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10/27【NOAH】「ヒーッヒハッハッハッハ!」藤田“赤まむし一気飲み"で野獣的挑発、清宮は不動心強調 GHCヘビー調印式

 10・30有明アリーナ大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)清宮海斗vs藤田和之(挑戦者)」に向けた調印式が27日、都内ホテルで開かれた。

 有明アリーナの“プロレス・格闘技こけら落とし"大会となる同大会。メインに据えられたGHC戦に向けた前哨戦では、藤田が“野獣っぷり"をエスカレートさせて連勝し、体臭をこすりつける“マーキング行為"まで繰り返してかつての“人間宣言"が嘘のようなケダモノっぷりを発揮してきた。

 …が、この日の調印式では、礼儀正しく一礼。「すべてはノアのためです。丸藤、杉浦、そして潮崎。彼らの思いを胸に戦います。本来ならば彼らがメインを飾るべきですが、こうして自分が選ばれましたので、素晴らしい戦いをお見せしたいと思います」と不気味なほどに品行方正に語った。

 それでも王者・清宮は「ずっと前哨戦で揺さぶられてきたんで、まったく気にせずに、俺はホントに俺のやるべきところを見てやっていきます」と“不動心"を強調した。

 ノアが旗揚げした“原点"であり“ホーム"でもあった有明の地に、約6年ぶりに帰還を果たす形となる。清宮は「すごい新しい力がきてるなっていうのを僕自身も感じてて、ここで藤田和之、この強さを倒さなかったら、ノアが変わっていかないと俺は思います。俺は新しい力でノアを創っていきたいです。いや、創っていきます。俺を観に来てください」と力強く“新・有明伝説"のスタート地点とすることを誓った。

 ノアとしては約2年半ぶりに声援も解禁される。清宮は「メインには声が枯れてるかもしれないですよね。本当に応援して下さるファンの皆さんも力を出し切るような大会になると思うんですけど、やっぱり最後の最後、メインの試合が一番エネルギーを爆発するようなものを見せたい」と力を込めた。

 そんな若き王者の言葉を意気に感じてか、藤田も「正々堂々とやろう!」と握手を求めたものの、清宮が握り返した瞬間にひょう変。そのままガバッと清宮を抱き寄せるや再び“マーキング"行為で体臭をなすりつけると、おもむろに強壮剤の『赤まむしドリンク』を取り出してグビグビと飲み干した。

 「ゲプッ…ヒーッヒハッハッハッハ!!」と高笑いを決め込みながら引き上げていく野獣の背中を、清宮もじっと見つめるのみ。“不動心"を貫いての野獣狩りなるか。ゴングは間もなく鳴る。

【会見の模様】
▼藤田「ノアのためです。すべてはノアのためです。丸藤、杉浦、そして潮崎。彼らの思いを胸に戦います。本来ならば彼らがメインを飾るべきですが、こうして自分が選ばれましたので、素晴らしい戦いをお見せしたいと思います(と一礼)」

▼清宮「前哨戦でホントに完敗して、藤田和之の強さ、恐ろしさっていうのをすげえ感じて。チャンピオンとしてはホント悔しいですね。でも、その強さっていうのを前哨戦で自分が感じたっていうのは、次につながると自分は思っているので、めちゃめちゃ悔しいけど、この気持ちを有明に持って行くし。今、本当に若い選手とか、海外の選手とかがノアに参戦してくれていて、すごい新しい力がきてるなっていうのを僕自身も感じてて、ここで藤田和之、この強さを倒さなかったら、ノアが変わっていかないと俺は思います。俺は新しい力でノアを創っていきたいです。いや、創っていきます。だから有明で藤田を倒して、俺たちのノアを創っていきます。俺を観に来てください」

――半年ほど前に一度返上した経緯があるが、改めてGHCヘビーへの思い入れがあれば?

▼藤田「とにかく、30日の試合でノアのために素晴らしい戦いをしようと思っております」

――藤田選手の様子が前哨戦とは違うが?

▼清宮「わかんない。わかんないです。でもこういうところから僕、ずっと前哨戦で揺さぶられてきたんで、全く気にせずに、俺はホントに俺のやるべきところを見てやっていきます」

――旗揚げの地・有明に帰ってくるが、舞台への思い入れは?

▼清宮「やっぱ有明と言えばノアだよねっていうふうな印象をもう一度、この有明アリーナで、こけら落としで皆さんに思ってもらえる試合に絶対にしたいし、有明って土地は僕がデビューもして、プロレスラーとして育ってきた場所なので、すごい大事な場所ですね」

――ノアとしては2年半ぶりに声援が解禁される中でのメインとなるが?

▼清宮「もしかしたら皆さん、声が枯れてるかもしれないですよね。メインイベント(の時点)で。出せるってなってそれだけのフラストレーション溜まってると思うし。大会として選手以外も、本当に応援して下さるファンの皆さんも力を使うというか出し切るような大会になると思うんですけど、やっぱり最後の最後、メインの試合が一番エネルギーを爆発するようなものを見せたいですね」

※写真撮影の際、藤田は「正々堂々とやろう」と握手を求め、清宮が応じると、抱き寄せてマーキング行為に。さらに清宮を突き放してから、忍ばせていた赤まむしドリンクををイッキ飲み。ゲップしてから高笑いとともに退席

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