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11/1【NOAH】あぶ刑事vsファンキー…小島「サトシ争奪戦」提案でカオス状態に GHCタッグ戦調印式

 11・10後楽園大会のGHCタッグ選手権試合「(王者)杉浦貴&小島聡vsモハメド ヨネ&齋藤彰俊(挑戦者)」に向けた調印式が1日、都内で開かれた。

 王者の“タカ&サトシ"杉浦&小島組は、10・30有明アリーナ大会で拳王&中嶋組との激闘を制して初防衛。熱のこもったマイクで即座に名乗りを上げたのが齋藤だった。

 「新日本プロレスで一緒の時に小島選手の強さは痛いほどわかってますし、杉浦選手がノアですごい戦いをしてきたことも痛いほど分かってますし、見てきてます。そんな二人がベルトを防衛したあのGHCタッグ戦。有明という地で見た時に魂が震えきった」と齋藤は改めて熱弁をふるい、久々とのタイトル挑戦となるヨネも「調印書に久々にサイン書いて、心躍るというか身が引き締まる思い」と腕をぶした。

 迎え撃つ杉浦も「マイクで熱い気持ち、思い、歴史、いろんな思いが伝わってきて、これはもう戦うしかないなと即決しました」と呼応。「サトシ以外はノアを背負って何十年もやってきたんで、その思いをぶつけ合って試合できるのを今凄く楽しみにしてます。そして絶対に防衛したい」と真っ向勝負での返り討ちを誓った。

 …が、おのおのが熱い思いを語るなかで、ひとり異彩(?)を放ったのが小島だった。「ヨネ選手の本名は私の本名と同じです。これはとても重要な意味を持っていると今回思ってますので、サトシ争奪戦として負けたくないと、そういう思いを持ってます」と“想像斜め上"なコメントで会見場の空気を変えた。

 確かにヨネの本名は米山聡。突然の提案に「サトシの名前で試合してないんで、どうしたらいいか分からない…」とヨネは戸惑いを隠せなかったが、意に介さない小島は「漢字も一緒なんですね。タカも年齢が一緒というのも運命ですし、名前が一緒というのも運命」と“運命"まで持ち出して独走した…。

 すると、なぜか齋藤も「勝負のカギは姓名判断かなと。サトシという字が一緒なんで、名字の画数で決まったりするのかな」と反応。さらには杉浦も「僕も齋藤選手と高校が一緒で。名古屋の高校で。(齋藤が)年齢不詳なんで先輩か後輩か未だわかってないんだけど、高校は一緒」と中京高校(現・中京大中京)の過去を持ち出しはじめ、最終的にはファンキーポーズとあぶない刑事ポーズを交錯させながら写真撮影。“何がなんだか"な収拾不能状態となったが、とにかく両軍やる気満々なことだけは間違いなさそうだ…。

【会見の模様】
▼齋藤「気持ち的にはリング上で話したこと、あれが全てで、あれ以上でも、あれ以下でもなく。新日本プロレスで一緒の時に小島選手の強さは痛いほどわかってますし、ノアいろいろありましたけど、そんな中でずっとすごい戦いをしてきた杉浦選手。これも痛いほどわかってます。見てきてます。そんな二人がベルトを防衛した、あのGHCタッグ。有明という地で見た時に、もういてもたってもいられなくなった、魂が震えきったというのが真実ですね。今このタッグベルト、今までの中で一番光って、すごい魅力的だなと思ってます。皆さんもあるじゃないですか。立場や状況や環境、いろんなことがあってもどうすることもできない自分の気持ちって。今がそれです。だからタッグに挑戦したい」

▼ヨネ「ホントね、調印書に久々にサイン書いて、心躍るというか身が引き締まる思いですね。それぐらいのあのベルトの重み、強さっていうのをずっと(ノアに)いたんで感じてます。この戦いがどのぐらい激しくて、どのぐらい厳しいか、このリングに立つことがどのぐらい大変なのか。そのベルトを守ってるこの二人と、隣にいるアッキーと戦えるっていうのが本当に光栄です。感傷に浸るわけじゃないですけど、長くやってきたからこそ、なんかいいなっていうね。試合に向けての意気込みというか、ああ、この試合、久々に何かグッとくるものあるなっていう感じで今を迎えております」

▼小島「タカ&サトシのサトシです。今回タッグ選手権、齋藤彰俊さんとモハメドヨネ選手に決まりました。彰俊さんとは1993年ごろから約5年ぐらいですかね。しのぎを削った思い出があります。とても素晴らしく強い選手だと思ってます。ヨネ選手も何度か試合もさせてもらいましたし、節目節目でいろんな戦いをした思い出があります。そしてヨネ選手の本名は私の本名と同じです。これはとても重要な意味を持っていると今回思ってますので、サトシ争奪戦として負けたくないと、そういう思いを持ってます」

▼杉浦「タカ&サトシのタカです。有明大会防衛後にリングに齋藤選手とヨネ選手が来てアピールというかマイクで熱い気持ち、思い、歴史、いろんな思いが伝わってきて、これはもう戦うしかないなと即決しましたし、タイトルマッチでそういう思いを。サトシ以外はノアを背負って何十年もやってきたんで、その思いをぶつけ合って試合できるのを今凄く楽しみにしてます。そして絶対に防衛したいと思います」

――ノアを支えてきた面々で同年代がキーワードになりそうだが?

▼齋藤「まず年齢は不詳になってるんで、同年代というのは同じ1900年代ということでよろしいでしょうか(苦笑) ずっと苦しい時期とかすごい時期とか、そういうのを見てきましたし、一時期、自分はノアというところから離れてしまった時期はあったんですけど、常に心はノアでしたので。杉浦選手がどれだけの思いでやってきて、今もどれだけの思いで、今もベルトをどれだけの思いでってわかってるので。そういった部分でノアというところで共感できるというか、共有してるところがあるのではないかなと思ってます」

――小島選手からサトシ争奪戦という話が出たが?

▼ヨネ「まったくもう…何て言うんですかね。サトシの名前で試合してないんで、どうしたらいいかわからないですけど、逆に勝ったらサトシつけるか。モハメドサトシヨネみたいなことかっていう。そんな思いです。そんな質問、そんなことになっちゃうよ。いいですか?」

――前回のタイトルマッチで「サトシのおかげ」と発言したり息があってきたがチームワークについては?

▼杉浦「そうですね。いい感じではあると僕は感じてますし、あとは連係の誤爆さえなければ。だからもっとしっかりガッと押さえてほしいよね。今度のタイトルマッチはぜひ誤爆しないで成功させたいと思います」

▼小島「誤爆があっても、誤爆がなくても心はひとつなので、なにも心配していません」 

――ヨネ選手からサトシ争奪戦に対する返答があったが?

▼小島「漢字も一緒なんですね。だから名前が同じってなかなかいないと思うんですね。この同じ世界で。タカもそうだし、年齢が一緒というのも運命ですし、名前が一緒というのも運命ですし。戦うべくして今回、戦う相手になったんじゃないかなと思ってます」

▼杉浦「一緒と言えば、すいません。僕も齋藤選手と高校が一緒で。名古屋の高校で。(齋藤が)年齢不詳なんで先輩か後輩か未だわかってないんだけど、高校は一緒です」

――運命を感じる?

▼齋藤「そうですね。感じますね。もし皆さんが調べた時にどうなってるかわからないですけど、かなり留年すれば同級生とか、どっちがっていうのはわからないですけど、同じ中の京というね。中にある京、中京出身ですから、そこはお互い根性あると思いますし。あと先ほどのサトシ争奪戦ですけど、勝負のカギは姓名判断かなと。サトシという字が一緒なんで、名字の画数で決まったりするのかなとちょっと思ってしまって。今言うことじゃないかもしれないですけど、とりあえず全力でやります」

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