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11/13【全日本】光留が初優勝へ始動 残り6秒で王者・亮生を会心料理

『2022世界最強タッグ決定リーグ戦』東京・後楽園ホール(2022年11月13日)
「2022 Jr.BATTLE OF GLORY」公式戦 ○佐藤光留vs青柳亮生×

 光留が残り時間6秒で世界ジュニア王者・亮生に会心勝利。Jr.BATTLE OF GLORY初優勝へ好スタートを切った。

 王者・亮生の提唱によって今年のジュニアリーグ戦は年末開催。暮れの風物詩・最強タッグとの併催で、6選手参加による総当たりリーグ戦で争われる。試合時間は10分1本勝負で、上位2名が12・7後楽園大会で優勝決定戦を争う。開幕戦となったこの日、優勝候補と目される光留と亮生がいきなり対決した。

 序盤からジュニアらしい華麗な動きを見せる亮生に対し、光留はスキを突いて関節技を狙っていく。ハンドスプリング式レッグラリアットをキャッチしてアンクルホールドに捕らえると、亮生の動きを先読みして腕ひしぎ逆十字固めに捕獲。そこから左腕への一点集中攻撃で主導権を握った。

 光留が腕へのオーバーヘッドキックを狙った瞬間、亮生が押さえ込んで逆襲。トラースキック連発からキリモミ式ジャンピングハイキックを放つ。一度は自爆に追い込まれながらも意地になってムーンサルトプレスを投下。残り時間が2分を切る中、ロコモーション式フィッシャーマン、トラースキックからファイヤーバードスプラッシュへ。

 しかし、光留は剣山で撃墜。リング中央でチキンウイングアームロックに捕獲する。1分、30秒、20秒と時間切れが刻一刻と迫る中、亮生が押さえ込んで脱出を狙っても、光留は意地になってアームロックを継続。残り10秒を切った直後に脇固めに持ち込むと、時間切れ6秒前に亮生がついにギブアップ。光留が劇的なギブアップ勝ちを手にした。

 時間切れ寸前に光留が世界ジュニア王者・亮生を料理し、白星発進を決めた。全日ジュニアに新時代到来を予感させる空気が充満する中、キャリア20年以上の光留が「新チャンピオン・青柳亮生。雰囲気抜群、実力抜群、将来性抜群。でも、42歳に負けちゃった。関係ねえんだよ、年齢なんかよ。今までやってきたことも大まかに言えば関係ねえんだよ。今だよ、今。今なんだよ! 俺たちが戦い続けてんのはずっと今なんだよ」との言葉を実証するような勝利をつかみ取った。

 ジュニアリーグ戦は意外にも未制覇。「今を戦い続けたから、今の歴史があるんだよ。お前ら、自分の知らねえ歴史のことをギャーギャーギャーギャー言いやがって。何十周年だ、新しいだ。全部新しいんだよ! 全部新しい全日本なんだよ!! 今までもよ。その積み重ねだ。なめてんじゃねえぞ、コノヤロー」との意地と反骨心を原動力に光留は初優勝を狙う。

【光留の話】「なんだよ、青柳亮生よ。新チャンピオン・青柳亮生。雰囲気抜群、実力抜群、将来性抜群。でも、42歳に負けちゃった。関係ねえんだよ、年齢なんかよ。今までやってきたことも大まかに言えば関係ねえんだよ。今だよ、今。今なんだよ! 俺たちが戦い続けてんのはずっと今なんだよ。全日本じゃそうなんだよ。全日本のジュニアはみんないわくつきだったんだよ。関係ねえよ。今を戦い続けたから、今の歴史があるんだよ。お前ら、自分の知らねえ歴史のことをギャーギャーギャーギャー言いやがって。何十周年だ、新しいだ。全部新しいんだよ! 全部新しい全日本なんだよ!! 今までもよ。その積み重ねだ。なめてんじゃねえぞ、コノヤロー」

【亮生の話】「ああ、クソ。やべぇ。残り何秒でしたか? 聞こえてはいましたよ。でも、なめてたのは僕だったかもしれないですね、全日本プロレスジュニアを。どの試合も見てはいたんですけど、全日本で覚悟を持ってやってくれているなとは感じて。自分が情けないですね。あんなところでタップしたなんて。でも、リーグ戦なんで。あと全部勝って、なんとか、なんとか残りますよ。今日でしっかりと俺も決まりました。かなり遅いですけど、次から期待してください」

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