プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/2【DDT】ともにKO-D獲り視野 上野が「DDTを背負う」覚悟むき出し、納谷「樋口とベルトかけてもう1度勝負」 D王GP優勝戦会見


 12・4後楽園での「D王 GRAND PRIX 2022」優勝決定戦へ向けた会見が2日、東京・渋谷区のAbemaTowersで行われ、上野勇希、納谷幸男が出席。上野が「DDTを背負う」覚悟を示し、納谷は「樋口和貞と次はベルトをかけて、もう1度勝負したい」と希望。ともに優勝の先にKO-D無差別級王座獲りを見据えた。

 11・1後楽園大会で開幕したD王GPは2日後の後楽園大会でいよいよ優勝戦を迎える。40歳未満を対象とした今年、頂点を争うのはAブロックを勝ち上がった上野と、Bブロックを突破した納谷。どちらが勝っても初優勝となる。

 「開幕前から、もっと言うと、去年準優勝が決まったときから、今年は優勝しか狙ってない」と言い切った上野は、「その目標があと一つで叶いそうなところまで来れた。僕は無差別を獲って、その先にDDTを背負っていろんなことをやっていきたい」と誓っている。現在UNIVERSAL王座を保持しているが、シングル2冠王となることによって「無差別のDDT、自由な(DDT)UNIVERSALのチャンピオンとして、もっといろんなものを広げていきたい」と考えている。そのためにもD王GP優勝あるのみで、「何をもって、この優勝決定戦にいくか、いっぱい考えて、いろんな想像してきましたけど、僕が今一番したいのは納谷をぶっ潰して、D王GP優勝して、D王覇者として、これから進んでいきたい」と宣言してみせた。

 両者は身長27センチ、体重32キロの体格差がある。軽量で不利が否めない上野は「僕が一番懸念してるのは、納谷の体格からくる爆発力」と警戒しつつ、「基本的に僕より大きい人とやることが多い。だから、一瞬のこの体から出る力に負けなければ、積み上げてきたものが違うので。その一瞬の最大風速だけ、僕が常に上回り続けていれば、勝てると思ってます」と攻略に自信満々。「“DDTを背負う覚悟は負けへん"と。そうハッキリ言ったからには、納谷がヘビーだろうがジュニアだろうが、DDTは無差別で関係ない。潰し合うだけと言うなら、その覚悟がどっちが強いのか、気持ちがどっちが強いのか、そこが決め手になるんじゃないかと思う」と覚悟の差をポイントに定めた。

 優勝後に見据えているプランについて上野は「僕の一番の目標、レスラーとしてやるべきことはDDTを背負うこと。僕がいるからDDTが超満員になって盛り上がること。僕がしたいこと、DDTの一番になって、もっといろんな人に見てもらうこと」と言い切った。「僕はUNIVERSALチャンピオンであり、UNIVERSAL王座を愛してるので、無差別より下に見られるわけにもいかない」とUNIVERSAL王者としての誇りを胸に、「僕が誰に何を言われることなく、無差別に挑戦するにはD王GP優勝して、この期間、DDTで一番強い男になって、胸張って無差別に挑戦して、無差別獲って。俺がDDTで一番すごいんだぞと世界中に広めたい」とその先を描いた。

 対する納谷も優勝にかける思いは並々ならぬものがある。「僕も覚悟をもって挑みたいと思ってます。絶対に引かない。そういう強い気持ちで挑みたい」と決意を口にし、「1年前の俺はアンダーマッチで試合してました。でも1年後、俺は後楽園でメインに立ちます。自分の成長をお客さんに見てもらって、俺の成長の物語を一緒に歩んでもらいたい」と生き様を見せていくつもり。「俺も上野勇希を絶対に倒して、D王の覇者になります。まず樋口和貞と次はベルトをかけて、もう1度勝負したい。それと、こんな俺がビッグマッチのメインで試合するというのは、すごく夢があると思うんです。その夢がある姿を、いろんな人たちに見せたい」と優勝後を見据えて誓っていた。

プロ格 情報局