように考えてる」

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