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12/28【IGF/巌流島】猪木さん追悼セレモニーで愛弟子・藤原が「1、2、3、ダー!」 小川が“闘魂イベント”継続に意欲

『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』東京・両国国技館(2022年12月28日)

 『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』のメインイベント終了後、10月1日に死去したアントニオ猪木さんの追悼セレモニーが行われ、愛弟子・藤原喜明が「1、2、3、ダー!」で締め。令和猪木軍の総監督を務めた小川直也は“闘魂イベント”の継続に意欲を見せた。

 田中ケロリングアナが猪木さんの選手コールで呼び込むと、令和猪木軍の小川直也総監督、安田忠夫、石井和義正道会館館長が入場。出場全選手が集結し、RIZINの榊原信行CEO、安田忠夫、飯伏幸太、西島洋介山もリングに上がった。

 小川がマイクを持ち、「皆さん、今日はありがとうございました。猪木さんについて選手1人1人聞きたいところなんだけど、誰か聞きたい人いますか?」と観客に呼びかけると、その声に応えて選手たちにマイクを渡していく。榊原CEOは「12月31日、RIZINなりの猪木さんへのレクイエムをしっかりやりたいなと思います」と大みそかに向けて気合いを入れると、「僕は猪木さんの足元にも及ばないと思いますけど、その気持ちは持っていいと思いますので、その気持ちを持って、僕なりの猪木イズムを突き進んでいきたいと思います」と前向きに語った。

 安田は「猪木さんどうもお世話になりました。ありがとうございました」と言葉少なにコメント。マイクを渡された藤原は「面倒臭いな、俺は締めるわ。本日はたくさんのご来場、誠にありがとうございます」と強権を発動すると、観客とともに「1、2、3、ダー」と雄叫びを上げて大会を締めくくった。その後、小川総監督が改めて大会継続に意欲を見せてフィナーレとなった。

 小川は総括の場でも「闘魂イベントとして、闘魂の字を、猪木さんの思いを絶やすなということで、我々はやっていきたいなと思っています」と改めてイベント継続に意欲。小川の関わり方は未定だが、「猪木さんのことに関しては協力を惜しまないつもりでいる」と全面的なバックアップを約束した。小川が求めたプロレスラーの参戦要請ついても「今回は柴田君1人になりましたけど、これからもっと増やしていってほしいなと。もっと猪木さんを思っている人は今日のこの数だけじゃないと思うし、猪木さんに関連した人はどんどんどんどん闘魂という言葉を残すべき人になってほしいなと思ってます」と今後も継続していく姿勢を示した。

【小川の総括】
▼小川「この時期に急なINOKI BOM-BA-YEの開催にあたって、いろいろと急ピッチに進めてきたんですけど、今日は初日なので。これからちょっと反省しながら、次につなげるのかどうか。最後のメッセージなんですけど、闘魂イベントとして、闘魂の字を、猪木さんの思いを絶やすなということで、我々はやっていきたいなと思っています」

――試合された選手から闘魂は感じた?

▼小川「積極的にお客さんを沸かせるような試合。猪木さんがよく言う勝ち負けを超えたものは選手全員がそれを心がけて、今日試合をしてたと思います。逆にそういう試合が多かったんじゃないのかなと。どのファンが見てもわかりやすい試合内容だったと思います」

――それが第2回、第3回と続くようであれば、小川さんも協力する?

▼小川「猪木さんのことに関しては協力を惜しまないつもりでいるし、それぞれ猪木さんがいなければ今日こういう日はなかったという人がほとんどだと思うんですよ、レスラーの中で。今回はもともとプロレスの参戦が少ないって言ってたんですけど、柴田君1人になりましたけど、これからもっと増やしていってほしいなと。もっと猪木さんを思っている人は今日のこの数だけじゃないと思うし、猪木さんに関連した人はどんどんどんどん闘魂という言葉を残すべき人になってほしいなと思ってます」

――小川さんがメインに推していた柴田選手の試合はどう見た?

▼小川「プロレスラーとしては立派な試合をしたと思います。お客さんを沸かすというか。前がいい試合してきただけに、メインの役割というのは重大だったと思うんですけど、その役もしっかり自分が出ると決意した時から、試合だけじゃなくて、試合の前からプロレスラーとしてしっかりとした対応、そして意気込みと。そういう面でファンを引きつけたと思いますし、そういうレスラーが勝ち負けを超えた部分で出てきてほしいなと思います」

――今日の大会を見て、猪木さんだったらなんて感想を言うと思う?

▼小川「猪木さんは満点がないんで。常にダメ出しの猪木さんなんで。決してそれはないです。満足することなく、次は面白い、次は面白いという興行にしろ。それが猪木さんだし。あえて言えば、ハプニングがあったとすれば、最後に全国1億人のダーのつもりが、藤原さんが終わらせてしまった。それが唯一の心残りだなと思ってます」

※ここでジョシュ・バーネットが現れると

▼小川「今日、ジョシュの試合は最高でした」

▼ジョシュ「STOはなかったけど」

▼小川「次はSTOで」

▼ジョシュ「STOから足4の字で」

▼小川も「ジョシュも猪木さんの弟子として協力してくれて、本当にいい試合してくれて。巌流島じゃなく、またプロレスとしても、いろんなところでこれからも携わっていってほしいなと思ってます」

▼ジョシュ「猪木さんのスタイルを伝承していきたいと思っています」

▼小川「世界にも猪木さんがいるっていう人がジョシュもその1人ですし、そういう選手が今こうやって直に来て、インタビューの時間を設けてないんだけど、来てくれて、猪木さんのことをアピールするっていう。これは僕だけのことじゃなくて、レスラー全体のことなんで、そこは皆さんわかっていただきたいと。次、ジョシュは必ず来てくれると思います。ジョシュの次の試合に期待したいです」

▼ジョシュ「(小川に)一緒にやろう。試合させてください」

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