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12/8【全日本】V1戦で最強タッグ覇者迎撃決定 諏訪魔が5冠争い阻止予告、宮原に「負けたらVM入り」要求

 1・2後楽園大会で世界タッグ選手権試合が決まった王者・諏訪魔&KONO、挑戦者・宮原健斗&野村卓矢が8日、東京・湯島の全日本事務所で会見。自らが優勝を逸した最強タッグを制した宮原&野村をV1戦で迎え撃つ諏訪魔は二人の5冠争い阻止を予告し、宮原には負けたらVM入りを迫る構えをみせた

 世界タッグ王者として『2022世界最強タッグ決定リーグ戦』に臨んだ諏訪魔&KONOのVMコンビだったが、3勝3敗1無得点試合・勝ち点6の不振に終わり、優勝を逸した。そして1・2後楽園大会でリーグ戦を制した宮原&野村を迎え撃つ初防衛戦が決定。諏訪魔&KONOにとっては名誉回復を図る一戦となる。

 「最強タッグの期間が長い。それだけ」とV逸を意に介していない諏訪魔は「今回のタイトルマッチもそうだけど、一発勝負の怖さっていうものを見せつけてやる」と強気に宣言。仮に王者・宮原に勝利すれば三冠獲りの道も開けてくるとあって「これは俺にとっても一気に今の形勢を逆転するようなものになるな。ブードゥー・マーダーズの新章が確立されるな、これは。面白い。やってやる」と舌なめずりした。

 宮原と野村は翌日の1・3後楽園大会で三冠ベルトをかけて対決する。世界タッグを戴冠すれば宮原が5冠王者に君臨。翌日の三冠戦は5冠争いにもなる。諏訪魔は「それは阻止するしかねぇな。そんなうめぇ話なかなかいかねぇぞ」と断固食い止める構えをみせた。

 VMコンビは最強タッグ公式戦(11・13後楽園)で宮原&野村に勝利している。諏訪魔は「やる意味がはっきり言ってないような気がする」と言いつつ、一つテーマを見出している。宮原のVM入りだ。「お前の中に悪の心があるんだよ。そこをお前、どんどん出させてやるから。本当のお前は根が悪いはずなんだよ」と確信をもって断言した諏訪魔は「当日、俺らに負けて、こっちに来いよ、お前。3カウント獲られたらわかるよ」と最高男に負けたらVM入りを迫った。

 パートナーのKONOは最強タッグを振り返って「対戦相手のほかにもう一人敵が、僕らの邪魔をしてくるヤツがいた」と和田京平レフェリーの存在を警戒。宮原が「今が100点満点でしょうね。MAXを100としたら。一番タッグとしてはこれ以上ないチームに仕上がってる」と野村とのタッグに自信を見せると、「こっちのチームはまだ60点なんで、あと伸びしろあるんで大丈夫です」と応戦。「ただでかいだけ。特に中身はない。それを2日、証明するから」と通告されても、「やれるもんならやってみろ、このヤローって感じ。お前三冠チャンピオンなんだろ。ベルト引っぺがしてやる。覚悟しとけ」とその先の三冠挑戦も視野に入れていた。

【会見の模様】
▼宮原「昨日は優勝を果たすことができて、この記者会見に来れたことを非常にうれしく思います。最強タッグシリーズを通して、厳しい中から優勝を目指すことへのモチベーションを落とさずに戦い抜けたのは、本当に皆さんの応援あって、僕らは今日この場にいることができています。そう思えるシリーズでした。本当にありがとうございました」

▼野村「最強タッグ、最初は全然結果が出なかったんですけど、後半になるにつれてお互いの息も合って、しっかり結果も出せて、優勝という有言実行できたんでそれはうれしく思っています。これからどうなるかわかりませんが、僕たちもっともっと上に行くための会見だと思ってるので頑張ります」

――世界タッグ戦について

▼宮原「宮原健斗と野村卓矢は今しかないタッグだから。今しかないタッグだからこそ、この優勝トロフィーをつかむことができたんで。この1月2日の世界タッグベルトも必然的に俺らの腰に巻かれることになりますよ」

▼野村「最強タッグ開幕戦、僕たち敗れてるんですけど、その時とは全然、息が合ってるし、全然比べ物にならないほど強くなってると思うんで。タイトルマッチ絶対勝ちます」

▼諏訪魔「最強タッグでこの二人には勝ってるわけなんだよ。やる意味がはっきり言ってないような気がするし、ただ、たまたま優勝したから挑戦をしてくるっていうだけだなと思う。まぁ、この二人は俺たちブードゥー・マーダーズのいけにえになると。それしか楽しみないな、正月は。まぁ、そんぐらいだな」

▼KONO「相棒の諏訪魔が言った通り一度もう勝ってるので、仕方がないから受けてあげるぐらいの気持ちで、挑戦者チームには頑張っていただきたいと思います」

――挑戦者チームは試合を重ねるごとにタッグチームとしての完成度が高まった感があるが?

▼宮原「今が100点満点でしょうね。MAXを100としたら。一番タッグとしてはこれ以上ないチームに仕上がってると思いますんで、それはファンの皆様も思ってるんじゃないですかね」

▼野村「何より結果も出して、たぶん僕たち今一番勢いがある状態なんで、そういう意味でも僕たちは今挑戦しないとっていう感じですかね」

――これまで宮原選手から抱きつかれるたびに拒絶反応を示していたのが、優勝後は仲良く肩を組んでいたが、それが変化を象徴していると?

▼野村「まぁ、そうですね。はい」

――拒絶反応は消え去った?

▼野村「消え去ってはいないけど、結果こうやって二人で出せたのは少しずつ距離を縮めていったからだと思うので、それを1月2日のタッグタイトルにぶつけて勝つだけって感じですね」

――王者でありながら優勝できなかった現実をどう受け止めている?

▼諏訪魔「そんなの最強タッグの期間が長い。それだけ。そこがまぁいいんじゃねぇのっていう。ハッキリ言って今回のタイトルマッチもそうだけど、一発勝負の怖さっていうものを見せつけてやる。とにかく一発なんだよ。何があったって。その怖さを知らしめてやりたいななんて思ってんだけどね」

▼KONO「試合中に対戦相手のほかにもう一人敵が、僕らの邪魔をしてくるヤツがいたんですね。レフェリーという。あれに関しても僕らには不利だったリーグ戦ではないかなと思いますね。そこをしっかりしてれば僕たち勝ってるんです。そこも対策を練らなきゃないなと勉強になりました」

――諏訪魔選手は「やる意味がない」と言っていたが、相手に三冠王者がいるのはモチベーションにならない?

▼諏訪魔「そうだな。5冠になるってことか、俺らが敗れたら。それは阻止するしかねぇな。そんなうめぇ話なかなかいかねぇぞっていう。そうだな。今、面白い話聞いたな。ちょっと嫌がらせしてやろうかなと思うな」

――宮原選手に直接勝つことがあれば三冠への道も開けてきそうだが?

▼諏訪魔「これは俺にとっても一気に今の形勢を逆転するようなものになるな。ブードゥー・マーダーズの新章が確立されるな、これは。面白い。やってやる」

――野村選手との距離が完全に縮まっていない感は否めないが?

▼宮原「この距離が俺らのパーフェクト、ベストなんで。これが今一番いい距離感ですよ。ただ、チャンピオンチーム、僕に言わせればブードゥー・マーダーズの鎧を被ってるだけだから。特にKONO。ただでかいだけで何も考えてない。発言を聞いてもわかるだろ。あんたのメッキ剥がしてやるよ2日。あんたが世界タッグのベルト持ってたらな、未来はないよ。何とか言ってみろよ」

▼KONO「あ、僕ですか。そうですね。何でしょう。メッキを剥がされる、ブードゥー・マーダーズの鎧を着てると言われてますけど、実際、最強タッグの公式戦では勝ってますし、何を言ってるのか。やれるもんならやってみろ、このヤローって感じです」

――相手の弱点はどこにあると思う?

▼野村「たぶんチャンピオンチーム、一回僕たちに勝ってることで、一回僕たちに勝ってることを言ってるんで、たぶん油断してるなと思うんで、どうぞ油断しててください。僕たちは優勝して勢いあるし、あの頃と比べ物にならないぐらいもっともっと手が合ってきてるんで、そういう意味ではしっかり突いていきたいと思います」

▼宮原「見てわかる通りだよ。ただでかいだけ。特に中身はない。それを2日、証明するから」

▼諏訪魔「隣にいる宮原。お前の中に悪の心があるんだよ。そこをお前、どんどん出させてやるから。当日、俺らに負けて、こっち側なんじゃないか? 本当のお前は根が悪いはずなんだよ。こっちに来いよ、お前。3カウント獲られたらわかるよ」

▼KONO「まぁ、こっちのチームはまだ60点なんで、あと伸びしろあるんで大丈夫です」

※写真撮影の際、諏訪魔がKONOを押して宮原に激突させると

▼宮原「ただでけぇだけなんじゃねぇのか? てめぇ」

▼KONO「でかくて何が悪いんだよ?」

▼宮原「あんのか? 頭がよ。お前のメッキ剥がしてやるからな」

▼KONO「いいよ、お前三冠チャンピオンなんだろ。ベルト引っぺがしてやる。覚悟しとけ」

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