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11/23【NOAH】丸藤が「勝手に」?KENTA招へい宣言 8年半ぶり復活“丸KEN"でGHCタッグ挑戦か

『NOAH the BEST 2022』国立代々木競技場第2体育館(2022年11月23日)
○丸藤正道&田中将斗&望月成晃vs藤田和之&ティモシー・サッチャー&杉浦貴×

 丸藤がかつての盟友・KENTAの招へいを宣言。“丸KEN"再結成で、元日武道館大会でのGHCタッグ挑戦が決定的となった。

 丸藤はこの日、田中&望月との元M's allianceトリオで、杉浦&藤田&サッチャーの杉浦軍トリオと対決。終盤には杉浦軍の強烈連係を浴びて窮地に陥ったが、杉浦をフックキックや虎王で振り切って反撃に転じると、望月が一角蹴りでアシスト。意地の杉浦もキチンシンクで逆襲したものの、予選スラムを着地した丸藤は、チョココロネを踏ん張られたところを逆回転する技ありの丸め込みで3カウントを奪ってみせた。

 マイクを握った丸藤は「杉浦さん。いやタカ、タカが小島さん…いや、サトシとタッグのベルトを獲った時から俺は狙ってました。タカ、今日勝ったんで挑戦していいですか?」と表明すると、握手を求める望月&田中の前で「一発で獲りにいくぞ! 一発で。パートナーは……」と思案した。

 が、丸藤はどちらの手も握らずに「パートナーは…KENTAだ!!」とまさかのKENTAを指名。場内が大きくどよめくなか「タカ&サトシvs丸KENだ。タカ、やってくれるよね?」と杉浦に迫り、目をパチクリさせた杉浦も「小林さんと組むの? まぁ関係ないね。やろう」と応じた。

 もはや説明不要の“丸KEN"。実現すれば、2014年5月17日・後楽園大会でのKENTAノアラストマッチ以来、約8年半ぶりのタッグ結成となる。かつてGHCジュニアタッグ王者として一時代を築いた“丸KEN"だが、ヘビー級戦線に移ってからはほぼ一貫して対角線に立ち続けてきた。

 バックステージでも「勝手に言っちゃった」と丸藤。KENTAの意思が不明なまま、杉浦と丸藤が“合意"したあたりが気がかりではあるが、舞台としては両雄ともに元日武道館大会を希望した。実現すれば時を経て“ドリームタッグ"として再び手を組む両雄が、初めてGHCタッグに挑むことになる。

【試合後の丸藤&田中&望月】

▼丸藤「久々のM's…いいですね」

▼田中「パートナーがね」

▼望月「ちょっと身構えましたよ。あれ? 俺と田中さん、どっちなのかなって。内緒とか出るのかなと思ったら、あれじゃあ、そりゃ出る幕ないですよ」

▼丸藤「僕も悩んだんです」

▼田中「悩んでなかったじゃないですか」

▼望月「そりゃ悩むところじゃない」

▼丸藤「アメリカ行ってる間、ずっとそればっかり考えてたんですよ」

▼望月「それ例えば3択でKENTA選手選ばなかったら怒られますよ逆に」

▼丸藤「いや、そんなことないですよ。僕たちの仲じゃないですか」

▼望月「いつでも組みますよ」

▼丸藤「何かあります? そりゃありますよね」

――なぜKENTA選手をパートナーに選んだ?

▼丸藤「純粋になんていうのかな。面白い、やってみたい。昔の思い出話なんかどうでもいいんですよ。彼もそうだと思う。今のKENTAにちょっと興味ありますね。KENTAと杉浦貴、そして小島聡。そこの対戦もひじょうに面白そうだし。一発で獲りにいくならいいんじゃないですかね。KENTA。来年、何の年か知ってる? 知らない? 俺25周年の年なんだよ」

▼望月「どこですか? 武道館ですか? まだわかんない?」

▼丸藤「あとKENTAが本当にやってくれるかもわからない。勝手に言っちゃった。あとでDMします」

▼望月「もしダメだったらこっちがいきます」

▼丸藤「ダメだったら、また考えます」

▼田中「振られた上に…(苦笑)」

▼丸藤「読みました? あいつの自伝。何だっけ? あいつの自伝の題名。ここにいる人は知らないんだ。知ってる? ニュージャパンの人たちはあし・あとって言うでしょ。俺も持ってんだよ、あれ。あんなひどいことばっか書きやがって、あいつ。プライベートではそんな仲よくなかったんで、いいんですけど、リング上はKENTAにメッセージだ。KENTA待ってるよ。今のKENTAで大いにこのノアのリングで暴れてほしいと思います。来てね。詳細は会社から連絡いくと思います。プライベートはよくわからないんで。てな感じ」

――タイトルマッチするなら元日・武道館?

▼丸藤「どうなんですかね。そこは持っていきたいですよね。レジェンド級の人たちがいて、ウチの若い力も頑張って。そしたらやっぱり僕らの世代というのもこのリングにいるからにはしっかりみせていかなきゃいけないと思うんで。今日はきつかったですけど、赤まむしドリンクですか」

▼望月「あれが最後…」

▼丸藤「あれのおかげで…」

▼望月「最後のひと踏ん張りが?」

▼丸藤「藤田さん、ありがとうございます。って感じ。言っといてKENTAに。勝手に組むって言ってたよって。よろしく」

【杉浦の話】「KENTA? 小林さん? なんか正月が近づくと出てくるね、小林さんは。去年もそうだったよね。で、杉浦軍に入ったはずじゃないの? まあ、めでたいカードじゃないの。丸KENとタカ&サトシだから。リングでOK出したんで、やるしかないでしょう」

【小島の話】(第7試合後)「どうしよう。タカの試合見てたよ。凄いことになっちまった。こんなことが起こっていいのか? まだ決定かよくわからないけど、一部始終マイクアピールみさせてもらったよ。どうしよう。まさかのもう一人、凄い人がいた。こんなことがあるからプロレスラーは楽しくてやめられない。こんな思いもよらないこと起こるか? 普通。俺の中ではそれぐらいビックリしてるんだ。でもよく考えてみろ。4月30日、この俺がノアに現れた時はもっともっとみんなびっくりしたはずだよ。何で小島がいるんだって。いい意味でも悪い意味でもみんな4月30日に俺がノアに現れた時ビックリしたはずだ。それと同じぐらい今回もビックリしてるよ。いいんだ。ビックリすることがいっぱいあれば、それだけプロレスが面白くなる。小島聡を見てればいい。小島聡がプロレスリング・ノアをもっともっと面白くしていくよ」

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