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12/8【全日本】アジアタッグV1戦へ大森が挑戦者・論外&カシンの会見不在に不満、パートナー・雅央にも疑念

 1・3後楽園大会でアジアタッグ王座初防衛戦が決まった大森隆男&井上雅央が8日、東京・湯島の全日本事務所で会見。挑戦者・NOSAWA論外&ケンドー・カシン不在に不満を口にした大森は。パートナーの雅央にも「カシン選手とつながってるんじゃないですかね?」と疑念を向けた。

 12・7後楽園大会での4WAYマッチを制した大森&雅央がアジアタッグ王座を奪取。大森は23年ぶり、雅央は22年ぶりの戴冠となった。自身の30周年記念イヤーに最古のベルトを手にした大森は「あるべきところにベルトが戻ったというふうに感じております。それは全日本プロレスにおいての使命であると同時に、やっぱり我々がこのベルトを巻くべきなんだという答え」と言い切り、雅央は「これからまた新しい、若い頃とは違う試合、若い人間の手本になるような試合を見せていきたい」と王者の責任を口にした。

 戴冠後、論外が現れ、カシンとの挑戦を表明。1・3後楽園大会での初防衛戦が決まった。が、この日の会見に二人の姿はなし。「本来なら挑戦決定したんだったら会見の場に姿を現して意気込みを語るべき」と主張した大森は「昨日、NOSAWAR選手が一人で来て散々まくし立てて帰っていきましたけど、本当に挑戦する気持ちがあるのか。彼が一人で来たところで信じてない部分が結構ありますね」と不満を口に。挑戦の明確な意思を確認したい思いから「タッグで挑戦するんであれば、NOSAWA選手とカシン選手と合同練習じゃないけど、二人だけの会見の場っていうのを僕、ちゃんと目で見たい」と要求した。

 そして大森はパートナーの雅央にも疑念を向けた。かつて大森が出席した会見にカシンと思われる覆面記者が出現。その傍らにいたのが雅央と体型が酷似したモグラ男だった。「覆面記者がいて井上さんがいる境遇が似てる」と感じた大森は「その頃からもしかして井上さん、カシン選手とつながってるんじゃないですかね?」と疑問。雅央は「知ってるわけがない。知ってたら情報公開するよ。それは約束するよ。何も知らないから」と真っ向から否定していたが、大森が疑いをかけたことによって初防衛戦へ向けて一抹の不安を残した。


【会見の模様】
▼大森「アジアタッグ選手権試合として前代まれにみるタッグの4WAYという形で行われまして、試合前も混乱したというか、どういうふうに戦ったらいいんだというのがなかなかつかめない中で、物凄くゆかりのある井上雅央さんという頼もしいパートナーとタッグ組んで試合に臨みまして、乗り越えてベルトを手に入れることができました。本当にアジアの価値が落ちるだ何だってことを僕も散々、試合前に言いましたけど、最終的に我々がベルトを獲ったということは、やっぱりあるべきところにベルトが戻ったというふうに感じております。それは全日本プロレスにおいての使命であると同時に、やっぱり我々がこのベルトを巻くべきなんだという答えなんじゃないかと思いますね」

▼雅央「自分はご存じない方もいるかもしれませんけど、ずいぶん前にこのベルトを一度獲ったことがありまして、凄く懐かしいというか思い出があって、この歳月が流れてまたチャンスが巡ってきたんでね。そこは大森選手とぜひという気持ちで。試合形式うんぬんかんぬん、結果、僕らのところにベルトがあるのでね。これからまた新しい、若い頃とは違う試合、若い人間の手本になるような試合を見せていきたいなと思います」

――23年ぶりにアジアタッグを獲ってどんな思いがある?

▼大森「僕、正直ちゃんとした記録をみてないんですけど、全日本プロレスにおいてアジアタッグのベルトに挑戦した数っていうのは、もしかしたら僕が一番多いんじゃないですか。ここ10年近くの間に相当な数、アジアタッグのベルトに挑戦して一回も獲ったことなかったんですけど、今年、自身の30周年という年にアジアタッグのベルトを獲れたのは一つの結末を出せたなというか感慨深いですね、本当に」

――井上選手も古巣のベルトを久しぶりに巻いて感慨深いものがあったのでは?

▼雅央「そうですよね。僕が全日本辞めるまで持っていたベルトなんで、そのへんは懐かしさというか思い入れがありますよね。戻ってきたのは運かなと。巡り合わせなのかなと。それを大事に。これから年齢的に下の人間に教えていく、そういう試合をしていかなきゃいけないのかなと思います」

――試合後、NOSAWA論外選手が現れ、ケンドー・カシン選手との挑戦をアピールして初防衛戦が決まったが?

▼大森「試合がもう決定なんですかね。本来なら挑戦決定したんだったら会見の場に姿を現して意気込みを語るべきでしょう。昨日、NOSAWAR選手が一人で来て散々まくし立てて帰っていきましたけど、本当に挑戦する気持ちがあるのか。彼が一人で来たところで信じてない部分が結構ありますね。昨日、彼が言ってたパートナーを連れて目の前に現れるんだったら拒む理由は特にないと思いますけどね」

※取材陣がカシンから預かったコメントを代読

▼カシン「ブラボー、アジアタッグもブラボー、全日本もブラボー、全日本、ノアファンもブラボー、白石伸生もブラボー、ガチンコプロレスもブラボー、雅央の顔もブラボー、隆男は巡業でブラボー、せっかく秋山を追い出したのに追い出されるTAJIRIもブラボー、虹はレインボー、スタローンはランボー、反射してまぶしいRIZINのスポンサーはYogibo、ダービーラインはスケボー、ヒジはエルボー、みんなブラボー、諏訪魔はかまぼこ。以上、陸の王者ケンドー・カシンより」

▼大森「今のカシン選手の意気込みなんですか? ちょっと要約するとどういうことなんですかね。頑張る? 挑戦する意識があるということ? どうでしょう? 井上さん。これ。我々はどうとったらいいんですかね」

▼雅央「タイムリーな流行語じゃないけど、まったく意味不明」

▼大森「まったく意味不明だけど、きちんと韻は踏んでましたね。耳に入ってくるテンポとかリズムは心地よかったです。まだ信じられないですけど。どうしましょう? 真剣に挑戦する気であれば拒む理由はないですかね。迎え撃ちますか?」

▼雅央「3日のリングにカシン選手が本当に来るのか。来たらもちろん試合はしますけど」

▼大森「コメントももちろん結構なんですけど、タッグで挑戦するんであれば、NOSAWA選手とカシン選手と合同練習じゃないけど、二人だけの会見の場っていうのを僕、ちゃんと目で見たいですね。それはチャンピオンからの要求として。二人もまとまってないような感じがするんですよ、すでに」

※写真撮影の際

▼大森「そういえば覆面記者っていましたよね。モグラ男も。その頃からもしかして井上さん、カシン選手とつながってるんじゃないですかね?」

▼雅央「そんなことはない。ないない」

▼大森「覆面記者がいて井上さんがいる境遇が似てるんですよ」

▼雅央「何年前の話?」

▼大森「5、6年前ですかね。今回、立場が違うんですけど、井上さんがカシン選手の対戦相手にいて。で、俺がいて。登場人物が立場が変わっても。疑いたくはないんですけど、何か知ってるんじゃないかなと思って」

▼雅央「いやいや、知ってるわけがない。知ってたら情報公開するよ。それは約束するよ。何も知らないから」

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