12/23【新日本】毘沙門がドームIWGPタッグ挑戦へ弾み 好連係でテンコジ撃破

『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2022年12月23日)
○後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvs小島聡&天山広吉×

　毘沙門が好連係でテンコジを撃破。1・4東京ドーム大会でのIWGPタッグ挑戦へ向けて弾みをつけた。

　WORLD TAG LEAGUE連覇を達成した後藤&YOSHI-HASHIは1・4東京ドーム大会でIWGPタッグ王者・FTRに挑戦する。年内最終興行となったこの日は元王者でもあるテンコジ・天山&小島と激突した。

　タッグ力に定評のある毘沙門だが、タッグ歴ではテンコジに一日の長がある。後藤がダブルモンゴリアンチョップ、天山の倒れ込みヘッドバット&小島のロープ越しエルボードロップの同時投下で先制を許してしまう。それでも天山にダブルタックル、小島に太鼓の乱れ打ちで反撃。序盤からチーム力を競い合った。

　その後、YOSHI-HASHIが天山、後藤が小島と個人戦で火花。だが、毘沙門の連係は空転し、後藤が小島のコジコジカッターで動きを止められ、天山のアナコンダバイスに捕まった。YOSHI-HASHIも小島にカットを阻まれ、ピンチを迎えた。

　それでも後藤はテンコジカッターを食い止め、YOSHI-HASHIがトラースキックで援護射撃。小島をYOSHI-HASHIのトラースキック、後藤の牛殺しの連続攻撃で蹴散らした。粘る天山に河津落としとヘッドハンターの合体技で追い討ちをかけると、消灯を爆発させて3カウントを奪った。

　毘沙門が元王者でもあるテンコジに快勝。年内最終興行で1・4ドームでのIWGPタッグ戦へ向けて追い風を吹かせた。「本当の意味であの歴史のあるタッグチームを超えるにはタッグベルトがやっぱり必要だろう」とテンコジ超えを見据えた後藤は「FTRだか何だか知らねぇけどよ、このGTRが相手になってやる」と王者組に宣戦布告。YOSHI-HASHIも「新日本プロレスのタッグといえば毘沙門。日本中のプロレスファン、世界中のプロレスファンがそれを認知するように、俺たちは次の1・4東京ドームでIWGPタッグのベルトを必ず取り戻す」と返り咲きを誓ってみせた。