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12/19【NOAH】暗転後も“モリスコール"おさまらず…ノア新外国人ジャック・モリスが年の瀬に急浮上、歓喜の中嶋撃破

『STAR NAVIGATION 2022』東京・後楽園ホール(2022年12月19日)
○ジャック・モリスvs中嶋勝彦×

 ノア外国人選手の注目株ジャック・モリスが一騎打ちで中嶋を撃破。次の試合のために場内が暗転してからも“モリスコール"が収まらぬ状況を作り出し、年の瀬にその存在感を一気に強めた。

 両者のシングルは8・19後楽園大会でのN-1公式戦以来、ちょうど4ヶ月ぶり。前回は中嶋に軍配が上がっているが、この4ヶ月ですっかりノアに定着しながら“進化"を遂げたモリスが、新世代台頭のタイミングで雪辱を目指した。

 序盤から中嶋の手厳しい猛打にさらされたものの、しなるようなスパインバスターやトペ・スイシーダ、力技のファルコンアローなどで反撃。右ハイキックも避けてジャーマンで投げ捨て、さらに中嶋もトラースキックを叩き込んで両者大の字となると、声援可能な後楽園は“モリス"コールに包まれた。

 立ち上がっても中嶋と互角の打撃戦を展開。ボディへの非情サッカーボールキックやランニングローキックを浴びて再び窮地に陥ったものの、モリスコールに支えられて乗りきると、ヴァーティカル・スパイクを着地してかち上げ式の飛びヒザ蹴りをドンピシャリ。ターンバックルめがけてランニング・デスバレーボムで中嶋をぶん投げるや、四つん這いの中嶋めがけて跳躍力十分のフロッグスプラッシュを投下だ。続けざまに必殺タイガードライバーで叩きつけて3カウントが数えられるや、場内は大きなどよめきに包まれた。

 後楽園の歓声に喜色満面のモリスは、歓喜のガッツポーズを繰り返してから退場。次の試合のために場内が暗転しても、興奮冷めやらぬ場内はしばしモリスコールが収まらなかった。

 彫刻のような肉体と甘いマスクだけではない。中嶋に雪辱して、年の瀬に一気にその存在感を急浮上させたモリスは「2023もずっと勝ち続けていく」と飛躍の来年を見据えた。

【モリスの話】「N-1 VICTORYで中嶋選手に負けてから、ちょうど122日経ったんですが、この4ヶ月間、ずっと負けたことは頭にあった。今日勝って借りを返すことができたと思っています。このままの勢いで、2023年もずっとずっと勝ち続けていきたいです」

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