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12/31【RIZIN】クレベルの寝技不発…現役王者対決はBellatorのピットブルに軍配

『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』さいたまスーパーアリーナ(2022年12月31日)
RIZIN vs.Bellator 全面対抗戦 ○パトリシオ・ピットブルvsクレベル・コイケ×

 クレベルの寝技は不発に終わり、現役王者対決はBellatorのピットブルに軍配が上がった。

 「RIZIN vs Bellator全面対抗戦」副将戦は現役フェザー級王者同士の対戦。現在7連勝中で脅威の一本勝ち率を誇るRIZIN王者・クレベルと、2階級制覇も成し遂げているBellator王者・ピッドブルが対戦したが、試合は難しい展開となった。

 1Rが始まると、クレベルは下がりながらミドルやローキックでけん制しつつ、スキを突いて足関節などを狙っていく。ピットブルは冷静にいなして、スタンド勝負を選択し、ワンツーを浴びせると、クレベルのテイクダウンを阻止して、猪木-アリポジションになっても深追いしない。ラウンド後半はスタンド勝負が続いたが、ピットブルも寝技を警戒して仕掛けなかった。

 2Rも打撃戦が続く。クレベルはパンチをまとめて前進するもテイクダウンにはつなげない。ローキックを交錯させるだけで、どちらも攻め手に欠けた。

 3Rになると、クレベルがタックルからグラウンドに引き込むも、ピットブルはすぐさま離れる。猪木-アリポジションが続くと、ピットブルはローキックを的確に重ねた。ブレイクとなると、クレベルは打撃で圧力を掛けつつ、しつこくグラウンド戦を狙うも、ピットブルは付き合わずにスタンド勝負を継続し、同じ状況が続いて試合終了となった。

 王者対決は明確な差がない微妙な展開が続いたものの、判定は3-0でピットブルの勝利に。クレベルは得意の寝技につなげられず、連勝もストップに。全面対抗戦もBellatorの4連勝となった。

 試合後、マイクを持ったピットブルは「このアリーナでとても強い相手と試合ができて嬉しいです。倒すことはできなかったが、勝てて良かった。彼はチャンピオンに値する強い相手だと思います。次回は彼とチャンピオンベルトを懸けて戦いたい」とクレベルとの再戦を熱望した。

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