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11/10【NOAH】船木陥落…ワグナーJr.がナショナル奪取でシングル初戴冠 稲村が名乗り

『GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents Global Honored Crown』後楽園ホール(2022年11月10日)
GHCナショナル選手権試合 ○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.vs船木誠勝×

 ルチャの名家“殺人医師"一族3世にあたるワグナーJr.が、船木を破ってGHCナショナル王座を奪取。念願のシングル王座初戴冠に成功し、初防衛戦で稲村愛輝の挑戦を受けることが決定的となった。

 これまで6度の防衛に成功してきた船木にとっては、最多防衛記録更新がかかった一戦。とはいえ自身が不慣れを明言する、対ルチャの異色対決となっただけに、開始直後にいきなりラ・マヒストラルでニアフォールまで追い込まれた。

 ならばと船木も得意のグラウンドに持ち込んだが、ワグナーJr.も互角の攻防を繰り広げる。逆に船木のランニングローキックにはドロップキックを合わせるや、ロメロスペシャルで吊り上げ“ジャベ"で対抗した。

 それでも船木はスリーパーで絡め取ったものの、ワグナーJr.は打撃戦を頭突きやラリアットで強引に制すると、延髄斬りで場外に追いやり、決死のトペスイシーダを敢行。さらにはワグナードライバーで突き刺すや、一気にコーナー最上段からのムーンサルトを投下。3カウントを奪ってみせた。

 最後まで船木にペースを握らせずにワンチャンスをモノに。これまでタッグ王座戴冠歴はあったワグナーJr.だが、大物・船木を破ってシングル王座初戴冠に成功。貴重なヘビー級ルチャドールとして2019年からノア参戦を続けてきたが“シングルプレイヤー"としても、いよいよ花を咲かせた。

 その新王者に挑戦状を叩きつけたのが、ワグナーJr.とほぼ同年代の稲村だった。これまでシングル王座挑戦歴はない稲村だが、「次、GHCナショナル王座、そのベルトに挑戦させてください」とマイクで挑戦表明。ワグナーJr.も稲村挑戦に関して観衆の信を問い、場内が手拍子に包まれると「アイ、アセプト! ビバ・メヒコ! ビバ・ハポン!」と受けて立った。


【ワグナーJr.の話】「もちろんこのベルトを獲れてすごくうれしいです。自分自身よくやったなと褒めてやりたいと思います。稲村選手が上がってきました。稲村選手のことはもちろんよく知っていますし、いい選手だというのもわかってます。まだ獲ったばかりですけど、稲村選手が挑戦するのであれば、全然、自分としては受ける気がありますよ。今日来てくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。ノアという会社が自分にこういう機会を与えてくれたことを凄くありがたく思っています。ありがとうございました」

【稲村の話】「ワグナーJr.選手に挑戦表明させていただきました。強さを求めて、ここまでずっと戦ってきたので、GHCナショナル王座、必ず勝利して獲得したいです。以上です」

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