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11/26【新日本】オージー・オープンが昨年覇者“毘沙門"食い 鈴木&アーチャーとの無敗対決へ

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館(2022年11月26日)
WORLD TAG LEAGUE 2022公式戦 ○カイル・フレッチャー&マーク・デイビスvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI×

 “オージーオープン"フレッチャー&デイビス組が、WORLD TAG LEAGUE公式戦で昨年覇者の“毘沙門"後藤&YOSHI-HASHI組を撃破。一躍今リーグ戦の台風の目と化した。

 棚橋弘至&矢野通組を破って白星スタートを決めたUNITED EMPIREの新戦力“オージー・オープン"が、藤沢大会メインで昨年覇者の毘沙門と開幕2連勝をかけて激突した。

 序盤から勢いに勝るオージー・オープンが主導権。毘沙門を同時に担いで場外を激走する破天荒さもみせつつ、息の合った連係を次々と繰り出して押しまくった。

 長らく捕まった後藤がようやく脱出すると、YOSHI-HASHIが巻き返して戦況は五分に。中盤すぎには合体攻撃の読み合いに発展し、上回った後藤&YOSHI-HASHIが合体式ヘッドハンター発射に成功。続けざまに消灯でフレッチャーを仕留めにかかる。

 フレッチャーも蹴り飛ばして阻止。逆にデイビスが飛び込むや、合体go 2 sleep式のミドルキック、ダブルインパクト式のダイヤモンドカッターと畳みかけてオージーオープンが猛反撃。さらにデイビスは猛烈な串刺しのスライディングエルボーも叩き込んで後藤の視線をさまよわせた。

 それでも後藤は追撃を牛殺しで切り返す。代わったYOSHI-HASHIもデイビスとの打撃戦をトラースキックで制し、必殺のカルマの構え。振り払ったデイビスも延髄斬りで逆襲したが、再び両軍入り乱れて合体技の読み合いに発展し、毘沙門がGYRの体勢に入った。

 だが、間一髪でフレッチャーが飛び込んで決まらず。逆にフレッチャーは後藤を場外へと排除するや、残ったYOSHI-HASHIにデイビスとのサンドイッチ式ラリアットをズバリ。立て続けに必殺合体技のコリオリス(合体変型キン肉バスター)を見舞って完璧な3カウントを奪った。

 藤沢メインで堂々の昨年覇者食い。マイクを握ったフレッチャーは「去年の覇者を倒した。オージー・オープンの優勝は間違いない。誰も俺たちを止められない!」と優勝を確信しながら、大会を締めくくってみせた。

 バックステージでも「数日前の後楽園でも俺たちは未来を予期した。UNITED EMPIREの超能力者だ。去年の覇者を倒す。言った通りになった」とフレッチャーは胸を張った。

 あす(27日)の名古屋大会では、鈴木みのる&ランス・アーチャー組相手の“無敗対決"に臨む。フレッチャーは「かつてブリティッシュ・タッグ王座をミノル・スズキ&ザック・セイバーJr.組から奪取したんだ! ここでまた未来を予想するのなら、明日俺たちが新たに2ポイントを獲得する。そして3勝0敗に更新される。俺たちは最後までトップを守る。残りのチームも全部倒す。このままポイントを蓄積していって、最終的に俺たちがあの美しいトロフィーを獲得する」と改めて“未来予知"してみせた。

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