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11/22【新日本】棚橋&矢野がヤンキースタイルで登場も…オージー・オープンが圧巻スタート

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』東京・後楽園ホール(2022年11月22日)
「WORLD TAG LEAGUE 2022」公式リーグ戦 ○カイル・フレッチャー&マーク・デイビスvs棚橋弘至&矢野通×

 棚橋と矢野が昨年に続いてヤンキースタイルで登場したものの、オージー・オープンが圧巻のたたみかけで勝利し、タッグリーグをスタートさせた。

 初代STRONGタッグ王者の“オージー・オープン"デイビス&フレッチャーは11・5大阪大会に初来日。合体技コリオリスで矢野を葬ると、IWGPタッグ王者のFTRに宣戦布告し、ワールドタッグリーグ制覇&来年の1・4東京ドームで大会でのタイトル挑戦を予告した。そんなオージー・オープンがタッグリーグ初戦に登場。2年連続の出場となった“ヒロシとトオル"棚橋&矢野と初戦で対戦した。

 棚橋&矢野は昨年に続き、オールバックに長ラン、短ランのヤンキースタイルで登場。ゴング前はヤンキー座りでオージー・オープンをにらみつけた。

 襲撃してきたオージー・オープンを巧みに場外へ追いやり、再びヤンキー座りでガンをつけた。日本独自の文化を知らないオージー・オープンは困惑した表情を見せる。その後も髪の毛を引っ張るなどヤンキースタイルで試合を展開したヒロシとトオルだったが、オージー・オープンはうるさいとばかりに場外からエプロンめがけて同時にバックドロップを決めて主導権を奪い取った。

 ようやく自分たちのリズムを掴んだオージー・オープンは盤石の試合運びでジワリジワリと矢野を攻め立てる。長時間ローンバトルを強いられた矢野だったが、フレッチャーの髪を掴んで浴びせ倒し、なんとか窮地を脱した。あとを受けた棚橋が奮戦。ドラゴンスクリューでオージー・オープンをナデ斬りにする。フレッチャーのスープレックスを食らうと、オージー・オープンの連係攻撃を狙われるが、矢野が好フォロー。棚橋はツイスト&シャウトをフレッチャーに決めると、勝負を矢野に託した。

 矢野はインサイドワークでオージー・オープンを手玉。スキを突いて丸め込む。フレッチャーをコーナー金具に自爆させると、デイビスもシーソーホイップで金具に顔面から衝突させた。すかさず棚橋がスリングブレイドで援護射撃する。しかし、棚橋のプランチャはフレッチャーに避けられて自爆。分断に失敗した。

 矢野が劣勢に陥るが、棚橋がリングに戻ると、同士討ちを誘い、ヒロシとトオルはドンピシャのタイミングで同時スクールボーイで丸め込む。キックアウトされると、浅見レフェリーに抗議するが、ここでオージー・オープンが復活。棚橋と矢野を抱え上げて衝突させると、トラースキック&フロントハイキックで逸材を排除。返す刀で矢野にはホイップ式キックをぶち込むと、サンドイッチラリアットから合体技コリオリスにつなげて矢野を沈めた。

 リベンジを狙う矢野を問答無用のコリオリスで返り討ちにして、オージー・オープンが白星発進。タッグリーグ制覇に向けて最高のスタートを切った。

 オージー・オープンはこれで来日無傷の4連勝。デイビスは「フレッチャー&デイビス組はニュージャパンのリングで無敗だぜ」と勝ち誇った。狙うは宣言通りのタッグリーグ制覇からのIWGPタッグ王者・FTRへの挑戦。次なる関門は11・26藤沢大会での後藤洋央紀&YOSHI-HASHI戦だ。

 フレッチャーは「彼らは去年のWORLD TAG LEAGUEで優勝している。そして、WRESTLE KINGDOMでIWGPタッグ王者にもなった。それこそ俺たちがやろうとしていることだ」と指摘。デイビスが「あの2人を倒せば、俺たちが最強であることを証明できる!」と吠えると、フレッチャーは「俺たちがさらに2ポイント獲得して、2勝0敗になると約束する。俺たちがWORLD TAG LEAGUEを優勝する」と改めて予告した。

【試合後のデイビス&フレッチャー】
▼デイビス「見たか? 2ポイント獲得だ。フレッチャー&デイビス組はニュージャパンのリングで無敗だぜ。だけど、大事なのは俺たちが勝ってるってことだ」

▼フレッチャー「そうだな。初めてこのリングに立った時、俺たちは世界一のタッグチームだと言った。WORLD TAG LEAGUE前のあの時、オージー・オープンが必ず優勝すると言った。なぜなら、俺たちは世界一だからだ。WORLD TAG LEAGUEで優勝するなんて、当たり前のことだ。俺たちは(タッグリーグで)現在1勝0敗だ」

▼デイビス「誰も俺たちのようにはできない」

▼フレッチャー「ヤノ、タナハシ、お前たちは物凄いエネルギーで俺たちを限界まで追い込んだ。ヤノ、お前はクレイジーだ。お前はリング上で予想もつかないワケのわからないことをしやがる。デイビス、アイツを終わらせるのに、上手くやってくれたな。タナハシ、お前は史上最高のレスラーだ…」

▼デイビス「だが、(今日は)オージー・オープンが上回った」

▼フレッチャー「俺たちの方が上なんだ! お前ら2人じゃ、良い試合はできなかったな。俺たちがコリオリスでスリーカウントを奪った。次はゴトー&YOSHI-HASHI組だ。彼らは去年のWORLD TAG LEAGUEで優勝している。そして、WRESTLE KINGDOMでIWGPタッグ王者にもなった。それこそ、俺たちがやろうとしていることだ」

▼デイビス「そうだ」

▼フレッチャー「俺たちの最初のテストは史上最高の2人の相手だった。2度目のテストは去年の優勝者組だ」

▼デイビス「あの2人を倒せば、俺たちが最強であることを証明できる!」

▼フレッチャー「俺たちが言うことは、いつだって現実になる。とにかく俺たちを見ていてくれ。11月26日、ゴトー&YOSHI-HASHI。リングで会おう。俺たちがさらに2ポイント獲得して、2勝0敗になると約束する。俺たちがWORLD TAG LEAGUEで優勝する。お前たちが去年の優勝者だってことは、気にしない。俺たちはその時、いなかったからな。『WORLD TAG LEAGUE 2022』はオージー・オープンのものだ。俺たちUNITED EMPIREが世界を支配する!」

【棚橋の話】「トオルとヒロシ、後退の2文字はねーから。東京ドームまで残り1ヶ月ちょっとだけど。毎日、一生懸命頑張るとさ、ドームに繋がってってことをさ、見してやるよ!」

※矢野はノーコメント

プロ格 情報局