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11/21【新日本】“トペ&タッチ"など離れ技連発…オースティン&ベイが初戦で強烈インパクト

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』後楽園ホール(2022年11月21日)
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022」公式リーグ戦 ○クリス・ベイ&エース・オースティンvsティタン&BUSHI×

 BULLET CLUBの新顔タッグチーム・オースティン&ベイがジュニアタッグリーグ初戦でトペコンヒーロと同時にタッチを交わすなど離れ技を連発。BUSHI&ティタンを下して、強烈なインパクトを残した。

 IMPACT! WRESTLINGで活躍するBULLET CLUBのオースティン&ベイがジュニアタッグリーグに登場。オースティンは今年のスーパージュニアで存在感を発揮。ベイはジェイ・ホワイトに勧誘されたハイフライヤーだ。対戦相手は11・5大阪大会でTJP&フランシスコ・アキラに敗れてIWGPジュニア王座獲りを逃したばかりのBUSHI&ティタン。オースティン&ベイが実力を見せつけるにはうってつけの相手だった。

 BULLET CLUBコンビが奇襲。ティタンにダブルドロップキックを発射すると、オースティンはBUSHIのプランチャを見舞った。負けじとティタンもバク転連発やエビ反り回避などトリッキーな動きで幻惑。クイックタッチで立て直しを図るが、BULLET CLUBコンビはティタンに集中攻撃を浴びせていく。交互にパートナーの背中を踏み台にして串刺し攻撃を放ち、その場飛びムーンサルトプレスとギロチンドロップを同時に落とすなどアクロバティックな連係を連発しつつ、エル・ファンタズモばりのひっかき攻撃も披露した。

 長時間ローンバトルが続き、動きの鈍ったティタンだったが、BULLET CLUBコンビの攻撃をかいくぐって、ようやくBUSHIにスイッチする。BUSHIはブルドッキングヘッドロック&ドロップキックで2人を黙らせると、オースティンに猛攻。オースティンはバックドロップ、低空延髄斬りの連続攻撃で反撃するが、BUSHIは低空ドロップキックで代わったベイの動きを封じ、体力を回復させたティタンにタッチを戻した。

 スワンダイブ式ボディアタックを敢行したティタンは相手チームを場外に蹴散らすと、トップロープから決死のケブラーダを敢行。「ティタン」コールを巻き起こす。すかかずL・I・Jコンビが連係へ。スパインバスター&ミサイルキックを決めると、アンヘル・インモルタル(コードブレイカー&スワンダイブ式フットスタンプ)を狙ってBUSHIがコードブレイカーの構えに。しかし、ベイは前宙で不時着して逃れると、不意を突いてBUSHIにジャンピングハイキックを発射。慌ててリングに戻ったティタンの後頭部にエルボーをぶち込み、合体技を完璧に防いだ。

 あとを受けたオースティンはロープに飛び乗ってキリモミ式ジャンピングハイキックを発射。ベイがトペコンヒーロをティタンに放つが、ダイブした瞬間にタッチをもらったオースティンは前転ネックブリーカードロップでBUSHIに追撃する。凄まじい離れ技で観客の目を釘付けにすると、最後を決めたのはスイッチして再びリングに入ったベイ。1,2,sweet(オースティンの両手を踏み台にしての長距離飛びつきダイヤモンドカッター)でBUSHIを沈めた。

 トペと同時にタッチを交わすなど高難易度の空中戦&連係技を駆使したオースティン&ベイが、初戦で優勝候補の一角と目されるBUSHI&ティタンを撃破。聖地で強烈なインパクトを残した。ベイは「俺たち2人は世界最高のレスラーだ。多くのやつらが『自分は世界一のレスラーだ! 俺が一番の技巧派レスラーだ! 俺が一番のハイフライヤーだ!』とほざいてる。黙れ! そんなの聞きたくねえ!」と叫んでいたが、その実力は本物。リーグ戦でも台風の目になりそうだ。

【試合後のオースティン&ベイ】

▼ベイ「生放送? 撮ってるのか?」

▼オースティン「彼らは常にカメラを回してるよ」

▼ベイ「お、マイクも入ってるのか? 俺たちも絶好調だぜ!」

▼オースティン「ちょっと待て、心拍数を確認したい…(腕にしているスマートウォッチをいじる)」

▼ベイ「しろ。どうだ?」

▼オースティン「ああ、心拍数が少し高い。ちょっと汗をかいたが、まだ余裕だ」

▼ベイ「ああ、まだ大丈夫だ」

▼オースティン「エース・オースティンはまだ、コーラクエンホールで負け無し。ここでは4勝0敗だ。BEST OF THE SUPER Jr.では、コーラクエンホールで3勝0敗だった。俺はIWGPジュニアのチャンピオンからフォールを奪ったからな」

▼ベイ「そうだな」

▼オースティン「そして俺は、クリス・ベイと共にSUPER Jr. TAG LEAGUEに帰ってきた」

▼ベイ「俺はお前の彼女のお気に入り選手だ」

▼オースティン「だから俺はコーラクエンホールでの無敗を守れると分かってたんだ。コイツのような選手と一緒なら、俺らに勝つことは不可能だ」

▼ベイ「不可能だ! 俺はお前を、お前は俺をサポートした。お前は少しだけ汗をかいていて、俺も同じだ。だが、残りのリーグ戦で首を取る準備はできている。このSUPER Jr. TAG LEAGUEは俺たちのもんだ!」

▼オースティン「日本でもファンの声援が聞けるようになってきたな! それが今回このマットに戻って来る中で、一番楽しみにしてたことだ。クリスは声援禁止の時にはここにいなかった。だから、コイツはここでのデビュー戦で最高のエネルギーを感じられた。そして俺たちは、コーラクエンホールにBULLET CLUBのエネルギーを運んできたんだ」

▼ベイ「この結果に驚いたやつはいるか? 俺は驚いちゃいねえ」

▼オースティン「今日の試合結果に驚くやつなんていないだろ」

▼ベイ「俺たち2人は世界最高のレスラーだ。多くのやつらが『自分は世界一のレスラーだ! 俺が一番の技巧派レスラーだ! 俺が一番のハイフライヤーだ!』とほざいてる。黙れ! そんなの聞きたくねえ!」

▼オースティン「BULLET CLUBのメンバーじゃないヤツは、最高のレスラーじゃない。前にも言ったように、俺たちは最高のユニットなんだ。BULLET CLUBはベスト・オブ・ベスト、そういうことだ。俺たちを見れば…」

▼ベイ「言ってやれ…」

▼オースティン「俺たちが言っていることを理解するのが難しいことがあるのは分かってる。画面の下に字幕が必要なことは知ってる。だが、お前らが理解できるように、できるだけ簡単に言おう…。お前らは俺たちのことをABCと呼べばいい。なぜかって? ABCはワン、トゥー、スウィートだからさ(ベイとToo Sweetポーズを決める)」

▼ベイ「カメラ、映してくれ。じゃあもう行けよ。次はどうやって倒そうか?」

【BUSHIの話】「(インタビュースペースにたどり着くとヒザをついて)大事なこのシリーズ、大事な初戦、取れなかった。(立ち上がり)確かに、このタッグチームの中では急造のチームかもしれないよ俺らは。でも、ここからだ。そう、ここから」

【ティタンの話】「今日は負けで終わってしまったが、何の問題もない。俺たちは自信を持って、前に進むだけだ。そして必ず次は勝つ。BUSHIと一緒に勝つんだ。そしてみんなの話題の的になってやる。今日はこんなの少しつまずいた程度だ。俺はBUSHIと共にこのニュージャパンのリングで爪痕を残すんだ。それが、“EL INMORTAL"ティタンだ!やってやるぞ!」

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