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1/3【DDT】高木が完全復活宣言 竹下の初シングル要求をスタナーで受諾

『初夢2023』東京・後楽園ホール(2023年1月3日)
スペシャルシングルマッチ ○竹下幸之介vs正田壮史×

 竹下が高木三四郎に初めてとなるシングルマッチを要求。断ると見せかけて、スタナーで奇襲して受諾した高木は「完全に元に戻して3月てめぇの前に立ってやる」と完全復活を宣言した。

 DDTとAEWの2団体に所属している竹下が新春興行に参戦。昨年末のTDCホール大会で高木の胸を借りた期待の新人・正田との一騎打ちに臨んだ。

 DDTとAEWの2団体に所属している竹下はAEWバージョンの入場テーマ曲で入場。外見が似ているとよく言われるという2人の戦いはスピーディな先制争いで幕開けした。今宵は声出し応援が認められる興行だけに、両者への声援がこだました。

 少林寺拳法仕込みの正田のミドルキックに蹴り倒される場面も見られたが、竹下はパワーの差を活かして終始試合をリード。正田も声出し応援ありの聖地に発生した「正田」コールを背に、二段蹴りやハイキック、三角蹴りなどを見舞ってチャンスを生み出したものの、竹下は揺るがない。正田の左右のミドルキック連打を真っ向から受け止めると、こん身のエルボーを一閃。バズソーキック狙いもハンマーパンチで吹き飛ばすと、ラリアットからザーヒー(ランニングニー)につなげて、完勝となる3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った竹下は「次に僕が日本に帰国するのは3月(21日)の後楽園ホール。『Judgement』なんでね。十何試合あって、全5時間興行になるんで、先に僕のやりたい相手だけ皆さんに伝えておこうと思ってマイクを持ちました」と注目発言。「僕がデビューして10年経ちましたけど、僕が入る前からDDTにいて、唯一僕がシングルマッチで戦っていないのは1人だけ。今やるしかないでしょう。今年やるしかないでしょう!」と指名したのが高木だった。

 本人を呼び込むと、竹下は「僕がmixiで高木さんに『DDTでプロレスラーになりたい。そして、世界一のプロレスラーになりたい』、そう言ってからちょうど15年が経ちました」と過去の秘話を明かし、「まだまだ世界一は遠いかもしれないけど、でも少しだけ見えるところに来てます。世界一に近づくためには、僕がプロレスラーになるキッカケをくれた高木三四郎、それも大社長としての高木三四郎じゃない。プロレスラーとしてトップを目指していたあの頃の高木三四郎に僕は勝って世界一を目指したい。高木さん、やってくれますか?」と一騎打ちを求めた。

 高木は「竹下、お前のその言葉は凄く嬉しい。でも、俺はあの頃の俺じゃないんだよ。お前とやるには自信がない」と伏し目がちに断ったが、これはブラフだった。竹下が「そこまで落ちぶれましたか。こんな大勢の前で言っておいて凄く残念なんですけど、もっと刺激のある対戦相手を探したいと思います」と捨てゼリフを残してリングを去ろうとした瞬間、高木は「嘘だ!」スタナーで奇襲したのだ。

 「お前、何年俺と付き合ってんだ、オラ。アホか! 嘘に決まってんだろ、ボケが。おい、竹下。AEW行ってな、ボケてんじゃねえのか。俺を誰だと思ってんだ? DDTの高木三四郎だ!」と吠えると、「大人げなさ、でたらめさ、やり過ぎさ全部で元に戻してやる。それだけじゃない。フィジカルも3ヵ月あれば十分だ」完全復活を予告。「完全に元に戻して3月、てめぇの前に立ってやる」と断言して、注目の初対決が決定的となった。


☆3/21(火・祝)東京・後楽園ホール『Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜』12:00開場、14:00開始

▼DDT旗揚げ26周年記念スペシャルシングルマッチ
竹下幸之介
vs
高木三四郎

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