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12/16【プロレス大賞】オカダがMVP&ベストバウトW受賞、故・猪木さんに栄誉賞 『2022年プロレス大賞』

 東京スポーツ新聞社制定『2022年度プロレス大賞』選考会が15日、行われ、新日本のオカダ・カズチカが最優秀選手賞(MVP)と年間最高試合賞(ベストバウト)をダブル受賞した。

 オカダは今年、1・4東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。6月に同王座から陥落したものの、8月のG1 CLIMAXで史上4人目の連覇を成し遂げた。50周年イヤーとなった新日本をけん引したことが評価され、2019年以来3年ぶり5度目のMVP受賞を果たした。

 ベストバウトは新日本8・18日本武道館大会におけるG1優勝戦「オカダvsウィル・オスプレイ」が選ばれた。オスプレイは初受賞。勝者・オカダは2020年以来2年ぶり8度目で、MVP&ベストバウトのダブル受賞は2019年以来3年ぶり4度目となった。

 ほかにも新日本のジェフ・コブ&グレート-O-カーンが最優秀タッグチーム賞、全日本の三冠ヘビー級王者・宮原健斗が殊勲賞、オーカーンが敢闘賞、GLEATの初代G-REX王者エル・リンダマンが技能賞、全日本の安齊勇馬が新人賞、スターダムのワールド・オブ・スターダム王者・朱里が女子プロレス大賞をそれぞれ受賞。10月1日に逝去した故・アントニオ猪木さんにプロレス大賞栄誉賞が贈られた。受賞者一覧は以下の通り。


☆東京スポーツ新聞社制定『2022年度プロレス大賞』選考結果

▼最優秀選手賞(MVP)
オカダ・カズチカ(新日本)

▼年間最高試合賞(ベストバウト)
「G1 CLIMAX 32」優勝決定戦「オカダ・カズチカvsウィル・オスプレイ」(新日本8・18日本武道館)

▼最優秀タッグチーム賞
ジェフ・コブ(新日本)&グレート-O-カーン(新日本)

▼殊勲賞
宮原健斗(全日本)

▼敢闘賞
グレート-O-カーン(新日本)

▼技能賞
エル・リンダマン(GLEAT)

▼新人賞
安齊勇馬(全日本)

▼女子プロレス大賞
朱里(スターダム)

▼プロレス大賞栄誉賞
アントニオ猪木


【オカダの受賞コメント】
▼オカダ「50周年という節目の年にMVPを獲れて凄くうれしいのがありますし、猪木さんもずっと試合に来てほしいという話をしていた中で亡くなってしまって。だけど、こうやってMVPを獲ることができて、しっかりと猪木さんにいい報告ができると思いますので。この流れに乗って1月4日、来年の1・4。猪木さんの追悼大会でもありますので、そちらでもベルトを獲って、また新しい、いい報告をしたいと思います」

――オスプレイとのG1優勝戦で年間最高試合賞を獲得したことについては?

▼オカダ「あの試合っていうのは、G1 CLIMAX自体が凄くつらい大会だったんですけど、その中で決勝戦で獲ることができて凄くうれしいですね。自分が優勝して獲ることができたんで。凄く濃い1年でした。試合もそうですし、OBの方たちが来られたりして、50周年、凄く濃かったんですけど、あの試合を評価していただいて獲ることができて凄くうれしいですね」

――旗揚げ50周年イヤーの節目の年にかける思いは並々ならぬものがあったと思うが、その活躍が認められての受賞は過去のMVPと比較すると?

▼オカダ「正直、50周年だから頑張らなきゃというのはなくてですね、毎年毎年しっかり戦ってプロレスファンの皆さんにプロレスを楽しんでもらうのが一番だと思ってるので。50周年だから気合入れたってわけでもないですけど、こうやって50周年、もちろんリング上もそうですし、それ以外のことも認められてMVPを受賞できたということなので、ありがたいことだなと思いますし。胸を張って来年に向けてやっていきたいなと思ってます」

――5度目のMVPで、6回の猪木さんに次ぐ歴代単独2位となったが?

▼オカダ「正直そこまで記録を目指してとか、猪木さんを超えてやろうということは今まで考えてなかったんですけど。あと1回獲ったら猪木さんに並びますし、2回獲れば超えられるということなんですけど、だからといって猪木さん超えっていうわけにはもちろんいかないと思いますし。たとえMVPを獲ることができなかったとしても、違う形で猪木さんを追いかけていかないといけないと思いますから。そこはしっかりとMVP獲る獲らないに限らず…獲らなくても活躍できないわけじゃないと思いますし、いい年を毎年毎年過ごしていきたいなと思ってますね」

――オスプレイとはIWGP世界ヘビー戦で激闘を繰り広げてきたが、特別な思いはある?

▼オカダ「オスプレイと獲れたというのはうれしいですね。もともと僕が新日本に呼んだ選手ですし、そこからここまで成長して、こうして獲ることができたので凄くうれしいですね。オスプレイは悔しいと思いますよね。僕も負けた試合でベストバウトというのは悔しいので。次は勝ってって思ってるでしょうけど、そこは僕がさせませんよって気持ちはありますね」

――キャリアの中でも記憶に残る試合になった?

▼オカダ「今年のベストバウトに選ばれたということであれば、新日本プロレス50周年にふさわしい戦いだったのかなと思いますし。去年は僕じゃないですもんね。毎年毎年そういう試合を…その前もそうですし、できてるというのはプロレスファンの皆さんに届けられてるなっていう気持ちはあるので。今回もまた久しぶりにベストバウトを獲れて、皆さんの心に響くような、残るような試合をまたやっていかなきゃいけないと思いましたね」

――2023年の抱負を。

▼オカダ「今年50周年だったので、50周年は凄かったよねっていうふうに言われないように、来年もしっかりと盛り上げていかなければと思いますし、他団体でも色々と盛り上がってきてるところもたくさんあると思いますから。そこに負けないように新日本プロレス、まだまだ業界のトップとして引っ張っていかなきゃいけないと思います。その新日本プロレスを引っ張っていくのはIWGP世界ヘビー級チャンピオンだと思うので、IWGP世界ヘビー級を1・4で獲って、また来年も引っ張っていって、またMVPやベストバウトを獲れるような活躍をしていきたいなと思います」

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