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12/30【GLEAT】リンダマンが石田粉砕でG-REX熱闘V7 2023年へ「GLEATしようぜ」締め

『GLEAT Ver.4』TOKYO DOME CITY HALL(2022年12月30日)
G-REX選手権試合 ○エル・リンダマンvs石田凱士×

 リンダマンが因縁の石田を熱闘の末に粉砕してG-REX王座V7。改めて他団体に宣戦布告したリンダマンは2023年に向けて「GLEATしようぜ」の雄叫びで締めくくった。

 10・9後楽園大会でGLEAT初参戦を果たした石田は、11・23後楽園大会でクワイエット・ストームと組んでG-INFINITY王座に挑戦したものの、試合中にストームを襲撃してタイトル戦をぶち壊しに。そして、ハートリー・ジャクソン、フラミータ、Yutaniと新ユニットを結成を宣言。リンダマンに宣戦布告し、年末のTDCホール大会で至宝・G-REX王座に挑戦することになった。

 序盤は一進一退の攻防となったが、石田が右ヒザ攻めで主導権を握る。反撃を潰されて防戦一方となったリンダマンはエクスプロイダーを皮切りに巻き返したものの、石田はリンダマンを場外に追いやると、エプロンから強烈なランニングローキックで蹴りつけた。

 激しい裏の読み合いでも競り負けて、サッカーボールキックを食らってしまったリンダマンだが、絶叫とともに串刺しドロップキックをぶち込んで石田の動きを止める。雪崩式腕ひしぎ十字固めに捕獲。石田がアンクルホールドで切り返しても止まらずに、ジャーマンの構えに。石田が這うようにしてエプロンに逃れても、そのまま強引に引っこ抜いて後頭部からロープに激突させた。

 エルボー合戦で気持ちをぶつけ合うと、ヒザを攻められても引かないリンダマンがローリングエルボーで打ち勝つ。バックドロップでも引っこ抜くと、石田の足技に苦しむが、コーナーめがけてのエクスプロイダーで再び攻勢に。

 だが、ダイビングボディプレスが自爆に終わってヒザを強打すると、石田はすかさずバズソーキックを一閃。リンダマンも即座にジャーマンを返してどうにか両者大の字に持ち込む。石田はコーナーで串刺しジャンピングハイキックを見舞うも、強引に抱え上げたリンダマンはパワーボムで投げ捨てると、熊殺し(変型一本背負い)から間髪入れず強引にジャーマンを狙った。

 こらえた石田は右足をアンクルホールドで捕獲するが、リンダマンは強引に振り払うと、今度こそジャーマンでぶっこ抜く。ロープを掴もうとする石田に対し、力ずくで再度ジャーマンをズバリ。タイガースープレックス狙いは石田に防がれたものの、アルゼンチンの構えから旋回して落とす変型ボムで鎮圧。高角度タイガースープレックスで投げて3カウントを奪った。

 リンダマンが執念でG-REX王座V7。「しんどかったけど、G-REXのタイトルを取ってから、思い返せばタイトルマッチしんどくなかった経験なんて1回もないわ。しんどいことをして、この先もしんどいことをして、それがG-REXだし、それがあったからG-REXのタイトルは輝いているし、リンダマンとしてこのGLEATのリングに立っている」。疲労困ぱいになりながらもリンダマンがそう断言すると、場内は大きな拍手に包まれた。

 「俺は最初からずっと言ってきてるよな。他の他団体にどんどんケンカ売っていく、宣戦布告していくってよ。今日もまた1つ強くなった。どんどん強くなっていく、リンダマンとGLEATは。観に来てるのか、どこで聞いてるのかわからないけど、どこの団体のどんなヤツでも俺らGLEATは逃げないぞ」とリンダマンは改めて他団体にも宣戦布告。「GLEATは俺だけじゃないんだ。他のヤツもいる。全員ぶっ倒されたら最後にこの俺、ザ・グレイテスト・チャンプ、エル・リンダマンが、日本のプロレス界が…いや、東スポプロレス大賞選考委員が認めたこの技能で全員ねじ伏せてやるからよ」と豪語した。

 改めてGLEATのメンバーや観客に感謝の言葉を投げかけると、「いつもメインのリングは勝者のみが『GLEATしようぜ』って締めることができるけど、今年に関しては、周りの助けもあったからな」と所属選手たちをリングに呼び込む。

 「俺たちは馴れ合いじゃないからな。今、こうしてメインに立って、GLEATのリングで一番おいしいところを持っていってるリンダマンを蹴落とそう、引きずり落とそう、マイクを奪おう、そんな覚悟を持って2023年はこのリングで疾走感を持って戦っていってほしいよ」と選手たちにも注文をつけたリンダマンだが、年末年始に休む暇はない。GLEATは来年の1月8日、初進出となるエディオンアリーナ大阪大会が待ち受けている。リンダマンは同日に行われるバトルロイヤル優勝者をG-REX王者として迎え撃つ。

 リンダマンは「全世界中のヤツらが休んでも、俺たちGLEATだけはまだまだ踏ん張って、年越えて、気合い出していくぞ」と大号令。迫り来る2023年に向けて、リンダマンは所属選手や観客とともに「みんなで一緒にGLEATしようぜ!」の雄叫びで締めくくった。

【試合後のリンダマン&CIMA&T-Hawk&山村】
▼リンダマン「2022年最後もしっかりリンダマンがG-REX防衛して締めたぞ。だけど、12月30日、ここでGLEATは終わらないですから。年を越えたら、2023年1月8日、僕たち初進出のエディオンアリーナ大阪大会。そこまでビッグマッチ。僕たちGLEATはぶっちぎりますから」

▼CIMA「リング上でリンがマイクするまで、俺はこのあと暴飲暴食しようかと思ったよ」

▼リンダマン「すいません。もうちょっと待ってもらって。まあね。大阪ではG-REXのタイトルマッチがとりあえず決まってて、挑戦者ですよ、挑戦者。大阪の試合で、GLEAT RUMBLE…バトルロイヤルでGLEATの選手から」

▼CIMA「もちろん我々もいくよな?」

▼T-Hawk「当たり前ですよ」

▼CIMA「ランブルに入らせてもらうで」

▼リンダマン「馴れ合いじゃないですから。誰が来てもいくらでも、恨みっこなしで」

▼CIMA「声出しあり大会やからな」

▼リンダマン「そうだ」

▼CIMA「そして、山村からも、もしかしたら何かしたら発表あるかも」

▼山村「あるかもしれないですね」

▼リンダマン「なに?」

▼山村「それはちょっと…」

▼リンダマン「GLEAT式だね。GLEATのtwitterも俺たちにお知らせを教えてくれないから」

▼CIMA「山村の発表もあるかもしれんし、G RUMBLEも、G-REXのタイトルマッチもあるかもわからんけど、残念ながら#STRONGHEARTSのメンバーとして、そこに鬼塚一聖はいないから。俺らはいつでもそんなもんやからよ。鬼塚一聖、叩き落としたるわ。いつでもかかってこい」

▼T-Hawk「CIMAと一緒だ。リンも言ってたけど、馴れ合いじゃねえんだよ。それはそうだ」

▼リンダマン「彼なりの覚悟を持って、あの発言をして、負けたわけですから。俺たちの対角コーナーに立つんだったら、きっちり#STRONGHEARTSのやり方で叩き潰してやるからな。てな感じで」

▼CIMA「まずは2022年ひとまず終わったけど、2023年は1月8日から戦いが始まるから。山村、もしかしたら鬼塚の件は複雑な感情かもわからんけど、そんなもん関係ないから」

▼山村「そうですね」

▼リンダマン「とりあえず年内は終了。2022年、本当にありがとうございました。2023年は今年以上にGLEATしようぜ!」



【試合後の石田】
▼石田「今日は俺の負けや。でもな、ここからが石田凱士の始まりじゃ。俺がGLEAT来て、まだ2ヵ月しかおらん。見とけ、お前ら。ここからや。今日はG-INFINITY、G-REX獲れんかったけど、GLEATのぬるま湯に浸かってるお前らは多少これで気合い入ったんちゃうんか? でもな、もう遅いんじゃ。俺らには新メンバー、グリンゴも入ったんや。俺らはオーストラリア、アメリカ、メキシコ、日本。その国のハングリー精神が集まってんのや。まずは1・8エディオンアリーナ大阪。そこで俺らのチーム名発表したろうやんけ」

※他のメンバーが英語やスペイン語でアピールすると

▼石田「こういうことや。ここからが…」

※井土がコメントスペースに登場すると

▼井土「おいおいおい、石田。GLEATのリングメチャクチャにするわ、好き放題やるわ。それで今日、一番大事なところで石田負けたな。今日、俺は勝ったよ。勝ったから言わせてもらうよ。石田凱士、俺はしつこくいくぞ。俺と戦ってくれよ。もう1回やらせてくれよ、石田凱士」

▼石田「今日の12月30日、GLEATの大舞台のメインに立てへんヤツが、なに調子こいてんや。俺とやりたい? ええやんけ。俺、ええこと思いついたぞ。G-REX負けてばっかやけどな、1・8エディオンアリーナでランブルあるやろ。それの先発で俺とお前からスタートしてやってもええねんぞ。やる勇気あるのか?」

▼井土「やってやる。それが一番好都合や。俺は1対1でやりてえんだよ」

▼石田「やったるぞ。来いや」

※井土が去っていくと

▼石田「これ見たらわかるやろ? あいつがどんだけ中途半端か。絡んでくるならとことん絡め。話が終わったらそそくさと帰って。1・8、俺からしたら好条件じゃ。井土、お前が来るなら、とことんやってやろうやんけ。お前ら、1月8日、ランブル、それから俺らの新チーム名の発表。楽しみにしとけ。以上じゃ、コラ」

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